本社/〒509-1431 岐阜県加茂郡白川町黒川2478-6 江南営業所/〒483-8043 愛知県江南市江森町南152
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稲沢市mi様邸
MHA.Case15『INandOUT』 instagram Pinterest
2024.06.22
『お客様の声』ページの充実を図ろうという大号令の元、2階建て住宅のお施主様の例としてi様のお宅におうかがいしました。もうそろそろお引渡しから5年が経ち、当時生まれたばかりの三女NIKちゃんももう5歳。時間の流れが早く感じます。
何度かお訪ねしていますので、今回の取材は記者とZOOMで行われました。筆者もちゃっかりと同席。新築計画時にミノワを選定された理由や、こだわった点、良かった点などをおうかがいしました。
特にi様邸と言えば小さい子供さんにとっては垂涎の遊びまわれる家として、三姉妹の親しい友達の間にその名が轟いているとか。(i様談)見学会にやってきた別のお客様の子も遊べる空間が気に入って計画に盛り込んだのも記憶に新しいところです。(『ERINA.Ladder』名古屋市yoyo様邸)それについてもi様が昔からこういう建物に憧れていた、という点も大きな要因になっていたという事も力説していただきました。
半年後には5年点検が控えており、またお邪魔する事になります。i様、ありがとうございました。
2022.12.28
巷の企業ではだいたい昨日今日が仕事納めだと思われます。当社でも本日午前中に倉庫の片付け整理をし、お昼前に解散となりましたが、i様邸では年末点検の際に見つかった床鳴りの補修作業が残っていました。経年による木材の乾燥収縮のためなっているものと思われます。
本社(岐阜県白川町)倉庫の片付けを終え、やれやれと完全に気を抜いていた若手のk田君を無情にも呼び出し、床下へと潜らせ作業させる非情な所業。・・・その甲斐あってか床鳴りは収まりました。
まあ、こんな年の瀬もあるさと、k田君は故郷へと帰省していきました。
今年一年お疲れ様でした。それでは良いお年を。
2022.12.03
年末点検に訪れました。完成お引渡しから約2年半経ち、外装に使用している木材もだんだんと風合いが出てきています。
点検を終えi様と雑談していると三姉妹から『庭にトランポリンがあるーー。』と呼ばれて、ほうどれどれと拝見に行ったら度肝を抜かれました。てっきり一人で乗る小さいものを想像していたらこの大きさ。奥様も『近所の子も遊びに来てくれるんですよ。』と。屋内の各仕掛けに加えこのトランポリンもあって、近所の子達には遊びスポットとして名が通っているようです。
2021.11.07
新たなお客様をご案内するためmi様邸を訪ねました。今回の方も住宅に一アイデア欲しいという方ですのでmi様邸がうってつけであろうと考えました。予想通り内部に仕掛けられたあちこちの工夫に興味津々のお客様。
特に小さいお子様はハンモックやボルダリングなどの遊具にすっかり夢中です。ご夫婦は個性的な室内空間の形状、間接照明や吹抜などの設備、造作に関心を持ってもらえた様子。
mi様も住宅計画にあたってこだわった点、実際に生活してみたご感想を話してくださいました。立地条件や家族構成、広さなどは違えど、住宅にかけるご希望は比較的似通っていたmi様と今回のお客様、非常にご参考になったのではないでしょうか。
小さいお子様をお持ちの若いご家族をOB様宅へご案内する場合、お客様の心をがっちり掴むために、数々のこだわりの仕掛けが詰まったこのmi様邸を、筆者は『Ace in the Hole(エース・イン・ザ・ホール)』と密かに心の中で名付けています。
2021.03.21
竣工から1年が経ち、定期点検に訪れました。撮影をさせていただいたり、新規のお客様を案内したりしているので、あまり久しぶりという感じがしません。思い返してみれば、完成見学会の頃にちょうど新型禍が始まる頃でしたので言われてみればもう1年が過ぎたのか、という感覚です。
室内外をくまなく点検。元気で好奇心旺盛な三姉妹が後ろをついて歩きます。おもちゃもいっぱいあるので室内が1年前よりもだいぶ賑やかになってきています。
床下に潜って、給排水管に水漏れなどないかチェック。キレイなものです。長期優良住宅では床下の点検を容易にするために、必要最低限の基礎の高さを確保するように定められています。とは言うものの閉所恐怖症の筆者、脂汗が滲む中、かろうじてヤセ我慢をして床下を前進しています。
熱交換器のフィルターを外してうっすらと溜まった埃を掃除機でキレイに吸い取ります。三姉妹も興味津々に見守ります。
住宅の容量から、熱交換器はもう一台ありますので、そちらのフィルターも取外し掃除を行いました。メーカーの推奨では約2年を目安にフィルターを新しく交換して下さい、との注意書きです。
雨天の中でしたが無事に1年点検を終えました。木造住宅ですので木材の乾燥とともにそれなりに収縮の影響で内装材が動いている個所もありましたが、まだまだ1年、キレイなものです。次回は4年後、5年点検ですが、mi様には今後も住宅見学などいろいろとお願いする事もあると思います。
2020.12.06
今回新規で住宅をご検討されているお客様を、担当者とともにi様邸を見学させていただくためにご案内しました。この日は12月とは言え良く晴れて、室内はエアコンなしでかなり暖か。断熱材の効果を含め、木材の住宅の特徴などをご説明しています。
特にi様邸はいろんな仕掛けが施してあるので、お客様も興味津々です。
今日も元気いっぱいな三姉妹。屋内の各仕掛けをお客様にご説明する度、『実演』してくれるので説得力満点です。
クッションに仲良く座ってテレビ鑑賞。室内に家具が置かれ、人が活動している「生活感」を拝見する事によって、これから建築を予定されているお客様にも十分にイメージが伝わったのではないかと思います。i様、ありがとうございました。
2020.08.20
先日撮影を依頼したカメラマンより写真のデータをもらいました。プロならではの技術、構図により撮影したキレイな写真を撮っていただきました。
筆者も現場の工事を含め『住宅』建築を図面、画像、WEBで表現する事の熱量とデータ量にかけては人後に落ちない自負を持っているつもり(技術が伴っているかどうかはさておき)ですが、こうして圧巻の画像を見せられるとさすがは本職、と感動を覚えます。
天候、光量的にも良いコンディションで撮影を行う事ができました。mi様にもお忙しい中お付き合いいただき、ありがとうございました。
2020.08.12
この春に完成お引渡し、完成見学会もさせていただきましたmi様邸にプロカメラマンとともに撮影をお願いに上がりました。春にはまだできていなかった外構工事も終わり、門柱、ポスト、植栽などが施され玄関周りがきれいに整っていました。天候も晴れ過ぎず曇りすぎずかなり良い状態です。
早速外部から撮影開始。カメラマンは視点を高くするため脚立に上って撮影します。筆者も広角レンズは持っていませんが、視点が低い場合、画角に歪みが出るのを防ぐため少しでも視点を高く、工事用のもっと高い脚立の上から撮影する事があります。
それにしてもこの南側の外構(庭)、ほとんどmi様のDIYだとか。たしか全くの建築の専門外の方だったような…、おそるべしmi様の技術力。
屋内の撮影に入りました。いろいろと撮影ポイントの多いmi様邸、カメラマンもプロならではの構図を判断しながら作業を続けます。
ダイニングの一角に空けておいたスペースにピアノが設置されていました。設計時には寸法を採寸し縦横高さの寸法を細密に出して棚の位置、エアコンの位置を図面に落とし込みました。しっくりと収まっているようです。置いてある譜面を見ると『ドラ●もんの歌』、長女nちゃんが練習中だとか。ぜひ今度拝聴したいものです。
お引渡し後初めての夏ですが、吹抜を含めるとおよそ50坪弱からなるこの空間を今のところこの14畳エアコン1台で冷やされています。先月の梅雨時は1階は寒いくらいに効いたので、サーキュレーターで上階に拡散されるようになったのだとか。カメラマンや筆者も外から中に入った途端、灼熱地獄から天国へ。こだわって施工しておいた断熱材の威力が発揮されている事が体感できました。
新型コロナ禍の中であっても家の中や庭で元気に遊びまわる三姉妹。三女nちゃんは最近階段やハシゴなど少し段差がある場所に登る事をし始めたとか。さすがはこの二人の妹ですねー、怪我をしないようにだけお気を付けください。撮影の際、邪魔にならないように隅の方でしゃがんでいた筆者も『登られ』ました。懐かれたのか、それとも新しい遊具が来たと思われたのか。
撮影も無事に完了しました。久しぶりにお邪魔し、家具などが落ち着いた内部や外構が完成した外部を拝見でき、建物としてだけでなく『生活する空間』が完成したと実感しました。お盆休みの真っ只中でお時間をつくってもらいありがとうございました。
仮設でつくった郵便受けもお役御免で戻ってきました。どこかの現場でまたお目にかかる事があるかもしれません。
2020.04.19
外構工事が開始されるまであと一ヶ月、お住まいになっていますがここにはまだ郵便受けがありません。mi様が段ボールで手作りしたものはありますが、風で飛んだり雨に濡れたりしては元も子もありません。『じゃあ木で造るか。』と若干軽い感じで作成してみました。
倉庫にあった残材から寸法を切り出し、箱型に整えビスで固定します。この時ビスを隠すため、10㎜の木錐で座掘りをしておき、同じく10㎜の栓を作って接着剤で埋め込みます。これで正面からはビスの頭が見えなくなります。
逓信のマークをレタリングします。原始的な方法ですが紙の裏を4Bの鉛筆で擦って箱にトレースする方法をとっています。そして焼き付けのウッドバーニングで木材に描き込みます。ただいま夜の10時近く、こういう事をこっそりやっている時は時間を忘れます。
表面がそのままでは雨などの水分が染みますので、塗装を施すことにしました。使用する塗料は木材保護塗料の『キシラデコール』。100均で買ってきたローラーで塗り込んでいきます。キシラデコールは数時間をおいて2度塗りをする必要がありますので、この時期乾かすのに2日ほどかかりました。
出来上がって現地に置いてみました。白い漆喰の外壁を背景にキシラデコール『シルバーグレイ』色のシックな色合いが映えています。在庫を見たとき『もっとポストらしい明るい色はないのか』と探しましたが、案外ウッドバーニングの焦げ色と相まって落ち着いて見えるから不思議です。実際の郵便受けが出来上がるまでの仮のものですがmi様にも喜んでいただけました。
新型CVの影響で外出自粛が続き、幼稚園も休園している今日この頃ですが、三姉妹にとってはまさに室内こそが楽しい遊び場となっています。はしごの中ほどからクッションへダイブする遊びを開発したようです。見ている方はヒヤヒヤしますが、実に楽しそうに使ってもらえて何よりです。
2020.04.02
お引渡し後にまたおうかがいしたところ、室内がいろいろとカスタマイズされていました。まだ小さいお子様もいるため2階の手摺には落下防止用のネットが張られていました。販売店を探し出して寸法ピッタリのものをオーダーメイド。さすがはmi様。子供室の窓にもハニカムスクリーンが取り付けられました。
1室だけ照明器具を保留していた子供室にもペンダントライトを取付け。不思議な形式のリモコンが付属、そして取扱説明書が横文字、さらにペアリングが必要な設定(っぽいイラストが)。メカ音痴かつ最近老眼も出てきた筆者は迷うことなく若手の監督にパスしました。
子供の適応力は早いもの、室内の数々の遊具を完全に使いこなしています。一番末っ子の妹さんはもう少し大きくなったらねー。喜んで使ってもらっているようで何よりです。
2020.03.30
世界各地で猛威を振るう新型CVの影響でちっとも納入されなかった給湯器がやっと取付けられました。これでようやくこの建物でもお湯を使う事ができます。今回は隣がご両親の家だったので、お引渡し後に生活を始めてもお湯はお隣から借りれたのが不幸中の幸いでした。
2020.03.21
洗面台下の棚を配管に合わせてサイズを測り、切り欠きの加工を施しました。I様が無〇良品で購入されたバスケットを並べるのにちょうど良い高さにセッティングします。
そして配管を回り込むように大小2つのバスケットを並べました。今回はツインボウル洗面台なのでこれがもう1セットあり、ちょうど配管の目隠しとなります。よくぞこれだけ寸法ピッタリの商品を見つけられたと目からウロコの思いです。
そして本日は住宅のお引渡しを行い、お引渡し後、三姉妹のお姉ちゃんから私の似顔絵をプレゼントとしていただきました。まさに感無量です。現場監督K谷君ともにすべての苦労が報われた瞬間と言えるでしょう。方眼紙を前にプランを繰り返した試行錯誤の時間も、真夏の現場で流した汗も、耐え忍んだ真冬の現場の寒さも、すべてはこの時のためにあったと言っても過言ではありません。本当にありがとうございました。
2020.03.15
本日は別件でお打ち合わせにうかがったところ、I様邸での『トイレ開き』の儀式に立ち会う事ができました。新築住宅のトイレで茶菓子とお抹茶をいただく、というこの地域の風習。長年住宅建築に携わってきたつもりですが、まだまだ知らない事がたくさんあります。せいぜい知っているのは引っ越しそばくらい…
筆者もI様邸担当者として参加し、貴重な体験をさせていただきました。この日はご親戚や近隣の方も集まって総勢十数人でのトイレ開き。お母様もお抹茶の用意で大忙しです。
初めて来場される方はそのまま内見会。大人数のにぎやかさもあり、先週に引き続き『第2見学会』となりました。
リビングの一角にハンモックを取付けました。脚立に上って金具を取り付けにのぞむと『早く乗りたーい、早く乗りたーい』と姉妹の声。背後からのプレッシャーにインパクトレンチを握る手にも力が入ろうというものです。
2階の子供室にもハンモック取付。2人で寝ころび、『押してー、揺らしてー』揺れると大歓声。
こちらのハンモックは広げると大人でも寝ころべるサイズ、そして耐荷重。早速試してみたところ、すかさず2人の愛娘からミイラパッケージ(古い!)されるI様。これはご入居後親子そろって遊べる場所になりそうです。
2020.03.12
壁掛けテレビを取付けました。今回はひな壇階段の壁面余剰スペースに取付、TVボードも階段下に埋め込むことによって省スペース化をはかります。しかし最近のテレビはYouTubeが見れたりネットフリックスが見れたりとメカ音痴の筆者にとっては苦行とも言うべき仕様となっています。できる事と言えばせいぜい電源コードを差し込むことぐらい…。
壁の裏側が階段下収納になっており、テレビ裏、ボード内の電源コードやその他配線の類はここに集約し、リビング側に配線の雑然とした様子を見せないようにしています。
2020.03.09
先日の完成見学会の雨模様から一転、本日は雲一つない快晴となりました。今週の天候の不安定な予報から、この機を逃すまいと完成写真の撮影にやってきました。相変わらずカメラの技術は向上してませんが、撮影する方としては待ちに待った瞬間であると言えます。この日ばかりは現場内を縦横無尽に歩き回りベストショットを探していきます。現場に携わっていると完成までの間にいくつか嬉しい瞬間に立ち会えますが、(照明が灯った時、養生を剥がす時、清掃後の現場を見れる時など)この撮影日もその内のひとつです。
2020.03.08
内外装が完了したこの土日、満を持して完成見学会(事前予約制)が行われました。初日は抜けるような青空でしたので、日射がふんだんに射し、気温も暖かいので室内は少し暑いくらいでした。
インテリアにはI様がお子様が喜ぶように考えた造作があちこちにあり、お子様連れのご来場者が集中する時間帯には場内は狂喜乱舞!、阿鼻叫喚!!、酒池肉林!!!それからえーと‥。さながらテーマパークのようににぎやかな光景が繰り広げられました。
予約制ながらたくさんのお客様にご来場いただき、常駐スタッフも大わらわ。人が密集するため、新型C対策も行いました。今回の現場は構造、内装、造作、設備にいろんな試みを行っています。少しでもご参考になればと思います。
2020.03.06
補修業者さんに点検箇所のキズ補修を行ってもらいました。その仕事ぶりたるや、直前までキズを見ていたのに少し目を離した隙に補修が終わり、再びその箇所を見てもどこにキズがあったか思い出せなくなるほどです。
この補修業者さんで今回の現場に入る職人さんは最後になります。こうしてみると一軒の現場を完成させるために実にたくさんの職人さんに汗を流してもらっている事が分かります。一般に雑誌やWebなどの住宅の紹介には『○○工務店の快適住宅!』『建築家△△氏の作品!!』といった文句が踊る事が多いですが、それらの住宅もあまり表にあらわれる事のない無数の職人さんの仕事によって成り立っています。むしろ本人たちにしてみれば『アンタのいない間にきちっと一仕事終えておいたぜ』と、さっと風のように帰っていくことの方が職人として”粋”に感じているかもしれません。筆者を含め営業の者がお客様とのお打合せで大風呂敷を広げられるのも、彼ら職人さんたちの存在があってこそ。今回のI様邸も無事に完成を迎えられて非常に感謝です。
ミノワで住宅完成見学会が開催されるとき、片隅に置かれる『私たちが造りました』ボード。これに掲載されるのが工事に携わった業者さんのささやかな紹介とその向こうに見える職人さんのプライドです。ボードに並んで貼られたいかにも強面な顔写真の中の眼が言っています。『俺の仕事を見ろ』と。
2020.03.05
事務所のメンバーで社内検査を行いました。この現場に初めて訪れる者も含め複数の目で隅々までチェックします。工事中に道具を落としてしまったりしてキズが付いてしまった部分も結構あります。補修が必要な部分に付箋をペタペタと貼っていき、補修業者さんにキレイに跡形もなく補修してもらいます。今回の現場のみならず、ミノワの住宅には化粧木材を仕上とする部分が多々あり、仕上げ工程に進むにつれ職人さんはヒヤヒヤながら仕事をしています。仕上材のキズだけでなく、設備等の稼働状況、建具家具の収まり等もチェックします。営業・設計に携わる者は仕上がりだけでなくデザイン・レビューをしながら内部を点検。『ここの収まりはもう少しこうした方が良いんじゃないか。』『いや、ここは構造上または法規上このようなフォルムをしているのだ。』『施主様のご希望やご予算に応じてこの商品や素材を採用した。』など、酒の肴にしたら2時間くらい喧々諤々、口角泡を飛ばして盛り上がりそうなネタが満載です。
2020.03.04
上棟時にお祀りした棟札や幣束を小屋裏に安置しました。小屋裏と言っても屋内空間を隅々まで使い切ったこのI様邸、唯一残ったこの小さな小屋裏的空間にちょうどくらいのサイズで納めました。
本日は業者さんに頼んで気密測定マシンを現場へ持ち込み、測定作業を行ってもらいました。
バズーカ砲のようなこの装置で室内の空気を強制的に排気し、その風量や圧力差などを測定。その数値と、住宅の相当床面積とを変数とした関数式によって住宅の相当隙間面積(C値)を求めます。住宅の規模、形状、施工の進捗によって少々のばらつきがあるとの事ですが、単位床面積当たり外皮にどれだけの隙間があるか求める試験方法です。その結果数値が少ないほど住宅に隙間が無く、顕熱の損失が少ない(気密性能が良い)住宅であるという事が言えます。温かいお湯を魔法瓶に詰め、フタをピッタリ密閉した場合、少し緩めて開けておいた場合、どちらが冷めるのが早いかという例えならばわかりやすいと思います。
2020.02.29
産廃ボックスも撤去され、ファサードもすっきりしました。南側ではウッドデッキの制作に取り掛かります。今日は午後から雨の予報。早いうちに造ってしまいたいところです。
畳を搬入したり、給排水金具を接続したり、網戸を搬入したりと、今日もまたたくさんの業者さんが入り乱れカオスの状況(その2)を作り出しています。しかし住宅が仕上がっていく充実感にあふれた光景です。
工事中から付けたくてウズウズしていた子供室のボルダリング壁のコマ(? 手でつかんで上る部品)を取付けました。カラフルな色合いで楽しそうです。
今日は法定の完了検査も受けました。特殊な立地条件から、半年前の確認申請時には一筋縄ではいかない申請作業に非常に手こずりましたが、何とか無事に検査を受ける事ができました。工事で住宅が出来上がっていくのとはまた違った充足感があります。『してやったり』とでも言いましょうかね。
検査員の方もボルダリングの壁には興味津々。(注 ボルダリングは検査対象項目ではありません)
気密断熱住宅におけるウィークポイントと言えるサッシまわりに対して、断熱性能を付加するためのハニカムスクリーンを取付けました。上からスクリーンを下すだけでなく、下まで下げた後に上だけを開けて、外部からの視線は遮り、日光を入れるツーウェイタイプです。現代版の雪見障子、月見障子といったところでしょうか。
玄関収納内に表れた謎のアルミフレーム。これはスノーボード立てに使います。縦横自由にフレームの位置を変えられるものは無いでしょうか、と各メーカーを探していてもなかなか条件を満たすものが見つからない中、ふと立ち寄ったホームセンターでうってつけの材料を発見しました。(しかもお値打ち‼)地元のホームセンター侮りがたし。
左:着工前のイメージCG 右:内装完了後の写真 イメージ通りにできているでしょうか。
2020.02.27
クリーニング業者に清掃に入ってもらい、隅々までキレイにしてもらいます。これだけでももう電気と水があれば寝泊りできてしまう状態になりました。昨日までの埃っぽかった現場とは見違えるようになりました。後は無垢のフローリングに自然塗装を施してもらう作業を残すのみです。
2020.02.26
クリーニング工事前の最後の追い込み。各部に必要な金物を取付けていきます。生活の上で便利な可動金物がたくさんありますので、それらを有効に利用する収まりを事前に考えておきます。
やっと床の養生をめくる事ができました。いつもながら体のしんどさに反比例して非常に爽快感を得られる作業です。着工からここまで頑張ってきて良かったなと思える瞬間でもあります。
明日からクリーニング工事に入ります。
2020.02.24
またまた現場の見学にやってきた姉妹。若手K田君の作業を興味深そうに観察しています。完成前からすでに遊び場満載の2階。もう少しいろんなものが取り付きますので、完成を楽しみにしていてください。
各照明器具に通電され、住宅内に明かりが灯りました。住宅建築家中村好文さんは人が生活する空間に灯される照明のことを『明かり』ではなく『灯り』と表現されました。まだ生活の気配は無いものの実際に現場に立ち、いままで作業用の投光器でしかなかった明るさではなく、これからI様が感じられる生活の中の明るさだと思うと、なるほどその表現も何となくわかるような気がしてきます。毎回のことですがこの光景を一番に見る事ができるのが現場の役得です。
内装工事は終わりましたが、造作工事がまだ少し残っていますので、棟梁とK田君は次の現場の作業を始めつつ、この現場まで戻って作業をしてくれています。こちらももう少しで終了です。
エアコン業者さんによる取付作業。暖冬のためか、高断熱のためか、晴天の日射が射しこみ室内は非常に暖かいのでエアコンの恩恵にあずかれないのが残念な(?)ところです。
2020.02.21
仕上げ工程も大詰めとなってきましたので、現場には大勢の職人さんがひしめき合っています。今日だけで大工、電気、建具、左官の各業者が各々の作業場を干渉しないながらも入り乱れ、現場内はさながらカオスの様相を呈しています。こうした苦難を乗り越え完成目指してみんな一心不乱に作業してくれています。
2階のトイレに採用しました中折戸。廊下の突き当りなので引戸にする事ができない。左右にも入口があるので開き戸にすると動線に被ってしまう。このような時にスペースを有効に使用できる少し変わった開閉形式の扉です。
2020.02.20
バルコニーの物干し金物は様々な部品がありますが、お客様がどういう風に干したいかで選ぶ形は様々です。今回は天井高をサッシと同じ高さまで押さえていますので、ステンレスのパイプを天井から吊り下げるという形をとっています。
火災報知器取付け。建築基準法ではなく消防法で住宅にも設置が定められています。新築住宅のみならず古くから建っている住宅にも後付けで取付けるという法文です。煙感知方式と熱感知方式がありますが、どちらを取付けるかは市町村によって違いますが、火災の際に先に感知したいのは炎による熱ではなく一酸化炭素中毒の恐れのある火災煙の方です。大多数の市町村では煙感知方式の方の取付を義務付けています。
ツインボウル方式の洗面化粧台です。まだ小さいですが三姉妹が大きくなった頃に、朝の洗面所は取り合いになる事でしょう。
2020.02.19
照明器具などの取付工事に入りました。ダイニングに取付けられたのはハンガーブラケットライトという腕の金物で少し持ち出したタイプのものです。
吹抜にはシーリングファンを取付けます。高気密高断熱住宅とはいえ暖かい空気は天井付近に滞留しますのでファンで下向きに送り返します。ダイニングから見ると高さ関係が良くわかります。吹抜の作業のために再び作業床を架けました。昔に比べて高所が怖くなった感覚があります。職人さんは手馴れているでしょうが。
2020.02.17
内装クロス工事も終わりに近づいてきました。現在はクロス工事と並行して、設備機器の給排水接続工事も行われています。
外部でも給排水をつなぐための配管工事が行われています。深いところまで掘り返していますので現場内は結構ドロドロ。これらが一気にきれいに整地されると外構工事のスタートとなります。
2020.02.14
基礎の周りの配管があらかた終わってきましたので、基礎コンクリート打設時に仕込んでおいた白蟻返し金物に部品を取付けます。基礎コンクリートの外部に断熱材を貼り付けていますので、コンクリートと断熱材の間を白蟻が上がってこないようにする金物です。
2020.02.13
仕上げ工程の真っ只中なので現場の中にはいろんな業者さんがひしめき合います。本日は4組の業者さんが作業を並行。お互いに作業スペースが干渉しない場所での仕事とはいえ混雑ぶりが大変です。比較的広い現場だったのが奏功しました。
いろんな部分がどんどん形になっていくので、現場としては見ていて面白い期間でもあります。
内装の職人さんに『この家は消防士さんの家ですか?』と聞かれるのも無理はないかもしれません。室内ながら、子供さんの遊び場いっぱいのI様のこだわりが各所に造られています。
2020.02.12
玄関のタイル貼工事を行っています。タイルの目地がちょうど良くなるようにコンクリート打設時に図面に寸法を記入しておきます。
化粧梁に取付ける照明器具用の配線を行っています。できれば配線は極力隠したいので、構造材を加工するプレカットの段階で仕掛けを施しておきます。数か月前の仕掛けがようやく活きてきた瞬間です。
2020.02.10
今日から現場に入ってくれているクロス職人さんは毎度おなじみの方。前回はるばる幸田町まで来て『悪魔の階段・吹抜』を貼ってもらい艱難辛苦を味わった人です。今日も現場に入った瞬間に数秒フリーズ。『誰だ!?こんな仕打ちをする図面を描くヤツは!・・・・まあ、わかってるけど。』毎回複雑な貼り方でスミマセン。これもこの職人さんを筆者担当の現場の人身御供専属にさせようというクロス業者社長の生暖かい親心かもしれません。
2020.02.09
クロス工事と木材の造作仕上工事が同時に進められていく中、業者さん同士が現場内でバッティングしないように棟梁とクロス業者さんが別々の部屋から仕上げ工事を進めています。作業がスムーズにいくよう取り廻すのも大変です。
2020.02.08
子供室の天井には蓄光タイプのクロスを選択されました。よーく見ると蛍光塗料の星形が点在しています。
少し周囲を暗くするとその模様が明るく光って見えます。夜にブラックライトを当てて見ると天井面が綺麗な星空のように見えるでしょう。
2020.02.07
外部足場が取り外されました。いつもながら現場に携わっている間で一番にこの光景を見られるというのはこの仕事の役得だな、と感慨に浸れる時間です。外壁の漆喰の白が良く晴れた空の青に映えています。
内部のクロス張り工事。筆者が図面を描いた現場ではいつも必要以上に複雑な内装の構成にしてしまい、この時ばかりはクロス業者さんに心の中で手を合わせています。
吹抜に面した通路に手摺ができました。開放感を得るために手摺子や中桟を極力少なくするデザインです。小さいお子様はお気を付けください。最初のうちはネットなどを結わえておく方がいいかもしれません。
手摺が直交する角部分の面取りに小憎い加工が施してあります。
足場のネットが外されると一段と室内が明るく感じられます。
2020.02.04
キッチンの施工完了。立上りカウンター壁には調味料などを入れておく棚が取り付きました。
クロスの業者さんも来場。石膏ボードの継ぎ目となる部分にパテ処理をしていきます。今回のボードはほとんどが見習大工のK田君とT木君が張ったもの。施工の精度はいかがですかな。
構造材同士をつなぐボルトの頭が材料の表面より飛び出させないためには材料に『座彫り』という加工を施します。ボルトの頭より少し大きいくらいの穴を先に掘っておき、その中に通したボルトを緊結する方法です。その座彫りの穴をさらに木材で埋めて隠す、という何とも地味で手間暇のかかる作業をお願いしました。穴に被るように表面に木材片で蓋を貼り付けても隠れるのですが、写真のように埋め木をしてもらい材料の表面が合うようにする方がすっきりしますので、この方法をとってもらいました。
造作工事が始まって以来、吹抜の上に掛けられてきた2階の作業床がいよいよ外される時がきました。
作業床で遮られていた日射が奥まで差し込み、室内が一気に明るくなりました。同時に視線も奥まで通るようになり、開放感がいきなり増したように感じます。
同時に今までの歩行の安心感は無くなり、一気に襲い掛かる高所恐怖感。手摺がまだ未施工な事が原因ですが、もう少ししたら安心して歩けるようになります。
照明の灯りも拡散して届くようになりました。
2020.02.03
ロフトへ上るためのハシゴの製作。スペースを無駄にしないため、垂直のハシゴを留めつけます。対象年齢は三姉妹がもう少し大きくなってからとなるでしょう。
各部仕上工事もどんどんと進んでいきます。ここからはいろんな業者さんが入り乱れてきますので、日程や作業場所の段取りに細心の注意が必要となってきます。現場監督K谷君も目に見えないところで苦労が絶えません。
2020.02.01
造作工事も終わって材料がなくなり割合がらんとした現場内で詰めのお打合せです。今日はこの暖冬の中でも比較的寒い日となり、現場内でもフルに暖房を焚いています。
完成間近の現場内をちょっと見学。床に置いてある大工さんのレーザーレベルを見て『ロケット~。』
I様が「小さくて人乗れないよ。」と、
『アリのロケット~。』とは三姉妹のお姉ちゃんの感想。イマジネーション豊かなのがうらやましい。
今は手摺が無いので吹抜の近辺はヒヤヒヤしますが、完成したら小さいお子さんには楽しい空間となるでしょう。
2020.01.31
水回りの床張工事。無垢の木のフローリングは足触りも良く暖かいため居室に張るのには非常に好評です。木のぬくもりの住宅建築を標榜するミノワとしては積極的に取り入れていただきたい材料です。対してキッチンや洗面所、トイレなどの水回りに使用する床材としては賛否の分かれるところです。どうしても水や洗剤の飛沫が飛んだり、油が飛んだりと掃除やお手入れの面が気になります。今回はそれら汚れにも強いフロアタイルという素材を選択されました。無垢の木の素材感というファーストインプレッションを大切にするか、ロングスパンで見たときのメンテナンス性を重視されるか、空間の印象や使い勝手を決定づける判断が分かれるところです。
トイレや洗面室などの部屋は出入口で素材を変換すればそれほど違和感はありませんが、キッチンは独立型でなければリビングやダイニングとつながる空間ですので、床の素材を切り替える部分をどこにするか、材料1枚の寸法から割り出してどの位置で割り付けるか非常に神経を使います。
2020.01.30
壁の石膏ボードを張り終え、部屋の形が完成しました。あとは細かい造作材を取付けていく作業です。もうあとひと踏ん張り。
勾配天井の一番下、梁の上でクランプで固められている材料とは…?
2020.01.28
キッチン背面収納棚の造作工事。
・写真のように木材で造作工事として作成する。
・家具業者に依頼してオーダーメイド収納棚を造る。
・キッチンメーカーの既製品を据え付ける。
・家具量販店の収納棚を購入して据え置く。
キッチンの食器棚などの収納はいろいろな方法があり、それぞれ一長一短ありますが、今回は造作工事の一部として食器棚収納を作成しました。比較的寸法細かく指定でき、オーダー家具ほど費用も掛からないのが特徴と言えます。
押入の中の造作棚取付。I井親方から弟子のK田君へ指示が飛び、K田君が勉強しながら取付を行います。こうして一つずつ収まりや作業を覚えていくのでしょう。筆者が描く収納棚詳細図面はヒネクレすぎて申し訳ない限りです。
2020.01.24
キッチン前からダイニングへと続くテーブルカウンターの搬入、取付が行われました。いざ現場に取付けられるとかなり存在感があります。完成の暁にはこのカウンターでご家族の団欒が生まれる事になります。
細かな造作部分、巾木の出隅(コーナー)は鋭角とならないように角を45°に面取ります。こんなところにもひと手間加えています。
場所によっては天井とその上の壁の出隅コーナーとなる部分もありますが、ここにも見切材を入れています。空間にメリハリを持たせるとともにいざクロスなどの補修があった場合の範囲縮小にも役立ちます。
外部では排水配管用に駐車場のコンクリートを一部撤去する工事に入っています。
2020.01.23
外壁の白漆喰塗工事が完了しました。あいにくの天候で色目が明るく見えませんが、白亜の邸宅の風合いを醸し出しています。軒に張った松の羽目板の色とのコントラストが美しい。
内部は各所棚の工事に入っています。造作工事も大詰めです。
筆者が担当する現場ではおなじみとなりました内装壁出隅の『角ガード』、今回も絶賛取付中です。
2020.01.18
仕上のお打合せ第二弾。今回は現場も絶賛稼働中なため、下地の造作が終わった子供室にスペースを設けて打合せを行いました。階下から聞こえてくる電動工具の音をかいくぐっての打合せとなります。
打合せ特等席。さて、この子供室の主はどちらになるでしょう。
外壁漆喰仕上塗工事。モルタルのライトグレーが見る見るうちに城に塗りつぶされていきます。なんか爽快な感じがします。
2020.01.17
子供室の一角にボルダリング専用のボードを取付けます。化粧の合板に最初からナットが埋め込まれているものに把手を自由な位置に取付けられるようです。
外壁仕上の漆喰が拡販されているところ。生クリームみたいな状態になっています。
2020.01.16
造作棚作成中。造作工事もあと一息ですが、例によって少しヤヤコシめの棚図面を作成してしまいましたので、大工さんにはお手間をかけます。
2020.01.14
キッチン前カウンターの造作工事。対面キッチンの場合、キッチン前カウンターの高さをどれくらいにするか、という事が設計段階で話題になります。開放的に低くしたい、手元や水栓をリビングから見えなくするために高くしたい、いろいろなご希望があります。今回の場合は高くして、その壁の中に調味料などを入れる棚を設置する事になりました。
2020.01.12
造作工事も終盤に近付き、仕上げ工程に入ってきています。仕上材にどのような色柄、素材のものを使用するか、これから決めなければならない事が盛りだくさんです。本日は現場にてお打合せ。暖冬とはいえ何の熱源もない現場内でのお打合せは冷えますので、付け焼刃ですが電気ストーブを焚いて暖を取りながらのお打合せとなります。
2020.01.10
外壁モルタル下地塗工事。仕上漆喰の下地としてのみならず、建築基準法第22条地域では外壁の防火構造としての役割を果たします。
※法第22条(の地域):建築基準法において建築物の屋根、外壁、軒などの防火性能を定める条文です。都市には防火の地域範囲が定められ、それに該当する地域内の建物は法に定める防火性能を持った住宅を施工する事が義務付けられます。
すっかり全体が塗られ、下地が隠れてしまうと下塗り段階とはいえ外壁が仕上がったように見えます。
2020.01.07
新年の現場が始動しました。今年は外壁の工事からかかっています。今回は外壁は左官仕上となっています。まずは防水シートの上にメタルラスを留め付けています。
※メタルラス:細い金網状の下地材。この上に下地モルタルを塗り付ける事で定着力を持たせます。
収納内部には杉の板を張っていきます。木材による調湿効果を期待し、追加で棚などを留め付けたい場合も下地いらずです。
2019.12.26
外壁左官工事のための下地防水シートが敷設されました。先に敷設した一枚目の防水シートと合わせて2重に防水されています。
内部の造作工事もどんどんと進んできています。キリの良いところで今年の作業も終了です。
2019.12.23
猫カスタム。
せっこうボード下地張り工事。だんだん部屋の形と『狭さ』が分かってくる工程です。こうしてみると、屋内でも視線が向こう側へ『抜ける』という造作を施しておくことがいかに解放感を与えるのに有効か分かります。
今年の作業も残すところあとわずかです。
2019.12.19
年末も慌ただしく近づいてきましたが、現場の中も材料であふれてまさに造作真っ最中です。日に日に現場の様子が変わってきて、住宅ができていく状況がよくわかります。
2019.12.16
窓枠の制作、取付を行っています。今回は付加断熱を施しているため、枠の幅も広くなります。杉材の一枚板で取るのですが、この幅広の材料が取れるかどうかで窓回りの印象も変わってきます。
2019.12.13
太陽光パネルの設置完了。この秋に列島に甚大な被害をもたらした台風ですが、なんといってもダメージが大きかったのは停電の影響であったと思います。現代の生活は電気が使えないだけでなんと不便なものなのかが浮き彫りになりました。来年以降も強力な台風がやってくる可能性を考えると、こういった発電の需要が高まってくるのかもしれません。
室内の天井張り工事が続いています。今回の天井は『こもり感』『外部への連続性』を心掛けて詳細を詰めてみました。
2019.12.12
大工さん3人フル活動してひたすらに天井板を張っていきます。だんだんと部屋の形が見えてきました。
2019.12.09
階段の材料が納入されましたので、早速設置作業にかかりました。これで上下階の移動も楽になります。今回は『ひな壇』階段を採用しました。写真向かって手前側は開放性を持たせていますが階段の下は壁となり、壁掛けテレビを据え付ける予定をしています。
吹抜から見える大屋根の天井は節ありの羽目板を張っていきます。むき出しの梁や柱とも相まって、ダイナミックな空間にみえるような気がします。
外部の板金工事。今回はファサードが北面道路側となり、屋根の妻面を見せる事になります。そちら側に向くサッシは高さを揃え、袖壁付きの箱庇を組むことによって、統一性を持たせてみました。
屋根の上では太陽光パネルの業者さんが取付作業に入っています。大面積を設置しますが人数がいるので作業も早く済みます。
2019.12.04
1階部分の床張り工事。2階に比べて複雑な部屋の形をしているのと、床換気口を取り付ける都合上、少し手間隙がかかる仕事になります。1階床材にはメープル材を使用。2階に使用したパイン材に比べて木目がおとなしく、固めの材質です。ミノワでは比較的多用される材料ですが、意外にも筆者担当の現場では初めて使います。
2019.12.02
2階の床張工事がどんどんと進んでいきます。本日は現場内で使用の数々を打ち合わせます。現場がお休みの日なので屋内は寒いから電気ストーブを、と思って持ってきたのですが、12月だというのにかなりの暖かさ。日差しが入って、断熱材の施工も終わっていますので、あまりストーブはいらなかったかも、というくらいでした。
2019.11.29
床板張工事。2階にはパインのフローリングを張っていきます。
1階のフロアは梱包から出して乾かしておきます。これだけ並べると結構壮観です。
闇夜に浮かぶ工事現場、秋を飛ばして冬になり、辺りが暗くなるのが早くなってきました。今夜も遅くまで槌打つ音が響き渡ります。(17:00)
2019.11.27
外壁に左官工事の下地のための荒板を打ち付けています。遠目に見ると、羽目板張りの仕上がりのようにも見えます。
小上がりのタタミコーナーの下地造作。小上がりの下はもれなく収納にするため、下地の厚みにも気を遣います。
各所内部の造作下地が所狭しとできてきています。
2019.11.21
外部の軒天井羽目板張工事。軒天井とサッシの上端がピタリと合うように寸法決めをしましたが、実際に現場で出来上がるところを見ると、そのスケール感がよくわかります。
電気業者による配線工事。例によって天井懐が低いため、電気業者さんには非常にご苦労を掛けます。確信犯ですが。
日暮れが早くなってきました。現場では投光器を焚いて作業を進めています。遅くまでご苦労様です。
2019.11.20
断熱気密工事がおおよそ完了。屋根直下の断熱方式をとっているため、気積が大きく冷暖房負荷は必要となりますが、その分自由な内装ができるスペースができています。
造作工事の真っ最中。11月20日11時の時点で南面の掃き出し窓から約2.0mまで日差しが入る事が確認できました。今回は普段より断熱性能を上げていますので、冬季は日照だけで室温を温めてもらう事を期待しています。
2019.11.17
ショールームにユニットバスの詳細を確認しにやってきました。実際に浴槽に入って確認。親子二人一緒に入れる浴槽の広さです。
2019.11.14
天井断熱材。普段は厚み12㎝のグラスウール2枚重ね(24㎝)を使用しますが、どうしてもグラスウールを入れる寸法が取れない場合は半分の厚みで同等の性能を持つボード系の断熱材を入れます。
配水管工事。2階からの排水は1階のどこへパイプを下すか、水勾配は取れるか、配管の経路は取れるかを事前に検討しておかなければ、いざ現場が始まった時はドエライ事になります。
天井の下地が組まれ始めています。天井の高さによる空間のイメージがつかめるか、窓との関係性はどうか、こちらも事前の計画の段階で検討を重ねました。
2019.11.08
バルコニーのFRP防水工事が完了。相変わらず強烈なシンナーのような匂いが現場に立ち込めます。間取りのつくり方によって、バルコニーの下階に部屋があるような場合、この防水が屋根となりますのでできるだけ手早く工事を完了させたいところです。
外部の防水シートが敷設されました。このシートの下には外断熱となるグラスウールが仕込まれています。内側の柱間の断熱と合わせて約175㎜の内外両方断熱が施されています。
サッシの搬入、取付も完了。断熱性能に優れた樹脂サッシを使用。基礎断熱やグラスウールと言い、これでもかと言うくらい性能を高めています。
2019.10.31
大屋根の瓦工事が完了しました。ひとまずは工事中に雨が降っても大丈夫です。
本日は棟梁が別の現場へ行く必要があったため、現場には見習のK田君とT木君のみになってしまうところを、同じく見習ではあるものの先輩大工のH谷川君が応援に来てくれました。こうしてみると非常に頼もしく感じます。数年前に入門してもうすぐ一人前、厳しい修行の成果がその背中に表れています。
2019.10.30
屋根瓦が敷設されていきます。今回も左右で長さこそ違いますが、単純な切妻屋根ですので比較的早く施工できています。
内部では気密断熱工事と、太陽光発電の配線工事が同時に行われています。どちらも壁の中に埋め込む材料ですが、配線を先にするべきか、断熱材を先に詰めるべきか、配線の性質や、その時の業者さんの状況にもよります。
2019.10.28
保険会社の検査と指定確認検査機関の検査を同日に受けました。いずれも厳しい目で現場や敷地をチェックしていきます。受かるかどうかドキドキしながら後ろをついていきます。その後無事に合格しましたので何よりです。
現場には屋根瓦の業者さんが入っています。最近の不安定な天候もあり、なるべく早く屋根を伏せたいところです。
内部には大量の断熱材が搬入されました。グラスウールですので梱包辺りは比較的軽いのですが、さすがにこの量を運び入れるのは骨が折れました。まだ、これで室内のみの分。今回は外側に付加断熱を施しますので、まだまだたくさん材料が搬入されます。
2019.10.26
まもなく中間検査を受けるため、耐力壁の金物や柱の頭と足元の金物をどんどんと取付けていきます。
中間検査では指定確認検査機関による建築基準法上の検査と保険会社による瑕疵担保履行法上の検査を同時に受けます。いずれも、耐力壁が所定の耐力を発揮できるような配置、金物、釘留めがされているか、柱の頭と足元の金物は所定の引き抜き耐力を満たす金物を留め付けているか、防水下地は正しく敷設されているかをチェックします。
人物の身長と比較すると良くわかりますが、今回も2階の梁の高さをかなり低く設定しています。ロフトや天井との高さ関係を低く落ち着かせた空間にするため、外観の軒から棟までの高さを抑えて間延びした印象を与えないため、あえて極端に低めに設定しています。いつも配管や設備が取り付けられるかヒヤヒヤしながら図面を描いています。
本日はI様と電気業者とで電気配線の打合せも行いました。屋内では大工さんが電動工具をバリバリ使用していますので、外部にテーブルを設置して、必要に応じて時々中に入って打合せは進行していきます。
大きな吹抜にはどんな照明器具が合うでしょうか。
2019.10.23
上棟の時にはまだ造っていなかった玄関前のポーチ屋根を造作しています。大屋根と違い、勾配はできるだけ緩く、正面から見たときにあまり存在感を出さずに設定しています。
出入口さえ造っておけば、デッキみたいに外に出られるくらいの場所になったかも。
屋根上の防水シートの敷設状況。遠くの方に高い白い塔が見えます。
2019.10.22
『台風20号の影響で大雨には要注意です』という前日までの天気予報は何だったのか、夜が明けて雨が止んでみればまさに秋晴れの快晴で、かえって汗ばむほどの陽気でした。複数の予報のうち良いものを選んで正解の目が出たもので、現場としても非常に気分よく臨むことができます。
休憩時間にはI様よりお茶などご馳走になり、ご親戚の方々も見物に集まるため、現場は縁日のような大変にぎやかな状態になってきました。
逆光に浮かぶ職人のシルエット。画になる漢の姿です。
上棟式の準備を行う若手集団。まだまだ体力が有り余っているようでうらやましい限りです。
秋になり、辺りが暗くなるのが早くなってきました。わずかに夕方の残光が照らす中で無事に上棟式も執り行われ、ご家族のご健勝、工事の無事を祈願しました。I様のご家族とも、非常ににぎやかな中で上棟ができたと思います。本日はおめでとうございます。
2019.10.18
今にも降り出しそうな天候の中、土台伏工事を進めています。外部周りは土台を敷く前に防湿シートを敷設し、基礎からの水分の吸い上げを防止します。
2019.10.16
関東は甚大な被害を被った台風19号でしたが、この近辺はさほど影響はなく、基礎の中に雨水が溜まっていた程度で済んだ模様です。しかしその水を汲みだすのにまずは一苦労。その後、表面張力により、型枠に沿ってバリが残ってしまったセルフレベリング材をはつり取り、天端を平らに均していきます。
2019.10.11
非常に強烈な台風19号が明日に迫っているという予報の中、前日に脱型をすることができました。きれいに打設できているようです。筆者が担当する現場では数年ぶりに基礎の外側にも断熱材を敷設する内外断熱を施しました。コンクリートを断熱材で挟むことによって、断熱性能を上げています。台風が通過した後、また雨水を抜きに来る必要がありそうです。
2019.10.07
立上りのコンクリート打設工事。今にも降り出しそうな空模様ですが、何とかもちこたえています。もうあと半日持ってくれれば大丈夫です。
セルフレベリング材流し込み。この材料は柔らかいため、雨粒が当たらない内に手早く施工します。
流し込んだ後は万一に備えて養生シート張り。ここまでくれば多少の雨でも大丈夫でしょう。
2019.10.04
心配された台風18号も日本海側へそれたと見え、雨も降らない良い状態でコンクリート打設できました。次は型枠を建てて立上り部分のコンクリートを打設します。
2019.10.03
配筋検査にやってきました。住宅の重量や地域の風速、地震予想などを加味して基礎の強度を決め、計算に基づいた間隔で鉄筋を並べていきます。コンクリートで覆われてしまうと見えなくなってしまう重要な部分です。
2019.09.26
掘削作業開始。コンクリートのスラブ(底盤)の下に地中梁を配置しますので、掘削の浅い部分と深い部分が出てきます。遺跡の発掘現場のような見た目になります。
砕石敷き、転圧作業。土だけでは表面がまだ柔らかいので、硬い砕石を敷いて地反力を増します。
2019.09.12
敷地の条件が少し複雑で、法的に申請業務にてこずっていましたが、ようやく工事を開始する事が出来てきています。本日は基礎工事の前の丁張りを行いました。工事前に張っておいたブルーシートのおかげで雑草も生えておらず、スムーズにできました。
2019.07.16
工事着工まではまだ間があります。今の時期は雑草が伸びるのが非常に早いので、敷地全体をブルーシートで覆い、雑草が育ってこないようにカバーをしておきます。
2019.06.24
本日は地鎮祭です。非常に水はけの良い土地なので、前日の晩から明け方にかけて降っていた雨の影響で足元がぬかるむこともなく設営ができています。一転、本日は曇り間から一時晴天となり非常に蒸し暑い中で祭事が行われました。日影と言えかなりの暑さのため、急遽倉庫から扇風機を引っ張り出してきました。
2019.06.21
建物の配置を出す地縄張りを行いました。梅雨の間の曇り空とはいえ汗だくとなる蒸し暑さ。もう少ししたら夏本番です。敷地の南側は夏の間に雑草が生えてこないようにブルーシートで覆っておきます。
2019.06.17
解体工事はどんどん進んでいき、敷地全体がこざっぱりとしてきました。一角にある大きな倉庫にもこの機会に処分する荷物があります。この後倉庫も解体をし、工事終了となります。
2019.06.14
解体工事スタートです。と言っても、既存の住宅などの建物は無く、車庫の一部と、樹木の伐採、畑の撤去が主な作業です。鬱蒼と繁っていたビワなどの樹を伐ると、すっきりとした景観になります。
2019.05.31
解体に先立ち、敷地に生い茂る樹木伐採のためのお祓いをしました。地鎮祭と同様お供え物をし、神様を鎮める儀式です。
敷地が広大なため、樹木の数もたくさんですが、無事に式典も終了しました。
2019.05.27
建築確認申請に必要な情報を得るための敷地調査にやってまいりました。営業の初期段階で確認することは敷地の状態や近隣との状況、法規制などを調べますが、今回は関係機関に申請するにあたり必要な情報や、工事の初期段階での確認などを行います。
2019.05.18
高気密高断熱住宅の性能とインテリアの充実を求めてお打合せを重ねてきましたI様邸、いよいよスタートすることになりました。
その形状からいろいろな試みを行う今回の計画。どのように進んでいくのでしょうか。