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愛知郡ni様邸

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    2021.07.30

     

    外装、内装の仕上工事が賑々しくスタートしました。玄関ポーチのタイル貼にy口左官さんが来てくれました。ポーチの独立柱に使用している柱脚金物が独特のカーブを描いているため、その曲線に合わせてタイルを加工するのも一苦労。『誰だこんな形の金物を選んだヤツは』と追及されそうです。

     

    屋内ではクロス貼工事が進行中。明るい杉の羽目板や造作材、梁に対してさらに明るい真っ白なクロスのコントラストが映えています。

     

    ???室内の中に外部に使うような鋼製の足場が。1階から2階天井へ吹き抜けている部分の壁はこうして足場を組んで施工します。施工してくれるクロス職人は、またまたまたy本さん。毎度ひと手間かかる現場でスミマセン。『誰だこんな間取りを描くヤツは』と追及されそうです。

    少し前にy本さんに苦労して貼ってもらった現場の記憶も冷めやらぬうちにまたまたまた筆者の現場に入ってもらいました。その表情には若干の諦観が見て取れます。まあ、こういうモノだと開き直ってもらうしか無いですな。


    2021.07.24

     

    吹抜に手摺が取り付けられました。2階から得た採光が下階へ通りやすいオーソドックスな縦格子のタイプです。

     

    本日で棟梁が内部の造作を終えましたので、道具を引き上げて大掃除。こうして片付けてしまうと、つい先程まで電動工具が動き回り騒然としていた現場だったのが信じられないような静寂です。


    2021.07.19

     

    造作工事最終盤に差し掛かったw辺棟梁に、忙しいところ無理を承知でひと手間お願いしました。構造材プレカット時に化粧梁と化粧火打をボルト金物で緊結している部分にナットが飛び出ないように『座彫り』というくぼみを設けますが、ここをそのままにしておくと穴が開いたままとなります。その部分に埋め木をしてもらいボルト隠しとしました。穴全体を隠すように一回り大きい板をペッタリと貼る方法もありますが、できるだけ凹凸の無いように収めたいのでこの方法をとってもらっています。

     

    化粧火打梁のボルト穴もこのように隠してもらいました。こちらは火打梁の表面の寸法そのままの大きさの板を貼り付けて隠しています。

     

    棟梁は吹抜まわりの手摺の下地作成中。高所恐怖症の筆者にとっては背筋が寒い体勢です。

      

    収納棚板の箱の収まり。棚板は縦勝ちにするべきか横勝ちにするべきか。

    ※縦勝ち、横勝ち:四角形の部品を組む際にどちらの材料を伸ばして組んでいくかという時に使う用語です。伸ばした方を『勝ち』、伸ばしていない方を『負け』(あまり負けという表現は使いませんが)として認識しています。板は各々角をわずかに面を取る(角にカンナを掛けて鈍角にしておく→手に触れる部分ですので切れないようにしておく)ので負け方向の板を勝ち方向の板より約1~3㎜小さくつくっておき、接合部のちらつきが無いようにしておきます。現場用語で『面落ち』と呼んでいます。

    できるだけ板の木口(板の切断面)が目に入らないように考慮して勝ち方向を決めて図面を描きます。

    左写真は目線より上の収まりですので縦勝ちとして横板の木口が見えないようにしました。中央写真は目線より下(膝高くらい)ですので横勝ちとしています。縦も横も見せたくない時は『留切り』(切断面を45°にして接合する→右写真)としています。


    2021.07.17

     

    バルコニーに手摺が取り付けられました。良く晴れた日にはバルコニーに布団や洗濯物を干すとよく乾きそうです。本日は大変陽射しが暑いですが、夕方で少し陽が翳ってくる時間帯には風が吹いてきました。南北の窓を開けておくと涼しい風が現場内を吹き抜けていきます。

     

    風は涼しいのですがやっぱり暑いものは暑い。w辺棟梁も汗だくになりながら棚の制作を続けています。棚板を切断した時に出る木の粉が汗をかいた二の腕に張り付いていき若干汗を吸っていきます。

    今日はi様も現場を見学。だんだんでき上ってくる現場に期待が高まります。もう一息でw辺棟梁の造作工事も終わり、内装工事に進みます。

     

    電気のh場さんが床に寸法を記しています。今回のキッチンは対面式ですが、造作壁を起さない純粋な対面式のキッチンですので、電源などはすべて床下から配線します。点検口から床下へ潜るための装備を取付けいざ配線に向かいます。

    配線工事を終え『川〇浩探検隊』が無事に洞窟の奥深くから生還いたしました。


    2021.07.09

     

    造作工事も最後の追い込み。細かい部分の木羽目板張や棚板の取付が次々と進んでいます。

    押入の一角にある出っ張りは・・・?

     

    裏から見るとこんな感じになっています。(カメラの引きの限界で分かりづらいと思いますが)各々お打合せ時に『こんなものを収納したい』というご希望でちょうど良い寸法を決めておきました。

     

    見切縁やカウンターなど、本当に細かい部分まで造ってもらっています。このW辺棟梁、筆者の詳細図を見て『ここはもう少しこうした方が良いんじゃないか?』と頻繁に連絡をくれます。その度に現場の収まりがブラッシュアップされていきますので現場で出来上がった実物を見ると大変勉強になります。

    トイレの入隅に取付けられた手洗器のカウンター。電動丸ノコは直線にしか切れないはずでしたが・・・?


    2021.07.07

     

    前日に工場で加工した収納棚板が現場に搬入され各箇所に取付けられていきます。ここまで来るといよいよ造作工事の完了が見えてきました。同時に住宅内部の完成形がほぼ見えてくる段階です。

     

    棟梁にはもうひと踏ん張りお願いします。


    2021.07.03

     

    吹抜に掛けていた仮設の足場が取り払われました。この建物の上下階のつながりができあがりました。昔の住宅では冬場の暖房が2階へ逃げてしまうため忌避されていた吹抜ですが、高気密高断熱住宅においては上下階の温度差を少なくし、かつ、できるだけ少ないエネルギーで住宅内部全体を冷暖房するために吹抜空間というのは可能な限り計画します。

     

    タタミコーナーの押入を作成しています。押入の一角の出っ張った部分は如何に?


    2021.06.25

     

    内装下地のせっこうボードがドンドンと張り進められていきます。勾配天井の奥の少し低くなった水平天井部分の上部には小屋裏収納が設えられる予定です。天井からの折畳み階段を下ろし、上部で作業。直射日光が当たらないとはいえ内部は結構な暑さ。w辺棟梁も汗だくで作業中です。


    2021.06.15

     

    新入社員現場監督見習いのO本君を連れて現場にやってきました。早速諸々の作業を手伝ってもらったりしました。現場へ行くと決して目立たない地味で地道な細かい作業がたくさんあります。職人さんが仕事をする以外の雑務を黙々とこなす内に『建築現場』という生物のようなモノを覚えていってもらえればと思います。

     

    休憩時間になり、W辺棟梁が珈琲を淹れて入れてくれました。(ネス●フェです)だんだんと夏に近づき蒸し暑くなってきたこの頃、休憩時間の冷えた珈琲に一息付けます。しかしO本君、空調服の電源は休憩時でなく作業時に入れた方が良いと思うが・・・。


    2021.06.12

     

    本日は現場で建具のお打合せを行いました。実際に使用される面材(建具表面の板材)や金物などを確認しながら、どの仕様が良いかを検討しながら進めていきます。

    内部は着々と下地石膏ボードが張られて行っています。さすがはW辺棟梁、何と言うか作業に迷いが見られません。

     

    外部は足場が撤去され、外観の形が現われました。足場シートが掛けられていた時はそれほどと思いませんでしたが、何と言うか『美味そうな』色ですな。


    2021.06.06

     

    照明器具の選定をするために某P社のショールームを訪れました。(つい最近も来たような気がしますが・・)厚手のカーテンで光を遮断し、実際に照明器具の明るさを体験できるコーナーがあります。ショールームは日中に訪れるところですので、こういうブースがあると分かりやすくてありがたいです。

     

    次にハシゴするショールームは予約状況の都合上、少し離れた場所にあります。そこで一度現場に立ち寄り、内装材などの打ち合わせを行いました。(つい最近も似たような行程を踏んだような気がしますが・・)現場ではw辺棟梁によって2階の勾配天井の羽目板が張り終わっていました。階段付近の柱には棟梁と筆者とで打ち合わせた収まりの詳細が鉛筆書きされています。実は現場の木材にはこのように収まり図や、連絡などを描いたものが残っていることがあります。古い家屋を解体する際に内装材をはがすとたまに描かれています。数十年昔の大工棟梁がこの木材の周りはこう収めるのだ、と描いた覚書などが出てくると何となく古(いにしえ)のロマンを感じます・・そんなに古い話ではありませんが。

     

    2件目は造作工事が終わったら据え付けられる設備機器の色柄の最終確認をするためにT市にある某T社のショールームを訪ねました。(つい最近も別の市にあるT社のショールームを訪れたような気がしますが・・)詳細な仕様は以前に決めてあるので、今日は色決めだけ・・と思ってやってきたⅰ様ですが、そこはそれ実際に実物を見ると少しグレードアップしたくなり、少し良い仕様に変更しました。こういったこともショールームに同席しますと、建築工事側で給水や電源の追加など、迅速に打ち合わせることができます。


    2021.06.01

     

    将来的に子供室となる『フリースペース』の勾配天井の仕上として杉の羽目板を張っています。子供室を2室に分けた際に間仕切りの下地となる化粧梁を渡していますが、w辺棟梁にとっては非常に作業がシヅライ代物です。小屋裏収納を含む梁の架構を考えた際に、『あまり2階に柱を出したくないなー。』と考え小屋裏の半分を水平梁とそれにかかる二次梁で支える構造としました。また、水平剛性を検討する際に『勾配天井部分は屋根構面だけでは心許ないかなー。』とも考え、非常に申し訳ありませんが入れる事にしました。とは言えw棟梁、羽目板を張る際には化粧小屋束をしっかり首切りして収めてくれます。

    居住空間とそれ以外の空間のメリハリをつけるべく、例によってできるだけ天井高を低く抑えたいと考えました。写真には小屋裏収納へ上がるための折畳み階段が天井に据え付けられていますが、通常は中央に写っているフック棒で操作して階段を下ろします。しかしこの廊下の天井高は2100㎜、建築基準法では『居室』の天井高の最低限度とされている寸法です。(廊下なのでもっと低くても構わないのですが。)身長1750㎜の筆者はフック棒が無くても階段の開閉をする金具に届きます。もう出し入れが煩雑なフック棒でなく、カラビナでバンドを下げておこうかと思うくらいの高さです。


    2021.05.30

     

    各箇所に配置した棚の仕込みが始まり、壁に埋め込んだりする部分の棚が取り付けられました。

    右写真は窓枠の下枠と一体とした奥行きが短めの棚です。寝室の枕元部分に設置されるカウンターです。就寝前にスマホを置いたり、読んでいた本やメガネなどを置いたりする部分が欲しいと、窓の高さをやや低めにし、その窓枠とカウンターを兼ねる形としています。

    小屋裏収納への入口。折畳み階段が取り付くスペースです。


    2021.05.26

     

    しばらく現場に行かない内に造作下地や羽目板天井の仕上がどんどんと進んでいます。さすがはw辺棟梁、仕事にスキが無い。

     

    下地仕事がある程度進んだところで、器具を取付ける場所に下地を入れてもらうべく位置を下書きしておきます。クロス下地は石膏ボードで張られますが、これには器具を取付けるビスが効きません。留め付ける程度はできますが力を入れると簡単に抜けてしまうため、特に水回りにタオル掛けを付ける位置などあらかじめ想定しておき、ボードの裏側に木材で下地を入れてもらっておきます。

     

    細かい部分にもキラリと光る造作の妙が見て取れます。各部の収め方、ディテールも棟梁によっては千変万化。現場へ行く一つの楽しみでもあります。


    2021.05.12

     

    小上がりタタミコーナーの下地ができていました。間仕切りの引戸と下部に入る引出しの配置のバランスを見るため、敷居となる部分に引き込み戸の寸法を墨出しします。図面通り収まっていればいいのですが。

     

    階段が掛けられていました。これで作業的にもはしごを使わなくて済みますので楽になります。会談したスペースはもれなく収納として利用します。

     

    外壁のガルバリウム鋼板が張られ、雨どいも掛けられていました。もう少ししたら外部の仕事は終わり、足場が外される日も近づいてきました。


    2021.05.01

     

    リビングダイニングキッチンのフローリング張工事を行っています。後にキッチンが据え付けられるラインで耐水用のフロアと張り分けるため、壁のシートに位置を記しておきます。w辺棟梁、張分けのラインのみならず、フロアの目地が来る部分とキッチンのラインが近い場合、『目地がチラつくので要注意。』とそんな細かいところまで考えてくれます。

     

    軒換気口、妻換気口。長期優良住宅において(そうでなくても考えるべきですが)小屋裏の形状によって、計算式を用いて必要な有効面積を持つ換気部材を取付ける必要があります。

     

    外部周りのコンセントやスイッチの気密下地。断熱材は柱の厚み120㎜いっぱいに充填し、その上に気密シートを張ります。対してコンセントやスイッチの壁裏ボックスはそのシートのラインよりは壁内に落とし込まれます。その部分で気密シートを破らなければならないのでは? という時のために、ボックスの形に窪ませた樹脂製の部品があります。気密シートを一部部品の形に切り欠き、部品を収めた後、周りをテーピングする事で気密性が保たれたボックス用のくぼみができあがります。

     

    本日はユニットバスの施工も行われました。連休に入ったため忙しいのか、逆に職人さんは空いているのか、三人がかりで作業をしてもらい、あっという間に組みあがってしまいました。

     

    出来上がりを見に来られたi様も『朝いろいろ部品を搬入してたと思ったらもうできたの!?』とびっくり。


    2021.04.28

     

    軒下やバルコニー下の天井が杉の羽目板で整然と張り付けられました。心配していた高さも問題なくピタリと収まったようです。

     

    屋内は引き続き設備配管工事の真っ最中。天井裏で見えなくなる部分ですが、この部分をどの経路を伝えば一番良いか、梁の寸法と天井高さの関係性は問題ないかを間取りを考える時点で考慮しておかないと現場が始まってから大変な目に遭います。


    2021.04.27

     

    バルコニー下の軒天井の造作仕上にかかり始めました。毎度のことながら、高さ方向の寸法を極力タイトに抑えていますので、実際に造作ができあがってくるまでは結構ヒヤヒヤの収まり図を描いています。でき上るとサッシ上端のラインと揃い、ムダな小壁が無いので結構すっきりとした印象になります。

     

    設備業者さんが床下、天井裏配管に入ります。狭くて大変そうですが頑張ってお願いします。

    エアコンの先行配管用の壁開口をしています。今回は間取りの都合上、室外機を離れたところに置きたいため、天井裏を通す隠蔽配管を行います。


    2021.04.25

     

    現場でのお打合せ準備。キャンプ用の椅子を持ち込み、現場にあった合板などで即席のテーブルを作っていざお打合せです。

     

    現場には天井灯や電気ポット、電子レンジなどが持ち込まれ結構快適な環境が整っているようです。電気ケトルまでは見たことありましたが、電子レンジとは。一泊くらいならできそうですな。


    2021.04.18

     

    2階部分の断熱材が充填されてきています。屋根勾配に合わせた勾配天井の上部にもグラスウールがこれでもかと詰め込まれました。勾配天井部分は水平構面が取れませんので、水平力に対しては屋根構面と火打構面で耐える計算をしています。実際に火打梁を取付けるのですが、軒桁に近い部分は断熱材を厚く入れる分、天井面が下がってきます。軒桁と火打梁の上面の高さを揃えてしまうと、火打が一部分天井にめり込んでしまいます。そうならないように火打の取付高さを下げて取付けています。

     

    『赤の洞窟』部分です。ここは小屋裏収納として利用。人目に触れない収納部分ですので、この後気密シートを敷設する以外は特に仕上工事を行わず、予算削減としていきます。


    2021.04.10

     

    壁の断熱材が充填され、高気密シートが敷設されました。さすがw辺棟梁、仕事が早い。

     

    2階の壁は絶賛敷設中。木材ではなくふかふかのグラスウールを扱うため、棟梁の手が物足りなさそうにしているのは気のせいでしょうか。

     

    バルコニーのFRP防水工事が終了していました。釘などが落ちて雨に濡れたりすると錆色がついてしまうので養生を施します。柔らかいマットを敷いてその上に養生シートを敷きます。

    本日は現場でi様とお打合せも行いました。基本的に電気配線の打合せでしたが、その他細かな収まり等もどうするか、という点についても打合せは進みました。


    2021.04.06

     

    先日のJIOの中間検査に続き本日は指定確認検査機関の中間検査を受けました・・・、と言いたいところですが検査員の方の前の現場が早く終わったため、現場に到着した時はすでに検査が終わっていました。特に問題はなく検査合格です。

    昨日下地を造作中であったバルコニーは防水下地の形が出来上がり、手摺天端にも防水シートが掛けられています。(写真の黒いシート)直線部分は比較的形状も簡単ですので掛けて織り込むだけで済みますが、手摺の付け根(外壁との取り合い部分)は掛け方が複雑です。そんな部分を確実に防水するために、最初から取り合い部分の形をした樹脂製のシートを使用ています。便利な商品があるものです。


    2021.04.05

     

    別の現場で忙しい中、なかなかi様邸に来れませんでしたが、上棟以来ぶりに来てみると屋根瓦工事がそろそろ終わる頃でした。しかしやはり通りからよく目立つ立地です。道行く人も信号待ちの人も興味深く見ていきます。

     

    2階ではw辺棟梁がバルコニー防水下地の造作工事中でした。2階で布団が無理なく干せるようにと、1階の掃き出し窓の雨除けになるようにと、バルコニーを大きめに取りましたのでその分造作の手間も多くなります。

     

    本日はJIOの中間検査を受けました。建築金物や面材に打たれる釘などを細かくチェック。質問を受けるたびに冷や汗ものでしたが、打ち忘れ部分などは即座に棟梁に対応してもらい、無事に合格しました。


    2021.03.27

     

    天気予報では雨天が心配されましたが、日が近づくにつれだんだんと降水確率が減っていき、雨の心配もなくなって無事上棟の日を迎えました。早朝、作業前のひと時、世間話をしながらも棟梁集団の目は徐々に光と鋭さを帯びてきます。談笑はしているものの目が笑っていない。上棟作業が始まってしまえばゴミ拾いに没頭するくらいしかない筆者は作業中よりもむしろこの朝のひと時、大工集団に囲まれている時の方が緊張します。

    まずは棟梁のお神酒と代理監督k谷君のお塩によるお清めからスタート。

     

    柱建て作業からスタート。柱には番付という印が印字されており、東西の何本目、南北の何本目、向きが分かるようになっています。あらかじめ工場でプレカットされた土台のホゾ穴に差し込んでいきます。

     

    外部の独立柱部分には土台がありませんので、柱受金物をあらかじめ基礎コンクリート時に計画しておきます。この金物は本来は違う用途に使うものですが、微調整の効きやすさと立ち上がった時の見栄えがとりやすいため、よく使用しています。

     

    レッカーの運転手さんと息の合った吊り上げ、据え付け作業。かけや(木の大ハンマー)を振るう大工さんの姿は画になります。

     

    構造用の柱、梁を組み上げていく作業と並行して、窓枠、間柱などの『羽柄材』(構造材ではありませんが、開口部や内装下地の下地となる材料)も手際よく据え付けられていきます。これらもプレカット工場で事前に加工して現場に搬入されるので、作業もスムーズです。

     

    だんだんと2階の床となる梁が組み上げられてきました。柱と梁、梁同士はボルトによって緊結されますが、外部の柱と梁を緊結している部分はボルトの頭が外気に面するため、温熱環境的には熱橋(『ヒートブリッジ』文字通り熱の逃げ道)になりますのでウレタン吹付の断熱材をボルト穴に注入充填しておきます。

     

    2階の床下地となる構造用合板が敷かれました。床の下地となると同時に長期優良住宅に要求される耐震等級を満たす水平構面となります。性能表示制度における水平構面の計算に基づき、所定のピッチ、厚さの合板を敷きならべます。昔は梁が組みあがったら、45㎜角の根太を30㎝おき位に並べその上に薄い合板を敷く、という工法が主流であったため上棟作業時ではなく翌日からの作業で床下地を敷いていました。水平構面を取るために上棟時に合板を敷き詰めるこの工法の方が作業も安全になったと言えます。

     

    1階部分がおおよそ形になってきたところで、外壁面には構造用耐力面材を打ち付けていきます。こちらも従来の工法では筋違を打つのが主流の時代もありましたが、現在ではこういった面材を用いる方法にシフトしてきています。外壁面に筋違が無いので断熱材の敷設が非常にやり易い、耐力面材そのものに防火下地性能がある商品もあるので建築確認申請上、防火構造がつくりやすい、といったメリットがあります。無論、筋違よりも壁量計算における壁倍率が大きいので室内の間仕切りも極力減らすことができるという利点もあります。 筋違よりもオネダンがする、という事がデメリットと言えばデメリットでしょうか。

     

    2階の架構が組みあがってきました。と同時にバルコニーも形作られています。バルコニーの床高さを2階の床面と合わせる、あるいは右写真のように一段下げるという2通りの手法が考えられますが、筆者は好んで下げる方法をとっています。防水工事の関係上、床面を揃えると部屋からバルコニーへ出る際に床から20㎝程の壁を乗り越えて外へ出る、という形になります。右写真のように床面を下げた場合は部屋からは床の段差はありませんが、バルコニー側へ降りる段差はある、という形。部屋内から見たスッキリ感の方を取ってこのように下げる形式としています。ただしこの場合はバルコニーを支える柱が1階部分に必要となります。

     

    2階もだんだんと形になってきました。この時点でまだ午前11時頃、早い! さすがの手際です。この現場は一昨年に竣工お引渡しさせていただきました、mi様邸 のご親族の方の住宅です。後方にmi様邸の建物も見えています。主要道路の交差点の角にある立地ですので、信号待ちの車両からはよく見渡せます。営業担当としては宣伝効果は抜群の条件ですな。

     

    小屋裏にも2階床と同様、水平剛性を高めるための構造用合板を敷き詰めます。と言っても、小屋裏は左写真の部分のみ。その他の場所には『火打梁』を使用しました。2階は屋根勾配に合わせた勾配天井とし、化粧梁を見せるためそもそも水平面が打てない、という理由もあります。合板が敷いてある部分は小屋裏収納になる予定です。

     

    建物がだんだんと組みあがってくると、レッカーの運転席からは角度的に奥の方の状況が見えなくなってきます。そこで運転手さんと棟梁の一人がイヤホンマイクのヘッドセットを装着。上部にいる棟梁からの指示が飛び、それに合わせて熟練の運転手さんが息の合った操作を行います。

     

    小屋組みができてきたところで屋根下地の垂木を取付けていきます。垂木は一か所ずつ長いビスで留め付けていきます。固定する、という目的はもちろん、性能保証の仕様的には暴風時に軒先の浮き上がりを防止する性能を持ったビスの仕様が求められます。

     

    主として上部に上がるのはできるだけ若手の大工さん。棟梁やベテラン大工はデンと構え下から的確に指示と檄を飛ばします。

     

    2階部分の外壁耐力面材も張られ、住宅の形が徐々に見え始めた頃、別件で現場を離れていた監督s水も到着。これで役者が揃いましたな。

     

    屋根下地の合板が敷設されていきます。小屋裏には勾配天井とするため、水平剛性を負担する水平構面が一部と火打梁のみとなりますが、この屋根合板も所定の垂木ピッチと所定の熱さの合板を使用する事で屋根勾配の割合によって『屋根構面』として構造耐力に算入する事ができます。

    普段の現場ではほぼ全面水平構面を打ってみえなくなってしまいますが、こうやって小屋組みが見える形状の現場はあらわになった構造が幾重にも重なる画が非常に美しく見えます。

    筆者の個人的な上棟の儀式。屋根の一番高い部分に上がって周囲の景色を眺める。工事中足場がある時にしか見る事の出来ない眺めです。

     

    翌日が雨天の予報のため、外周をブルーシートで覆います。写真では分かりづらいですが、現場の中は青一色に染まっています。これで雨対策はばっちりです。

     

    上棟式の準備に入りました。先日の地鎮祭の時にもお越し願った神主さんに再び上棟の式典を執り行っていただきます。

     

    お祓いや祝詞奏上をつつがなく進行。あらん限りの声量で祝詞を奏上するという流派(?)の方のためか、建物内には神主さんの大音声が響き渡ります。地鎮祭の時はまだ外部でしたのでそこまでは感じませんでしたが、上棟式になるとその違いがよくわかります。

    神主さんの奏上に合わせて棟梁が槌打つ儀式。

    古には都に仕え、主に土や石を扱う仕事に就く職人に『左官』、木材などを扱う職人(今でいう大工)に『右官』という官職が与えられていたと聞いた事がありますが、こうしてみるとなるほど上棟式というのはまさに『神事』なのだという事を実感できます。

     

    玉串奉奠、直会をもって上棟式もつつがなく完了。工事の安全とi 様ご家族のご多幸を祈願しました。本日は誠におめでとうございます。さあ、ここからが本番です。


    2021.03.22

     

    土台伏せ工事が終了しました。上棟までの間雨が降っても基礎内部にたまらないようにブルーシートで養生しておきます。外に飛び出たコンクリートの上に妙な形の物が固定されていますが、これは・・・? 上棟後に分かるようになります。


    2021.03.11

     

    基礎の型枠存置養生期間を終え、型枠を外しにかかりました。表面はツヤツヤで良い感じに打設できています。まだ春先とは言えすでに20℃近い暑さの中、重い鋼製型枠を取り扱うのは非常に骨の折れる作業と思いますが、頑張ってもらっています。あまり考えたくはありませんが、真夏ともなるとコンクリート仕事はまさに灼熱地獄となります。

     

    基礎の内周部には型枠を建てる時に同時に仕込んでおいた基礎断熱材が張り付いています。コンクリートの接着性能により、基礎とピッタリと貼りつき、床下の断熱性能を高めます。


    2021.03.06

    設備の色決めに再度ショールームへやってきました。いよいよ上棟も近づいてきていますが、上棟後一番最初に施工される設備機器はユニットバスになります。外壁面の断熱、法定の防火の処置が終われば箱型状のユニットバスを先に据え、その周りを棟梁に造作してもらっていきます。


    2021.03.04

     

    工場では今回担当予定のw辺棟梁が主に枠材などの造作材を加工しています。現場自体はまだ基礎コンクリート工事の段階ですが、詳細図により寸法が分かる材料だけ先に刻んでおこうという事でプレーナーなどの機械と格闘しています。

     

    現場では本日は配筋検査を行いました。ミノワでは基礎断熱工法を行います。(基礎コンクリートの垂直部分に外周部に沿って断熱材を充てる工法)そのため屋内の床下部分はできるだけ間仕切なく通気が良いようにしておきたいのですが、コンクリートの底板の強度を考えると、間仕切りを減らすのも考えもの。間仕切りはイコールコンクリートの梁となり、地反力に対して住宅を支えるために必要です。これら相反する要素を両方満たすため、地中梁を入れる工法を取っています。左写真で基礎底板を六分割しているラインが地中梁部分です。これにより底板を支え、かつ、床下をできるだけ空気環境的に一体空間としているのです。


    2021.02.24

     

    重機での掘り方開始。現場が広いので比較的のびのびと作業できます。敷地にはすでに東西で200㎜ほどのレベル差がついていますので、高い方に基準を合わせて設定し、低い方ではあまり残土が出ないように調整しています。


    2021.02.22

     

    基礎工事の丁張りを行いました。本日は最高気温22℃の予報。まだ3月にもなっていないというのにこの暑さ。作業をしている職人さんは涼しい顔ですが、トランシットを見ているだけの筆者はすでに汗だく、Tシャツでの測定となりました。

     

    住宅の基礎の配置と高さがおぼろげながら見えてきた状態です。


    2021.02.20

     

    地盤改良工事が完了。ところどころ古墳の発掘現場のように孔が空いています。この地下に約2.0mの長さのコンクリート杭が敷設されています。その数およそ40本。地盤を強固にしてこれから建築される住宅を支えます。文字通り『縁の下の力持ち』

    i様にうかがったところこの土地は旧くは川であり、その脇には水田が広がっていたとか。地名にもさんずいが付くので、おそらくはそのような旧歴だろうと想定されていました。改良工事の職人さんから聞くと、約2m程掘削すると水が湧き出てきたそうです。その下は河原の礫層となり、オーガーも入っていかなかったため、改良杭の支持層としました。

    一仕事終え、重機をダイナミックに積んで帰っていきました。


    2021.02.13

     

    本日は地鎮祭が執り行われました。神主さんの設営を手伝ったのですが、2月中旬とは思えない暖かい気温でむしろ暑いくらいで、上着を1枚脱ぎ2枚脱ぎながらの作業となりました。

     

    祝詞奏上、四方祓い、玉串奉奠つつがなく進み無事に地鎮祭を終えました。

    今回の看板は歩道付きの大通りに面して建てる事ができ、交差点も近いので多くの人の目に留まるという立地条件です。見かけた方はぜひご一読をお願いします。


    2021.02.12

     

    工事に先立ちスチール物置の移動にやってきました。基礎部隊のtさんにユニック車で吊り上げて移動してもらいます。

    現状の物置が置いてある部分に計画建物の配置が重なっている、という事もありますが今回の計画建築物の敷地内に物置があると少し面倒な事がありました。

    建築基準法第2条第1号では『建築物』の定義として『土地に定着する工作物のうち,屋根及び柱若しくは壁を有するもの』とあります。・・・???なにか問題でも? と思われるかもしれません。実はこのスチール物置も『土地に定着する建築物』とみなされ、同一敷地内にある建築物として建築面積や床面積に算入されてしまうのです。(どう見ても定着はしていないのですが)建蔽率や容積率に余裕があれば別に移動する必要はありませんが、制限ギリギリのような現場は仮設とは言えこのような物置の面積が命取りになる事もあります。  簡単に移動できるのに『建築物』とはねぇ・・・

    また、物置が建築物である以上、これから建てる木造住宅はあくまで物置に対する『増築』という扱いになり、『新築』とは少し申請内容や提出図面が変わります。

    上記2点、少し辛抱強く申請作業をすれば特に問題点はありませんが、正直チョットメンドクサイノデス。今回は計画建物に被るのでいっそのこと敷地外へ移動してしまおうという事になりました。

    これから建て替え等をご検討される方で、物置や車庫などを残して計画する場合はゆめゆめご用心ください。

    ※建築基準法上の『増築』:一般的に増築というと既存の建物にくっつけて部屋などを建て増す、というイメージがありますが、建築基準法では同一敷地内で建物の床面積を増やす事が『増築』にあたり、くっついているかどうかは関係ありません。今回のケースもすでに敷地にある物置に対してくっついていなくても住宅を『建て増す』という事は『増築』にあたります。元々あった物置の面積や高さ、構造、配置なども明記した申請書や図面も必要になる、という事になります。

     

    無事敷地外へ移動しました。同じ土地の中にあるように見えますが、筆の違う計画敷地外への移動です。


    2021.01.30

     

    本日はi様に瀬戸市sn様邸で開催された完成見学会にご来場いただきました。先に建築されたお客様の住宅で『何か参考になるところはないか』と、模索を続けます。

    考えてみれば過去ミノワでご検討されたすべての建築主様はこうやって見学会場にご来場され、材質感やスケール感を参考にして自宅の建築に臨まれたことだと思います。過去から未来へ連綿と続くこの流れに何か感慨深いものを感じます。


    2020.12.20

    本日はi様に江南事務所までお越しいただき打合せを行います。着工はまだまだ先ですが、あらかじめ外部周りの色決めを早めにしておこうと相談しました。瓦や外壁、サッシの色など、CGによるイメージ図を確認しながら検討します。

     

    その後は現場に移動。建物の正確な位置出しを行い確認します。比較的敷地形状が変形のため、図面で見ているのと実際に現場で位置を出してみるのとだいぶ感覚的には違います。


    2020.12.05

     

    設備のショールームの見学にやってきました。i様ご本人はこういったショールームに訪れるのは初めてですが、昨年ご親戚の住宅をミノワで建築していただきましたので、同席してもらいました。経験則からくるアドバイスをもらいながら検討を重ねていきます。

     

    百聞は一見に如かず。掃除のしやすさや材質、見た目などまずは体感してみて設備の特徴をつかんでいきます。


    2020.12.04

     

    先日の配置出しに基づいて地盤調査が行われました。スゥエーデンサウンディング試験を行い、どれだけ地盤が硬いかを測定する試験です。改良が不要ならありがたいのですが。


    2020.12.03

     

    ただいま鋭意建築確認申請中。同時並行で長期優良住宅申請中。その間に地盤調査を行うべく、敷地に建物の位置出しにやってきました。建物は割と整形なのですが敷地が変形の五角形をしているため、調査会社がどのあたりを調査して良いのか分かりにくいので、配置図を元に現地で位置出しをしておきます。

     

    二本の巻き尺を使って三点取りで正確な位置を出していきます。建物の形をとる時に役立つのが『ピタゴラスの定理』(直角三角形の直角を挟む2辺A及びBの二乗の和は斜辺Cの二乗に等しい。A²+B²=C²)です。メモリーと平方根のとれる電卓アプリがあれば便利です。

    このピタゴラスの定理の二乗の部分をn乗と仮定し、n=3以上の時、この式を満たすA、B、Cに当てはまる自然数は存在しない、というのが『フェルマーの最終定理』の証明(だったかな)です。


    2020.10.28

    この度愛知郡で建築計画がスタートしましたni様邸、昨年竣工お引渡ししましたお客様のお身内の方で、敷地もまさにその隣。連続でご用命いただきありがたい限りです。

    年まわりの関係上、着工は来年の節分が明けてからとなります。その間は諸官庁への申請作業に取り掛かりつつ、i様と設備等の検討を行います。来年になるのが待ち遠しいですね。