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名古屋市yoyo様邸

  • MHA.Case18『ERI’s Ladder(仮称)』 instagram Pinterest YouTube


    2021.07.31

     

    完成見学会初日にO様ご家族がご来場。完成クリーニング後は初めて現場をご覧になります。今まで道具や材料などで雑多としていた現場がキレイに清掃され『住宅』としてお目見えしました。初めて目の当たりにする生活空間としての我が家の現場に期待も膨らみます。

     

    リビングの一角に設置された3階のERIちゃんの部屋へ通じるヒミツの通路にかかるハシゴ。早速上ってみます。他のご来場者の方もみえる度にデモンストレーションをしてくれました。気に入ってもらえたなら何よりです。

     

    外は真夏の気候で非常に暑いですが内部はエアコンが効いていてかなり涼やかです。

     

    1階から上がってくる階段の脇には横長スリットの窓が取り付けられています。図らずもお隣様の緑が借景となり、木質インテリアの一部アクセントとしてピクチャーウインドウの役割を果たしています。


    2021.07.29

     

    週末の完成見学会に先駆けて社内検査が行われました。限られた空間の中で造作工事を行ってもらいましたので長い材料を持ち上げたりした時に『不慮の事故』の跡がちらほら・・・この後はリペアの職人の出番です。キズのあった個所を知っている者でさえ後で分からなくなるような補修の達人に入ってもらいます。

     

    各和室に畳が搬入されました。新しい畳のイグサの良い香りが漂います。

     

    サッシの網戸の建込や、建具の建て合せの微調整。フットワークの軽さが自慢のs浦サッシ親子に来てもらいました。付近は都心を少し外れた住宅街で緑も豊かに残っています。イコールこの季節は蚊が多いので、網戸を入れてもらいこれで一安心です。

    塹壕に身を潜める旧陸軍兵ではありません。 t電気さんに框下間接照明の微調整をお願いしました。床近くに取付ける物で目視できる寸法はわずか。大変な部分ですがキッチリと仕上げてくれました。


    2021.07.28

     

    指定確認検査機関による建築基準法の完了検査を受けました。準防火地域、高度地区、建築協定など何かと規制の多い地域での木造3階建て住宅という事で検査員のチェック項目も多岐にわたり非常にヒヤヒヤしましたが特段大きな是正事項は無くほぼ合格。後は外構工事中に1か所記録を取ればOKです。

     

    内部も床の養生が剥がされてクリーニング工事が終わり、ほぼ生活できる空間が整いました。いつもの事ですが出来上がりの現場をいの一番に見られる、これこそが現場監督の醍醐味ですな。

      

    準防火地域に建つ木造3階建て住宅、という事で本来ならば『準耐火建築物以上』としなければならず、このように構造材、造作材など木の部分を表したインテリア及び上下階を吹き抜ける階段などは法的に不可となるところですが、国土交通省告示の規定によって開口部制限を順守する事で『準延焼防止建築物』としてこれらの表現が可能となります。

     

    設備周りも取付完了。木材を多用した内装の中においてキッチン周りのシックな色合いが空間を引き締める役割を果たしています。

     

    筆者の密かな愉しみ『出隅コーナー』です。壁と壁の出た角『出隅』部分に木の角当てを取付けます。生活している中で衣服の袖が擦れたりしてクロスが破れるのを防ぎます。壁同士の角だけでなく壁と天井の角にも見切材を設けます。上記木材を多用したインテリアと相まって空間を引き締める役割と同時に天井と壁でクロスの品番を違うものにしたい、といった時に貼る面を切り替えるという使い方もできます。

     

    玄関収納の扉の中にはスライドして出せる吊下げのバーがあります。この部分には雨傘を掛ける事ができます。

     

    点検口から床下へ入り、工事中に出た木屑などを清掃しています。新人のO本君が入ってくれました。こうして彼も閉所恐怖症を克服していく事と思います。

    yoyo様のご厚意により7月31日(土)、8月1日(日)にわたり完成見学会を行います。

    限られたスペース、各種制限のある地域などでの建築をご検討の方は考察の一助となれば幸いです。ぜひご覧ください。


    2021.07.16

     

    電力の本引込が行われ、建物に通電し照明器具が灯りました。何度経験しても現場で照明が灯った瞬間というのは感激します。

     

    各箇所に火災報知器の取付を行いました。電池式煙感知火災報知器、電源の配線は必要ありませんので比較的手軽に取付ける事ができます。約10年後に電池の交換をお願いします。準防火地域に建つ準延焼防止建築物という事で近隣外部からの火災にはある程度強い造りとなっていますが内部からの火災による一酸化炭素中毒事故を起こさないように火災の煙にいち早く反応する報知器を各居室に取付ける必要があります。

     

    電源が供給されたので先日Kーズデンキの職人さんが取り付けたエアコンの試運転を行います。この季節、試運転とは言え現場でエアコンを稼働させる事ができるとは。まさに『地獄に仏』、『犍陀多に蜘蛛の糸』、『夏の現場にエアコン』。文明の利器とは有り難いものです。

     

    建具の建込も終わっていました。木材をふんだんに使用したインテリアにはやはり木格子を強調した建具が似合います。

     

    リビングにつながる個室の建具は格子戸としています。LDK一体として使用する部屋のため完全に閉じる必要はなく、換気通気ができるようにしたいとの事で特に面材などは入れていません。

    掃出し窓の内障子には毎度おなじみの吉村障子を採用しました。シンプルですっきりしたデザインなのでこういった空間にはよく似合います。写真は三本の障子ですが閉めた際に同一に見え、あまり建具としての存在感を出しすぎないのが利点です。


    2021.07.13

     

    キッチンの設置工事が終了していました。全体的に明るい色調のリビングダイニングに対してキッチンは少しシックで濃い色にまとめられました。空間にはメリハリがつきますね。

    キッチン脇のスペースにはT社のホーロー板を取付けました。こちらは家族のスペース。ホーロー板は裏板が鉄となっており磁石製品が取り付けられます。表面はガラスコートされているので汚れや油分が付きにくく、油性ペンで書いても水拭きで落ちるほどの威力。家族の掲示板として重宝します。

     

    本日は木製建具の建込、建て合せ作業が行われています。各室がいよいよ『部屋』としての形を帯びてきています。表面材はシナのフラッシュ戸を採用。その他に造作材として使用している杉や桧に合った明るい色調で、筆者は材を選定して図面を描く際に多用しています。

     

    玄関収納も取付けられました。(相変わらず普通レンズでは引きが足らずに分かりにくいですが)キッチンと同様、明るい色調の空間に突如現れた濃いシックな色合い。ウォルナットの突板でつくられた家具が存在感を表しています。1階の廊下は玄関方向に向かってストリップ階段が上がっていく構成となっており、その階段下にあたる部分に玄関収納を設置。狭小空間でできるだけ狭さを感じさせず、かつ、収納もとるための配置です。


    2021.07.07

     

    梅雨の合間の雨が強まったり弱まったりする天候ですが、エアコンの取付に来てもらっています。雨脚が強い時に内機、外でできそうな時に外機を取付けていきます。二人一組で息の合った作業をしています。

     

    o様も完成が待ち遠しいですね。現在のお住まいが現場のすぐ近くなので、ちょくちょく見れるのが良いところ。


    2021.07.05

     

    クロス貼工事が終了しました。貼り終えられると木材の色と白系のクロスの明るい色とのコントラストがよくわかります。

     

    変わった天井の形をした最上階の子供室。女の子の部屋らしくピンクのアクセントクロスが空間を引き立たせます。

     

    実は3階にはちょっとしたヒミツの通路が。詳しくは現場完成見学会にてご覧ください。

     

    クロス職人のy本さんはたまたま偶然か、2年ほど前の『悪魔の階段』から筆者担当の壁紙泣かせの現場を施工してもらう事が連続しています。それに伴い、筆者も「木材化粧を活かしつつクロス業者さんができるだけ施工しやすい」という収まりを考えてきました。終了際にy本さんから「だいぶやり易くなりましたよ」と聞きました。・・・「y本さんも慣れてきたな。これはもう少し手の込んだ収まりを考えても良いのでは・・・」と耳元で囁くものがあります。


    2021.06.30

     

    y本さんが一人でコツコツとクロス貼作業を続けていっています。他の現場で別の職人さんが早く終わったら応援に駆け付けるという事でしたが、他の現場でも他の職人さんが一人でコツコツとやっていると見えます。まあまあ観念して地道に作業を続けてもらうとしましょう。

     

    一部分アクセントとなるクロスを先に貼り、メインとなる品番を最後に一気に貼る作戦と見ました。内装の作業ももう少しです。


    2021.06.25

     

    キッチン周りのクロス貼に入りました。メインの白いクロスに対してキッチンのみに貼られる濃い目の色のアクセントクロス。一部分こういった面があると、空間が締まります。キッチンの加熱器の上部は毎度おなじみ漆喰塗とします。建築基準法上の内装制限に対する国土交通省告示に従い、特定不燃材料の漆喰を使用します。


    2021.06.24

     

    内装クロス工事が始まりました。ボードの継ぎ目に下地パテ処理を施し、クロスを貼っていきます。ここまで来ると一気に部屋らしくなってきます。今回もいつものy本さんです。毎度筆者のヤヤコシイ収まりの現場にお付き合いいただきありがとうございます。(背中に諦観と哀愁が見て取れます)ここまでのベテランのクロス業者さんともなれば、下地のボードの張り方を見てどんな大工さんかが何となくわかるそうです。

     

    o様とも外構、設備のお打合せを詰め、内部を確認。いよいよ出来上がりが見えてきた現場ですが、仕上げ工程はもう少しかかりますので、今しばらくお待ちください。


    2021.06.19

     

    梅雨に入り雨模様の中、現場へやってきました。作業終わりにサッシのシャッターを閉め、室内が若干薄暗くなった時にインテリアの形が映し出す陰影を見る事ができました。まだ屋内には照明器具は取付けられていませんが、時間によって移ろう日照によって自然を感じられ、これはこれで非常に美しい。有名な安藤忠雄氏が長屋や教会で重視した光と影の妙というものはこういう事だったかもしれません。

     

    電気業者さんによる壁や天井に取付けられる設備の開孔作業が行われました。石膏ボードに開口するものは失敗してもやり直しがききますが、羽目板に開ける穴は一発勝負です。念入りに場所を決めておく必要があります。


    2021.06.15

     

    長かった造作工事が終わり、若手大工2人の作業が終了しました。本日は残材や道具をまとめて引き上げ、掃除をしに来ています。

     

    今まで道具と材料でいっぱいだった室内はキレイに片づけられ、『こんなに広かったのか』といった感があります。長期間お疲れ様でした。


    2021.06.12

     

    縁側のウッドデッキが完成。間取りの都合上スペースが限られた1階平面の貴重なアウトドアスペースです。洗濯物を干したらよく乾きそうです。

    だんだんと出来上がる現場を見にERIちゃんもやってきました。工事現場の中につき安全対策でしっかりとヘルメットを着用しています。


    2021.06.10

     

    玄関ポーチのタイル貼工事に着手。その前に手前の二段の階段の下打ちを行っておきました。現場のスペースと足場建ての都合上、今までは最上段の部分しかありませんでしたので、現場への出入りが少し難儀でしたが、階段ができたおかげでだいぶ入り易くなりました。玄関内部には鏡面のツヤツヤの物を選択されました。

     

    全面に貼られるとその鏡面ぶりがよくわかります。続いて外部の階段部分のタイル貼。天気予報では7月下旬並みの熱さ。炎天下の中、タイルやモルタルを扱う仕事は地獄の窯の底のような暑さです。熱中症には十分にお気を付けください。

     

     

    内部造作工事もいよいよ大詰めです。階段の手すりや棚板を取付けていきます。若手大工2人で頑張って仕事をしてもらいました。K棟梁とW辺棟梁がみっちり仕込んだ技術の成果がここに結実しました。非常に丁寧な仕事です。少子化の影響もあり業界では若い職人の不足が叫ばれる昨今、彼らはあと10年もすれば引く手数多、引っ張りだこの棟梁となる事でしょう。

     

     

    造作の終わった一室を借り、O様にも現場にお越しいただき、打合せを行いました。仕上工程に入り、設備、クロス、建具、家具など色柄や仕様を決定する事項が目白押しです。お施主様には大変ながら住宅の『色』を左右する重要な作業です。

    3階からは名古屋の街を一望できます。さすがに最上階だけあっていかに高気密高断熱住宅の現場とは言え夏場は暑いのですが、東西の窓を開け放っておくと涼しい風が吹き抜けていきます。


    2021.06.01

     

    現場では造作工事の終了も迫ってきたこの時期、その後に施工する仕上工程のためにお施主様に決定してもらう項目が目白押しです。内装クロスよりは後の工程になるのですが、照明器具の実物をご覧いただくため、某P社のショールームへやってきました。実際に取付けられた照明の位置や明るさを確認でき、非常に分かりやすいショールームです。

     

    午後には別件のショールームへ向かいますが、その間の時間を利用して現場へ立ち寄り、内部をご確認。事務所から持ってきたカタログやサンプルを見て、クロスやタイル、建具、家具、バルコニーなどのお打合せを行いました。さすがにこれだけの物を一時に決定するのは困難ですので、数日ご検討してもらいます。

     

    内部ではk保木棟梁が1階の天井のボードを張っているところです。脚立に作業床をつくって上って作業していますが、少し背の高い大工さんなら上らなくても届く高さ。この地域に指定されている斜線制限により、各階の高さを極端に抑えているためこのような空間になっています。図面を描く際には『居住空間でない部分の天井高は下げて、配線の懐などを稼ぐ。』と割り切って進めてきました。

     

    h谷川棟梁も奮闘中。若い二人の力で現場もかなり迅速に進みました。

    ところで窓へ向かうこの階段状の棚は・・・?

     

    後半は某T社のショールームへやってきました。造作と内装クロス終了後にキッチンと洗面化粧台など設備機器を据え付ける工事を行うため、色柄の最終確認に訪れました。色以外の細かい仕様は以前に訪問した際に決めてありましたので、だんだんと進んだ現場を確認しながら、どの色が良いかをじっくりと検討します。


    2021.05.26

     

    写真では少しわかりにくいのですが、昼光を受けホワイトのガルバリウム鋼板が光り輝いてみえます。まさに住宅地に聳える白亜の塔の雰囲気を醸しています。

     

    隣家やお向かいに繁る新緑を借景として見る事ができ、住宅密集地であるこの現場の特徴が逆にプラスに働いた結果となりました。

     

    壁下地の石膏ボード張りに入ります。ここまで来たら造作工事もあとひと踏ん張り。


    2021.05.19

     

    手摺など各部の造作がどんどんとでき上ってきています。できるだけシンプルイズベストに収めた図面ですができ上ってくると『こんな感じになるのか』と、少し感激です。

      

    階段室は上下階をつなぎ、縦に抜ける空間です。間口の狭い空間ですができるだけ視線を遮らず開放性を持たせる工夫をしています。

     

    h谷川棟梁の初仕事、だんだんと追い込みの時期に入ってきました。初仕事が筆者の二回転半くらい捻くった図面での現場でしたが、特に滞りなく進んできました。収まりもキレイ。立派な一人前の仕事です。さすがはk棟梁のお弟子さんですな。これから数年が独り立ちした不安もありながら試行錯誤を繰り返す一番楽しい時期でしょう。


    2021.05.18

     ・・

    階段が掛かりました。ハシゴ状に組んだストリップ階段です。都市部の木造三階建て住宅で、1階から2階、2階から3階への階段を平面上で同じ場所に配置する事はボリューム計画を行う上で常套手段と言えます。同時にこれだけ透過性のある構造とする事で、換気の通り抜け、上階から下階へ採光を落とす、という効果も狙っています。数年前に建てた3階建てのお客様は『開放性があるので誰がどの階でしゃべっているのか分からない時があります。』と言われていました。


    2021.05.14

     

    道路に面した外壁面の2階と3階部分はモルタル下地の漆喰塗仕上げです。下地のモルタルをバケツに投入し上へ持って上がるだけでも大変そうですが、ウィンチを使ってあげれば楽々と引き上げることができます。

     

    漆喰塗仕上げ完了。漆喰塗部分、ガルバリウム鋼板部分、サイディング部分と、材料は違えど各々ホワイト色とし、それぞれが持ち味のテイストを表現して以外にマッチしているかもしれません。

    今回は狭小間口で、幅が10m以下のため、2階以上に関しては敷地すべてが建築基準法上の『延焼のおそれのある範囲内』となります。準防火地域において3階に設けた非常用進入口の周辺が火に強いモルタル下地漆喰に仕上げられ、現代版『うだつ』とも言える防火構造の袖壁に囲まれています。外部からの火炎の侵入に関しては強い仕上げと言えるのではないでしょうか。

     

    準防火地域の木造3階建て住宅は『準耐火建築物』とする事が求められます。詳細を説明するとヤヤコシイのですが、端的に言うと内装に木構造や木仕上は化粧で見せてはならずすべて石膏ボードで覆わなければなりません。O様としてもミノワとしてもそんな味も素っ気もない内装にはしたくないため、建築基準法の旧告示では『準防木三戸』、令和2年より『準延焼防止建築物』と呼ばれる形式で計画しました。これらは内装に木材を見せても良い代わりに、境界線からの距離に応じ、開口部(サッシ)の面積制限を受ける、という形式です。どのみち住宅密集地につき採光が取れれば良いと割り切って小さい開口部を各所に配置していますが、ご近隣の植栽を借景としてみることができるような位置に窓をとれる幸運もあり、そこまで不自由を感じることなく計画できています。

    階段を掛ける作業に入り始めました。なかなか広い面積の部屋をとれない都市部の狭小地の住宅はいかに室内を広く『見せる』かがカギとなります。なるべく視線が向こうに抜けるように遮るものを少なくした構造やインテリアが理想です。階段部分も吹き放しとして、階段そのものもストリップ階段としました。住宅内の物理的な容積は変わりませんが、奥まで見渡せることによって心理的な広さを感じさせる、という方法です。

    それにしてもa朗監督の撮影してくれる画像は広角レンズのためより広く見えて説得力があります。筆者も常々広角レンズが欲しいと思っているのですが・・・。


    2021.04.27

      

    徐々に間仕切りの下地が組まれ始めてきました。当たり前ですが、組まれる前よりはだんだんと開放感が少なくなってきます。狭小住宅ながらメインの生活空間には出来得る限りの開放性を持たせるプランニングをしたつもりですが、実際に見てみるとやはり『視線の抜け』は大事なんだと実感します。

     

    3階の形は間もなくでき上ると言って良いでしょう。ここから徐々に下階へ下階へと降りながら仕上げていきます。


    2021.04.22

     

    2階の掃き出し窓用の枠を製作中です。窓枠はこのようにいったん組んでからそのまま窓へと取付けます。今回のように非常に作業スペースが限られている現場ではこれだけ大きな窓を採用すると取付ける窓まで運ぶ経路や方法も先に考えておかなければいけません。

     

    さて、うまいことハマるでしょうか。大きい枠のため化粧柱にぶつけないように三人がかりで慎重に運びましたが、現場に置いてある材料の都合、いったん元に戻して反対向きに入れ直しました。

    このh谷川棟梁、作成するものは寸法ピッタリ(過ぎ)に造らないと気のすまない性格。枠をはめ込んでみたところ、ピッタリ過ぎて逆に樹脂枠の施工誤差により入らない。まさにカミソリの刃一枚入るスキマもありません。そこはそれ、匠の技で微調整を施しました。このような事からh谷川君、学生時代は『カミソリのタケ』として恐れられていたとかいなかったとか。事務所で造ってもらった可動棚はピッタリ過ぎて取り外すのにだいぶ力が要ります。

     

    無事に収まり、何事もなかったかのように粛々と次の作業に移ります。


    2021.04.19

     

    天井の石膏ボードが張り始められました。準防火地域に建つ木造3階建て住宅で『準延焼防止建築物』という造り方をしています。最上階の天井に求められる性能として、12㎜以上+9㎜以上の石膏ボード2枚張以上のものを張る必要があります。いつもとは違う長さのビスが必要になったりします。

     

    最上階のeriちゃんの部屋の天井です。変わった形の勾配天井ですが、奇を衒ったわけではなく、名古屋市の条例による高さ制限に合わせて必要な形状を求めたものです。法的な形を満足させつつ、人が生活できる空間を両立させるための形となりましたが、でき上ってくると案外オモシロい形かなとも思います。


    2021.04.15

     

    内装用の石膏ボードが搬入されました・・・、と文字で書くのは簡単ですが、この部屋は3階にあり、現場にはバルコニーもユニック車を停めるスペースもありません。そこで『上げ屋』さんに上げてもらいました。つまりは人力です。まずは1階に運び、そこからまだ取り付けていない階段の穴を使って一気に3階まで上げるのです。さすがはプロだけあって上げた後もピシッとキレイに揃えて置かれています。筆者も3階建てばかり担当していた若い頃に、経費削減(?)のため大工さんと現場監督と三人で汗みずくになって上げていました。全部上げ終わった後、最上階に大の字になって転がった時が非常に解放感を得られる瞬間でした。


    2021.04.10

     

    外壁のガルバリウム鋼板施工中。メタリックホワイトな縦ストライプのクールな印象を与える素材です。

     

    ユニットバスの据付工事完了。高制限の都合、梁の高さを下げている事も相まって、ユニットの壁も若干切り縮めをしていますが、あまりその狭さを感じさせない収まりとなりました。2階への給排水配管も接続されました。タイトな寸法の中、無い知恵を振り絞って経路を考えました。仕上材が上手く収まってくれれば良いのですが。

     

    現場でo様とのお打合せ。階の移動をする際に使用するハシゴは少し上り下りには怖いですが、eriちゃんは意気揚々と軽々上っていきます。この春から新一年生になったとか。新型CV禍の中ですが、学校生活を楽しんでほしいと思います。


    2021.04.07

     

    1階のファサードの仕上材が張られました。ここだけはワンポイントで石目調のサイディングを選択されました。

    縦長のファサードですのでワンポイント入れる事で間延びした印象をさせない、という効果が見られます。


    2021.04.02

     

    設備業者さんが床下の給排水配管にやってきました。一度床合板をめくり床下に配管を這わせます。今回は1階に畳の間があるので、後々点検したい時にも比較的楽に見る事ができます。

     

    高さ制限の都合上、各階の階高、天井高を極限まで切り詰めていますので、2階へ行く配管経路をどのようにとるか、ミリ単位の寸法のせめぎ合いです。

     

    外部軒天井の施工。準防火地域につき、こういった部分も防火構造にする事が望まれます。今回はメーカー品で国土交通大臣の認定がとれている製品を使用しました。


    2021.03.25

     

    屋内配線工事が着々と進んでいます。構造躯体により間仕切りができる部分は柱や間柱に配線を這わせて、天井から降ろせばいいのですが、造作で間仕切壁を作成する場合は、まだその壁ができていませんので天井から丸めて吊っておく、という形になります。

     

    ダウンライトが直接グラスウールに接しないように天井裏に取付けるボックス。電気配線専用の部品ではありません。また、大工さんに合板などで造ってもらうと少しですが手間がかかり、残材も出てしまいます。これくらいの大きさで何か容易に使える物はないか・・・と、とあるお店で見つけたものです。ダウンライトを使う際には非常に重宝しています。


    2021.03.22

     

    電気業者さんが天井裏に配線を施します。天井裏、と言っても今回は高さ制限のため天井裏にほとんど空間が残っていません。配線によっては目的の場所までまっすぐ引けないものもあります。いかに効率よく引くか、現場で電気屋さんと綿密に打ち合わせます。

     

    2階と3階の床には消音のため、下地合板の上に石膏ボードが敷かれました。今回の場合準防火地域の木造3階建て住宅という事もあり、各階の境に必ず石膏ボードを施工する事が求められます。普通に考えれば天井に使用する石膏ボードで事足りるのですが、リビングは化粧梁をあらわして、杉の羽目板を張る予定です。ミノワの場合上階の床に下地として石膏ボードを敷く仕様としているため、天井にボードを使用しなくても可能な結果となりました。

     

    梁や火打梁が断熱材と干渉するため、気密シートとテープが非常に貼りづらいですが、k保木大工が頑張って貼り付けてくれました。断熱境界よりも上部の小屋裏を点検するための点検口はその部品そのものに断熱性能を持ったものを使用します。住宅の熱損失を徹底的に防ぐための仕様です。


    2021.03.20

     

    天井の断熱材を入れ込んでいきます。こちらは壁に使用したものと同じ高性能グラスウール120㎜を2枚重ねで240㎜厚とします。断熱材は厚みが増すほど威力を発揮します。壁には柱の厚みと同じものしか入りませんが、屋根裏は寸法の許す限り厚くできます。冬季に屋根から熱が逃げる事、また、夏季に真上から照り付ける熱を防ぐ事に対してできるだけ厚くとりたいものです。

     

    3階では気密シートの敷設中。断熱材を隙間なく詰め込む、と言っても温熱環境的にはスキマから熱は逃げていきます。物体を伝わって熱が逃げていくのを防ぐのが断熱材ならば、隙間から熱が逃げていくのを防ぐのが気密シートです。これらを組み合わせて高気密高断熱住宅は造られていきます。

    魔法瓶にお湯を注いだ場合と、ペットボトルにお湯を注いだ場合、魔法瓶の方が冷めにくい、というのが『高断熱』の考え方。 同じ魔法瓶でもフタをキッチリ閉めているのと、フタを開けておくのとでは閉めている方が冷めにくい、というのが『高気密』の考え方です。


    2021.03.15

     

    ダクトなど外壁貫通部に開けたスリーブに対して専用のシートで補強を行います。テープだけでは十分に気密できない上に非常に手間暇がかかる作業ですが、この補強シートのおかげで気密対策は万全です。

     

    玄関上部の庇を造作。この更に上部には大屋根もかかっているのですが、3階の上部にあるため、雨が吹き込まないように庇を取付けました。縦長になる外壁の一種アクセントにもなっています。


    2021.03.13

     

    断熱材を詰め込んだ後、気密シートを敷設しました。本日は電気業者さんに来てもらい、換気扇やエアコンなど、外壁を貫通して設置するスリーブの開孔作業をしています。各室の天井高さ、サッシの位置、耐力壁の位置などを勘案しながらスリーブの位置を決めていきます。特に今回は高さ制限の都合上、各階の高さを極端に抑えています。スリーブのみならず、配線の経路も考えながら、現場で天井高さを微調整しながら進めていきます。

    電気配線のお打合せにはo様にも現場にお越しいただき、スイッチや照明の位置、コンセントの数など綿密に相談しました。

    3階建て最上階の部屋の主はeriちゃんです。この窓から見える眺めは気に入ってもらえましたかな。


    2021.03.11

     

    断熱材の敷設が始まりました。柱の間に高性能グラスウールを詰め込んでいきます。真っ赤なガラス繊維の塊ですが、こうしてみると現場に収まった断熱材に見えますが、長いナイフでカットしている様子を見るとその色も相まって霜降り牛の生肉に見えてくるから不思議です。

     

    サッシ枠取付後、障子(都の部分です)をはめ込んでいます。準防火地域内で延焼の恐れのある部分には防火地域用サッシとし、ガラスは網入りのものを使用する事が義務付けられます。屋内で火災が発生した際、バックドラフトでガラスが破裂しても広範囲に飛散しない事が目的です。網入りガラスはよく防犯用と間違われますが実際は防火(防災)用のものです。少しは防犯の役目も果たすかもしれませんが。


    2021.03.09

     

    上棟を過ぎてから、雨養生のため仮にブルーシートで囲われていた室内はだいぶ薄暗かったのですが、サッシを取付けるためにシートが取り払われ、かなり明るさを増しました。

    本日はo様も『現場を見てみたい』との事で来場されました。こういう仕事でもなければ普段目にする事の無い建築現場の中身に触れ、興味津々のご様子。

     

    外壁面に防水シートが張られるのと並行してサッシの取付作業です。作業も二人いると非常にやり易いですね。

     

    3階までくると、近隣の建物も遮る物が無く、かなりの明るさを確保できています。どちらかと言えば西日対策が必要になってきます。端の方は高さ制限の都合上かなり天井高を低くしなければなりませんが、屋根なりの勾配天井としているため、そこまで低さを感じさせません。

     

    しばらく見ない間に屋根工事もしっかりと完成していました。


    2021.03.05

     

    朝から屋根のガルバリウム鋼板を葺いてもらっていましたが、昼から天候がアヤシくなり雨が降ってきたので本日の作業はここまでです。降る前に勾配のきつい方が葺けていたので、後はやり易い方が残りました。

     

    サッシの搬入。数はそれほど多くありませんが、なにせ3階まで運ぶのも一苦労です。近年はサッシの高断熱化が進み、特にガラスはペアガラスがスタンダードです。そのため重量も増し、上階になればなるほど施工もメンテナンスも大変です。

     

    時間を異にして、指定確認検査機関とJIOの中間検査を受けました。特に3階建てで構造計算をしており、普段お目にかからないような建築金物を多用しています。検査の間も取付方法は良かったかどうかヒヤヒヤものです。何とか図面の解釈が正しかったようで、無事に検査も合格です。


    2021.03.03 令和333日 だいたい3時頃

     

    中間検査に向け、構造金物や耐力面材の取付が進んでいます。木造3階建てにつき構造計算を行っていますが、都市部の3階建て住宅はえてして極端なうなぎの寝床状の敷地に建つ事が多く、住宅の平面計画も細長くなる事が多いです。長い方にはたくさん耐力壁を取る事ができるのですが、短い方向には空間が分断されるためなかなか耐力壁を取る事ができません。結果、できるだけ一つの個所に力の強い耐力壁を集中させる手段を取る事が多くなります。上記写真はそのわかりやすい例と言え、一つの壁に筋違ダブル(たすき掛け)プラス構造用合板で耐力を取っています。

     

    普段2階建てでは見ないようなゴツイ金物が散見されます。

     

    小屋組みは上棟と同時に半分でき上っているようなもので、今回は高度地区の北側斜線制限目いっぱい建てたため、3階の北側の天井の一番低い部分は筆者(身長175㎝)が歩くとかなりぎりぎりの高さとなります。3階は子供室(eriちゃんの部屋)となるため向こう10年は頭を打つ恐れはないと思いますが・・。

    10年くらい使っていた現場の足場看板シートが痛んできたので、デザインを一新して新調しました。今回は樹木の写真入りのデザイン。街中で見かける事がありましたら、ご覧ください。


    2021.02.25

    昨日の寒さから幾分暖かくなり、晴天に恵まれた本日、yoyo様邸の上棟が行われました。

    まずは向かいの神社で安全祈願。(稲荷社は工事安全祈願だったかな)

       

    狭小道路につき、事前に近隣の方に告知をして、この日は完全に通行止めにさせてもらいました。お隣様の住宅も迫っていますので、レッカーのオペさんには細心の注意を払って作業してもらいました。

     

    日向にいて、上着を着て作業をすると暑いくらいの気温ですが、日影に入ると上着無しでは少し寒い、何とも難しい天気です。

     

    いつもであれば2階の柱、梁が組まれてくるとだいたい住宅の形も見えてくるのですが、今回は3階建てですので、上階にもう一層構造が組まれます。

     

    3階の床に差し掛かったところで昼食タイム。大工さんたちはさすがに動き詰めで少し暑かったと見え、日影になる場所で休みます。それでもしばらくすると寒くなってきて、日向へ移動していました。

     

    3階の架構の組立開始、下から見るとそうでもないのですが、実際に3階に上って下を見てみると足がすくみます。大工さんたちは梁だけの状態でも平気で歩いていくので、熟練というのは恐ろしい。

     

    3階の架構がほぼ完了しました。道路に面した東面には結構大きな窓が取り付けられる予定です。3階なのに大きすぎでは? と思われるかもしれません。木造でも3階建て以上の建築物になると、火災の際に消防隊が突入するため、所定の寸法以上の非常用進入口の設置が義務付けられます。間取りを考えるさに非常に重要になってくる要素です。

     

    この日の作業終了。屋根に上ってお神酒とお塩でお清めをしています。高いところに慣れている棟梁に比べて右端に写る筆者のこのへっぴり腰具合。屋根上でいえば4階に相当する高さです。高さ制限の都合上屋根勾配も急にしてあるので、慣れていなければ腰も引けようというものです。

    今回は約5年の修業を終えたh谷川棟梁の初めての現場です。お神酒を撒く腕にも気合が入ります。まだ若い棟梁ですが、この5年間親方に仕込まれた修行の成果を信じて突っ走ってほしいと思います。

     

    無事に上棟作業、上棟式も執り行う事ができました。ここから本格的に造作工事のスタートです。yoyo様本日はおめでとうございます。


    2021.02.24

       

    先行足場組作業を行います。本体の住宅に対する近隣へのガードの役目を果たしますが、足場組作業の時のガードは何もないため、見ていてヒヤヒヤする作業です。足場も結構不安定。筆者は高所恐怖症のためできません。

    細かい部品は上部にいる職人さんが念力で浮かび上げます。息の合った連係プレーで投げ上げアンドキャッチ。熟練の賜物です。(下の職人さんをうまい事材料で隠れる角度で撮ったつもりでしたが・・)

    風にあおられないように足場シートはまとめて下げておくだけで作業は終了。明日はいよいよ上棟です。


    2021.02.20

     

    土台伏工事が終わり、1階部分の床下地合板まで敷き終えました。不意に雨が降っても基礎に雨水が溜まらないようにシートでバッチリ覆っておきます。合板まで敷いた後に雨が降って水が溜まった時の絶望感と言ったら・・・。上棟日まで雨が降らない事を祈るのみですが、幸い天気予報では大丈夫なようです。

     

    最終的に外部ウッドデッキになる部分と玄関ポーチになる部分の土間コンクリートを打設しました。建物が建ってからでは裏手側にあるデッキ用コンクリートは打設が困難になるため先に施工しておきます。


    2021.02.19

     

    昨日降った雪は完全に溶けてなくなったものの、寒さだけは残った本日、土台伏せ工事が行われました。若手大工二人が寒さに凍えて作業する中、雑コンクリートの型枠を据え終えた基礎部隊のtさんが参戦。『どうだい、俺の基礎はまっすぐだろぅ』と言わんばかりの張り切りっぷりです。コテをかけやに持ち替えて若手に交じって土台伏せ。クラフトマンの血が騒ぐのでしょう、分かりますとも、筆者もその場に居合わせたならハンマーをもって参加したいところです。若手二人には『狭い現場に大勢いてもジャマだしオッサン早く帰らんかなー。』と思われているかもしれませんが。少し前まではそっち側にいたtさんや筆者たちも若者に邪険にされながら満更でもなく目を細めるようなオトシゴロになったという事です。


    2021.02.16

     

    基礎コンクリートの脱型が終了していました。基礎の中には前日に降り溜まった雨水が流れずに残っています。底板と立上り部分の打設が甘いと打ち継ぎ目から漏るのですが、文字通り蟻の這い出る隙間もないピッタリとした基礎コンクリート施工、水一滴も漏らさぬ精度・・・自慢している場合ではない。午後から職人さんに水の汲み出しをしてもらわなければいけません。

     

    現場の近所の神社では朝市が開催されていました。時間があれば野菜などじっくり吟味して買いたいところですが、この後o様とお打合せの予定、後ろ髪を引かれる思いで神社を後にしました。

      

    某L社の玄関ドアの実物を見学にショールームへやってきました。玄関は家の顔となります。やはりこれだけのサンプルを目の前に大いに迷うところです。タッチ画面でカラーシミュレーションできるシステムもあり、色柄を決定する事ができました。

     

    ショールームから現場へ帰ってきたら水道業者さんが現場で作業中。隣地との離隔があまりないため、上棟が行われる前に両サイドの配管を先行して埋設しておきます。

    しかしこの水道業者さん二人で2台のトラックに分乗してきたのですが、この狭小の間口に2台ぎりぎりで並べて駐車する、という荒業を展開してます。よく入ったな。


    2021.02.09

      

    本日またもや基礎コンクリート打設の車両を停車するためのガードマンとして現場にやってきました。今回は立上り部分のコンクリート打設と天端のセルフレベリング材の施工です。

     

    いつも以上に多いホールダウンアンカーボルトが林立しています。構造計算上、かなり大きな力に耐えるために普段と違う形のボルトまであります。『高耐力アンカー』という特殊なアンカーです。

     

    今回は先日打設したベースコンクリートに比べ、生コンの量は少なくて済みます。

     

    無事に打設完了。元々交通量のほとんどない道路のため、ガードマンをしに来たものの立っているだけに終わるのももったいないので打設の状況を逐次観察に来ました。


    2021.02.07

     

    江南営業所にて外観色目のお打合せを行いました。屋根、外壁、サッシフレーム色など部位によっていろんなカラーの組み合わせをした場合にどのようなイメージになるか。こういう時に役立つのがイメージ図を作成できるCADソフトです。お打合せしたカラーをその場で画面上で変換し、だいたいの色イメージをつかむことができます。文明の利器というのは便利なものです。


    2021.02.05

       

    基礎の底板コンクリート打設工事です。狭小地、狭小道路につき、所轄の警察署で道路使用許可を取り、ご近所の方に事前告知をして道路にポンプ車、アジテーターを駐車して(我が物顔で)打設を行います。現場監督と二人で、道路の両端でガードマンをしつつ、打設が進むのを逐次観察。ポンプ車の運転手さんもブームが電線に触れないように細心の注意を払ってマシンを作動させます。

    こんな仕事をしていると、以前京都市の路地裏で仕事をしていた頃を思い出します。まだ名古屋の狭小道路の方がマシだと思えるような条件の土地もいくつかあったと記憶しています。

     

    道路も狭いため大型のアジテーターも近寄れず、小型のもので運搬してもらっています。そのため台数が多くなりますが、入れ代わり立ち代わりやってきますので、打設工事は滞りなく進んでいきます。

     

    底板打設も無事に完了。残りの型枠を組んだ後、次回立上り部分を打設します。


    2021.02.03

     

    配筋の自主検査にやってきました。と同時にJIO(日本住宅保証機構)による監査を受けました。ミノワではJIOの講習を受講することによって基礎の配筋検査は自社で行うようにしていますが、何物件かに一回こうしてJIOの検査員による監査を受けています。すなわち『自主検査員の検査員』。(きちっと検査しているか、という事のチェックを受けます)さすがに本職の検査員は見る目がキビシイ。さらには今回は許容応力度計算によって普段と違う基礎配筋方法をとっていますので、自主検査を行う筆者も緊張と緩和の連続です。

     

    何とか無事に監査を終えほっと一息、ホールダウンアンカーボルトの位置確認を行いました。こちらも計算の結果、普段は使わないようなかなりゴツイボルトを使用することになっています。


    2021.02.02

     

    基礎配筋工事が始まりました。今回の基礎は3階建てであり、許容応力度計算で計上されているため、普段とは違う組み方をしている部分があり、現場の職人さんも知恵を絞りながらの組立となります。しかしながらこのスピード、明日は順調に配筋検査ができそうです。


    2021.01.29

     

    住宅設備の実物を確認にショールームへやってきました。県に発令されている緊急事態宣言の中、各メーカーのショールームも入場制限などされていましたが、担当者の方の厚意で見学する事ができました。ありがとうございます。

     

    建築現場を進めていく工程で一番最初に入る設備としてユニットバスを特に重点的に確認します。

     

    キッチン設備も見学。奥様としては扉や天板の色味の組み合わせが大変気になるところです。キッチンは工程の中では比較的最後の方に設置しますので、これから検討を重ねていきます。

     

    現場では鉄筋を施工する前の捨てコンクリートが打設されました。地面に直線を引くため、上面を平滑に均したコンクリートです。基礎の職人は今日に限って雪の降りしきる中凍えながら作業をしてもらいしました。


    2021.01.28

     

    3階建てを支えるコンクリート基礎の形に敷地の土を掘削し終え、防湿シートを敷設した段階です。遺跡発掘調査の現場で土の保護のためにシートをかけてあるように見えますが、明日からいよいよ丁張りを始め、鉄筋の工事にかかっていき、一気に建築現場の様相を呈してきます。


    2021.01.14

     

    残土処理からスタート。坂道の途中にあるような現場ですので、写真向かって左のお隣様とは敷地に高低差があります。構造計算ではその部分は基礎を深く造る必要があるため、ここから更に土を深く掘っていきます。

     

    昨年末から建築確認申請作業を行い、だいぶ手こずりましたが確認済証が発行され、いそいそと工事看板を作成、ついでに高気密高断熱の温熱環境についての解説看板、イメージ写真看板も併記しました。街角で見かける事がありましたらぜひご一読をよろしくお願いします。


    2021.01.09

     

    地盤改良工事が終了しました。表面にところどころ砂利が撒いてあるだけのように見えますが、『砕石パイル工法』という工法を使用しています。

    『湿式柱状改良工法』に比べ、数十年後に地中のコンクリート柱を除去したりの作業が不要になる地球にやさしい工法です。湿式柱状改良はコンクリート柱を固い地盤まで届かせて上部の建物を支えますが、砕石工法は地面の中に砕石の塊をある意味強引にねじ込むことによって土壌全体を締め固めるという工法です。


    2020.12.23

     

    暮も押し迫った本日、現場で地鎮祭を執り行いました。良く晴れているので日向は暖かいのですが、冬の朝のこの時間現場はほとんど日影となり、寒い事が考えられましたので、灯油のストーブを持参しました。熱は上空へ逃げていくのでテントと幕も持ってくれば良かったかな、と内省する冬の空。

     

     

    祝詞奏上、四方祓い、玉串奉奠、つつがなく終了。工事の安全、ご家族のご健勝を祈念して無事に地鎮祭を終えました。ご近隣にもごあいさつに回り、いよいよ年明けから工事開始です。

    午後から申請図書提出に各部署を回りました。普段は木造2階建てばかりですので比較的書類は少ないのですが、今回は3階建てという事でこの偉容。準防火地域、準延焼防止建築物、木造3階建てにおける許容応力度計算などなど重ねていくとこのような大容量の書類となります。


    2020.11.14

     

    基礎コンクリートを解体し、細かいガラを人手で撤去、キレイに整地して解体工事はひとまず完了しました。


    2020.11.12

     

    上部の構造がすっかり解体され、あとは基礎コンクリートを残すのみとなりました。ここでやっと重機を投入。コンクリートを割っていったり瓦礫を救い上げたりすると砂埃が舞い上がりますので、散水しながら撤去作業にかかります。

     

    もう解体工事も残すところあと少しです。

    土間コンクリートの中に埋まる数十年前のコカ・コ●ラの空き缶が・・・、旧き悪しき時代の負の遺産です。今どきの職人でこういった者はまずいません。今回の解体工事の職人さんは、かの遠国からやってきた方々ですが、下手な我国の職人よりよっぽど礼儀正しく親切丁寧に仕事をしてくれています。こういったものを見るにつけ、彼らに恥じない仕事をしなければ、と強烈に思うところです。


    2020.11.11

     

    1階の構造もほぼ解体されました。トラックに積まれた軽量鉄骨の量がその構造躯体の合理性を物語る。明日からは重機を投入して基礎コンクリートの解体にかかる予定です。


    2020.11.10

     

    1階部分も仕上材や瓦礫が撤去されかなりすっきりました。o様が古家付きの土地を購入されたため、建物の以前の住人の方や建物そのものには縁もゆかりもありませんが、こうして建築が順番に解体されていく状況を見ていると、妙にノスタルジックな感覚になります。


    2020.11.09

     

    解体工事も滞りなく進み屋根が軽量鉄骨の骨組みのみになりました。今まで薄暗かった室内に陽の光がさんさんと照り付けます。気温が下がりだんだんと寒くなってきますので、日射がありがたい季節になってきました。

     

    夕方には2階部分の骨組みが解体完了。最後に残したフレームを倒しにかかります。引っ張って内側に骨組みごと倒すのですが、遠くから見ていると倒れる‼危ない!と思いきや人が窓の部分に立っていたため無事に済む、という往年のバスター・キートン映画を彷彿とさせる構図です。


    2020.11.06

     

    内装の解体から進んでいます。近隣住宅が迫っているので、おいそれと重機を使う事ができず、内部は人力で解体しています。

    1階の構造は軽量鉄骨で造られており、各所にブレーシングが入っています。木造住宅でいうところの筋違(耐力壁)です。狭小間口なので比較的頑丈な構造で造られています。


    2020.11.04

      

    いよいよ解体工事がスタートしました。敷地、前面道路とも狭小なためなかなか引きで写真が撮れません。解体業者さんも2t車を駐車場にいれるのに一苦労です。近隣住宅も密集しているため、シート養生をして慎重に作業を進めます。

    現場近くの神社にある連続した鳥居の参道。京都の伏見稲荷大社を思い起こさせます。お昼休憩時などに神社の一角で弁当でもいただくと気も休まるかもしれません。


    2020.11.01

     

    既設住宅の解体前のお祓いを行いました。屋内の一室で行いますのでそこまで広くはありませんが、祭壇やお供え物を設置してお祓いが始まります。

     

    敷地や建物の四方祓いだけでなく、今まで使用されていた水回り各所もお祓いをします。

     

    外部に残る庭木も今回は撤去しますので、こちらもお祓いとお清め。

     

    最後に玄関の部分をお祓いとお清めをして完了です。お供え物からのお下がり物として果物を一つお渡しされました。


    2020.09.09

    名古屋市の住宅街にあるo様邸の実施設計、申請作業が始動しました。今回は準防火地域に建つ木造3階建て、名古屋市条例の高さ制限、狭小地に建つ住宅といった様々な問題をクリアしていく必要があります。防火に関しては令和元年に改正された国土交通省告示による『準延焼防止建築物』(内容はそれまで以前の『準防木三戸』とさほど変わりません)として設計を進めてきました。

    都心に近づけば近づくほど住宅建築にかかる制限も多く、厳しくなっていきます。これらの法的な要件、構造力学、温熱環境、お客様のご希望(及び建築に対する筆者の願望)をそれぞれ成立させる必要があります。案を練る身としては『腕がなるぜ』というところですが、さあ、ここからどのように展開していくのでしょうか。