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美濃加茂市tomo様邸

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    2023.03.21

    完成見学会や残工事も終了し、本日はお引渡しと設備の操作説明を行いました。今まで使用していたキッチンや給湯器などだいたいは似通った機能が設定されていますが、最近の機器はいろいろな便利機能も付加されており、まずは操作方法を覚えるのも大変です。

    新築計画初期には小さかったrisaちゃんも大きくなり、まだ家具の置かれていないリビングダイニングを所狭しと駆け回り、お母さんにとっ捕まってしまいました。

    西側世帯も内見。東西世帯で共通する設備はだいたい一通りご説明を終えていますので、後は実際にお住まいになって慣れていっていただく必要がありそうです。


    2023.03.15

    見学会も無事終わり、再クリーニング後の各部補修工事に入ります。現場作業時に材料を当ててしまったりして木材にキズが入ってしまった部分を専門のキットで補修してもらいます。その手並み鮮やかにしてキズの場所を知っているにもかかわらず、作業後はどこにあったか分からなくなるほどです。

    補修業者さんがあくせく働いている横でこっそりと完成写真を撮影に来ました。カメラを三脚で固定していると定点撮影ができ、扉の開閉の差など同じ画角で撮影ができるので、開閉後の違いが分かって便利です。

    従来はFUJIFILMのX10というカメラを使用していましたが、屋内は広角レンズのついたスマホで撮影しています。一度味を知ってしまうとなかなか広角レンズの魔力に抗えません。


    2023.03.13

    異例のロングラン見学会3日目。(この日も朝から雨模様・・)2世帯住宅につき、ご案内に時間がかかるため、お客様一組当たりの時間割を長く、その分1日当たりのご予約枠が少なくなるので土~月の3日間に掛けて行われます。平日に見学会を開催するのは極めて異例ですが、土日がお仕事のため見たくても見れない、という方にとっては良い機会なのかもしれません。


    2023.03.12

    完成見学会2日目。本日も朝から予約のお客様がご来場。この空間はどういうイメージか、どんな材料を使っているか、翻って自身の住宅ではどのようになっているのか、興味津々です。ミノワに依頼されるお客様は非常に目の肥えた方が多いという印象。中には本職より物知りではないかという猛者もおられます。

    二世帯住宅という性質上、ご案内の時間も少々長めにとってあるので、小さいお子さんには長丁場になると少し疲れてきますかな。

    朝から雲行きが怪しいのでもしやと思っていたら、やはり雨が降ってきました。イベント毎に雨雲を連れてくる『百発百中の雨男』の面目躍如といったところでしょうか。最早その神通力たるや他の追随を許さないところです。


    2023.03.11

    好天に恵まれたもののその分花粉の飛散量が半端ではない本日、完成見学会の第1日目が開催されました。

    2世帯住宅であり、かつ完全独立の住戸形式をとる『長屋』のため、各々内装のテイストの違う2軒の物件を同時にご見学でき、『ひと粒で二度おいしい』見学会となっています。

    親世帯、子世帯で無論間取りも違えば趣も違い、面積も広いため歩く距離が長く、完全予約制の形式を取りながら、通常の見学会では一組1時間のところを1時間半のスパンで時間割をしています。そのため開催日も土、日、月の3日間のロングランとなっています。月曜日は平日のため、まだ予約の枠があります。お誘いあわせの上お越しください。

    お父様が奥から取り出してきた額を飾ってくださいました。かつての一国の首相直筆?の揮毫です。何と書いてあるかは・・〇心?・・浅学の筆者には難しい。


    2023.03.03

    各室設備機器などの取付も終わり、本日は内部クリーニング工事です。毎度の事ですが、工事中のホコリなどが綺麗に清掃されていく様は一気に爽快な気分になります。

    いよいよ生活感のある住宅らしくなってきました。

    本日は完了検査も行われました。検査員にとっても比較的稀な『長屋』形式の住宅。隅々までチェックされていきます。

    基礎工事を開始する際に嬉々として設営する案内看板も月日を経て、留め付けてある布テープがベリベリに剥げてきています。もう少し強力なテープを模索しなければ。

    今回の住宅はo様のご厚意により、見学会を開催させていただけることになりました。予約制ですが比較的面積広めな二世帯住宅のため、一組につき1時間半の時間を設けています。(通常は1時間)また、日数も3月11~13日(土~月)と3日間とっておりますので、お仕事の都合上土日にお出かけできない、という方もご覧になっていただけるかと思います。

    見学会のご案内はこちらから


    2023.02.07

    内装クロス貼工事が終了しました。東はご両親の世帯。落ち着いた和の趣を感じる柄の品番を選択されています。(写真では目が細かいのでわかりづらいかもしれません。

    西側の世帯は全体的にシンプルな品番でまとめています。

    収納の中やトイレ、脱衣室の1面のみ個性的な柄のクロスの品番で選択されています。大空間の全面に貼るのには少々勇気が必要となる色柄の品番も小面積のワンポイントとして遊び心で入れられる方も多くおられます。


    2023.02.03

    いよいよクロス貼りの工事が始まりました。これまで現場然としていた空間が一気に『部屋』に見えて変わってくる工程です。LDKなどの大空間にはシンプルなホワイトの無地クロスを選択されています。この時点ですでに羽目板とのコントラストが現われているようです。


    2023.01.23

    各室の製作家具や造作棚の取付が完了し、その上から透明の塗装が施されます。特に水回りやよく人の手が触れる部分に汚れや水を弾く塗料を塗布します。


    2023.01.16

    内装下地工事もほとんど完成してきました。道具類や残材も引き上げられてきて、がらんとした空間が残りました。

    内装下地工事の最後に取付けられるのがこの造作棚。数か月前のお打合せを経て収納量に合わせた棚が据え付けられます。


    2022.12.19

    内部の造作工事も着々と進み、いよいよ完了が見えてきました。もうあと一息というところです。

    今回は二世帯住宅という事で大変に広い現場でしたが、幸運にも棟梁が3人現場に入れる事となり、スムーズに作業が進んで行きました。

    西世帯のリビング隣接のタタミコーナーの一角。開放感をつくるために間仕切り障子の鴨居を梁から吊り下げる形とし、垂れ壁や勾配天井の部分を開放させる収まりとしました。棟梁たちは最初『どうやって収める??』というような状態で打合せ、筆者の『こう収めたい』というものを見事に形にしてくれました。

    本日はまた、造作工事の終了した現場の一角の部屋でのお打合せ、クロス、建具、タイルなどの仕上材のサンプルを確認しながら最終的にどのようなイメージになるのかを確認。毎度の事ですが、二世帯住宅なのでお打ち合わせも2回まわり。小雨の降る寒い日でしたが、屋内は断熱工事もバッチリと終了しているので比較的暖か。試行錯誤しながら品番が決まっていきます。


    2022.12.10

    内装の各仕上が次々と張られていっています。木質の内装材はその室の用途に合わせて適材適所、樹種を変えて張っていきます。

    外部ではやっと足場が解体され、軒高を落とした屋根の水平ラインが露わになりました。周りの森に溶け込むような抑えめの外観です。側面と裏面はガルバリウム鋼板仕上。汚れにくくメンテナンスのしやすい要と実を兼ねています。こちらも適材適所。


    2022.11.24

    外壁下地塗にy口“サウスポー”技建さんが入っています。一見して仕上げの漆喰かと見まごう程の真っ白な塗壁ですが、これはまだ下地の段階。仕上にはジョリパットが施されます。

    東世帯屋内ではs井棟梁が和室、真壁まわりの枠などの造作に掛かっています。実はこのs井棟梁も“サウスポー”。

    セ・リーグ、パ・リーグ問わず左のリリーバーは非常に重宝されますが、現場においては電動工具が右手を前提として造られていれば少し扱いづらいかもしれません。創作、芸術などの世界ではサウスポーの人は非常に想像力豊かで天才肌の人が多いとか。

    西世帯ではw辺大工さんが鴨居の留切り加工に奮闘中。図らずも(?)筆者が非常にややこしい作図をしているため、現場の大工さんには大変ご苦労を掛けています。


    2022.11.18

    西世帯リビングの勾配天井に羽目板が張られました。ともすれば単調な印象を与えがちな部屋に変化を加えると共に、視覚的に広がり感を持たせる勾配天井は空間を構成する上で比較的有効な手段だと思います。

    外部では左官下地の防水紙が張られ始めています。今回は平屋建ての住宅なので、重い材料を扱う業種の職人さんはいろんな意味で助かりますね。


    2022.11.10

    各個室のフローリングも順調に張られていきます。今回は平屋建ての住宅なので、材料や道具を2階へ上げる必要が無く、比較的やり易いものと思われます。

    西側の世帯も大方床板が張れてきています。

    お打ち合わせにより詳細が変わった部分のコンセントをちょっと移動。こういう時に大工さんがいると道具を借りられて便利です。


    2022.11.04

    西世帯のフローリングはメープルのものを選択され、w辺大工さんによって貼られていきます。タタミコーナーの角にあたる敷居の溝には、二本引込の間仕切り障子を所定の位置でピタリと止めるための妙技『突き止め』が施されています。

    東世帯のフローリングはナラ材を選ばれました。東西どちらのフローリングにも木材の乾燥収縮を考慮した0コンマ数ミリのスペーサーを挟みながらの貼り付けをします。

    この道ウン十年のk池大工さん。フローリングを張った後の養生もソツなく張っていきます。後工程の事も意識して一部分は無理なくはがせるように切り込みもいれています。何気なく敷いているように見えて計算しつくされている養生一つとっても年季の入り方が違います。筆者のような素人が同じ事をしても2~3倍の時間がかかるでしょう。

    日が暮れるのが早くなってきました。辺りには外灯が無いので、現場の灯りが煌々と灯っているのが唯一の光源です。


    2022.10.30

    日曜日につき、職人さんがお休みの現場は閑散としていますが、その分落ち着いてお打ち合わせができます。現場で実物大の部屋の大きさを確認しながら棚、収納等のお打合せを進めました。

    risaちゃんは見るものすべてが珍しく現場内を所狭しと見て回ります。o様もどこかで転んだりしないかとヒヤヒヤです。そんなお父さんの心配もどこ吹く風、視線を向けると『戦利品』を高々と掲げ得意満面。

    外部ではガルバリウム鋼板の外装材が張られ始めました。正面から見えない東西、北の三面はシックなカラーの角波鋼板です。

    お父様はきゅうり農家を営んでおられ、お打ち合わせの都度おすそ分けをいただいてしまいます。スーパーのものに比べ非常に身が締まっていて美味しく感じられます。

    小屋裏水平構面を見てお父様が一言、『平屋建てだがまるで2階があるような感じだな』。小屋裏水平構面の構造用合板は地震や暴風などの水平外力に対して、梁間の変形を防ぐための面材ですが、小屋裏収納などを設けたい時は床として兼用できます。今からでも設計を変更し小屋裏収納を造る事は割合難しい事ではありません。天井高や面積などある一定の要件を超えると2階建てで申請や計算をし直す必要があるでしょうが・・・。


    2022.10.25

    屋根瓦工事が終了していました。屋根伏図、立面図を作図する段階で平屋建てならば軒のラインが一直線に揃っていると綺麗だろうな―、と考えて間取りをつくっていました。実際にできてみるとシンプルですっきりとしている印象です。和瓦とは言え本屋普請ではないので、これくらいがちょうど良いのかもしれません。

    建物東面には軒の出の少しい大きい庇を取付けています。お父様が勝手口まで通る時に雨に吹き降られない高さまで下げています。

    今日はs井棟梁は工場へ加工へ行っているため留守ですが、応援のw辺大工さんによりフローリング張が行われています。各箇所下地工事も徐々に進んでいるようです。


    2022.10.24

    大工造作工事の合間を縫って各種設備工事が進んでいます。内装仕上げ下地ができる前に仕込む設備としては換気扇や各種配線配管工事、ユニットバスの据え付けが行われます。

    熱交換器のダクト配管。高気密高断熱住宅の性能を担保する温熱計算による熱損失係数(Q値)の成否の要となるマシンです。その大動脈とも言うべき断熱ダクトは天井裏を縦横無尽に走っています。


    2022.10.18

    小屋裏の断熱工事、住戸間の界壁の防火防音工事が終わりましたので、少し気が早いですが地鎮祭の時の竹と棟札を小屋裏に安置しました。建築工事がすべて終了してからでも天井点検口を通じて小屋裏には上れるのですが、人一人が通るのがやっとの大きさの点検口、また、天井を通り越して小屋裏水平構面上の断熱材の上まで上がらないといけませんので結構大きな脚立を持ち込む必要があります。完成してからでは少し上げにくいので大きなものは今のうちに小屋裏へ上げておくのが得策です。


    2022.10.13

    東西の世帯を隔てる壁『界壁』に断熱材セルロースファイバーが吹き込まれました。共同住宅形式の建物には住戸間を隔てる界壁に、建築基準法告示あるいは国土交通大臣の認定を受けた工法による防火性能、防音性能を持たせる事が求められます。今回は防音性に優れたセルロースファイバーを使用した大臣認定の工法を選択しました。

    防火性能については界壁に石膏ボードを複数枚張り付ける事によって満たされます。石膏ボードはある程度防音性能も担っています。この界壁は居室同士のみならず小屋裏~屋根まで達している事が求められます。よくよく考えてみたら音漏れなどないように完全に仕切る必要があるんですね。これにより屋根から基礎に至るまで完全に間仕切られた二世帯住宅ができあがります。

    セルロースファイバーを吹き込む業者さんに勾配天井も吹き込んでもらいました。と、言っても天井はセルロースファイバーではなくグラスウールを吹き込む仕様としました。

    普段は壁に敷設するのと同じグラスウールを勾配天井にも敷設しますが、厚みを持たせるためには2枚以上は詰め込まなければなりません。しかし2枚以上となるとグラスウール相互が引っ掛かったりして完全には隙間なく詰め込めません。吹込み工法であれば圧縮空気と共に送り込んで隙間なく詰め込めます。

    壁に敷設するグラスウール

    同じ吹込み工法でも界壁と勾配天井で断熱材を変えたのは何故か? 防音性に優れたセルロースファイバーなら雨音なども防げるのでは、とも考えましたが、単位体積重量はグラスウールの方が軽く、耐震性能を考慮して今回はグラスウールを使用する事にしました。


    2022.10.09

    本日は現場に長机を設けて、棟梁に造作してもらう棚のお打ち合わせにやってきました。実際は造作棚は工事の最終の頃に取付けるのですが、現時点で分かっている範囲で下地を入れておきたいので仕上ができてしまう前にお打合せをしておく事になります。

    二世帯住宅なのでお打ち合わせも二世帯分あります。だいたい普段の倍くらいの時間をかけて行われます。

    長丁場のお打ち合わせになるのでrisaちゃんには少しキツイかもしれませんが、お利口さんに待っていてくれました。相変わらず現場の中には普段は目にしない珍しいものがいっぱい。興味津々に歩き回っていました。

    本日は同時に構造見学会も催されています。現場が広大なため一角で店を広げて打合せしていてもあまり支障が無く、構造見学会にしては珍しく(一部完成見学会よりも)大勢のお客様が来場してくださいました。

    構造だけではなく建築基準法上、長期構造上、温熱環境上いろいろレアなお話もできたかと思います。構造が見える時点での見学会ですので、断熱材の敷設状況も良く分かります。付加断熱を行う事による構造断面も実物をご覧いただくと非常に明快です。


    2022.10.07

    s井棟梁、s水監督と共に造作工事の細部部材についての打合せにやってきました。建具の枠や巾木などの造作材は棟梁と監督とで打ち合わせる事も多いのですが、筆者は割と『こういう収まりにしたい』としゃしゃり出ていくので度々現場監督の苦笑を見る事になります。

    遠くから見るとこういう木材の仕上かな?と見えますが、これらは外壁左官下地の野地板が打ち付けられているところです。この上にさらに防水紙、メタルラス(網)を留め付けてモルタル塗り、その上に仕上左官塗り工事を行います。この鉄鋼モルタル塗り15㎜厚で外壁の防火構造となり、法22条地域以上の区域では建築確認の要件を満たす事ができます。


    2022.10.04

    長屋形式の住宅なので東西の世帯を仕切る壁『界壁』には規定以上の防火性能と防音性能を持たせる事が義務付けられています。今回は国土交通大臣の認定をとっている施工方法を採用していますが、各々の世帯の壁に石膏ボードを3枚張りする事が求められます。柱内部空間には防音性に優れたセルロースファイバーを敷設してお互いの生活音が聞こえなくなるように造ります。

    屋根瓦工事は絶賛施工中。ただでさえ平屋建てとなると施工面積が増え、その上長屋形式のため2軒分の瓦を一気に葺く事になります。今回のo嶋瓦さん、応援も入れず一人で大変な作業です。筆者が担当する現場の中では非常に稀な和瓦葺きです。棟の長い広大な平屋建てには良く似合いそうです。

    屋内外を渡る電気配線のための貫通孔も施工されました。こういった部分から雨水が侵入しないように防水テープを貼る順番にも規定があります。

    こちらは東面なので屋根の妻面にあたりますが、勝手口を出て南側の庭へ出るまで雨に濡れないように庇が欲しい、とのお父様のご希望で出幅の大きい持ち出しの庇をサッシ直上となる低い位置に取付けています。

    屋内の壁断熱はほぼ終了。壁によって断熱材の種類が違うのは、大壁工法の部分は柱の幅いっぱいにグラスウールを詰めこむ事ができますが、真壁工法の部分には柱の約半分くらいの厚みまでしか断熱材を詰める寸法が残りません。そこでグラスウールの倍近い断熱性能を持つ(熱伝導率の低い)ボード状フェノールフォーム系の断熱材を仕込んで『帳尻』を合わせます。

    小屋裏には梁上の水平構面の上にグラスウールを敷き詰めます。小屋裏収納として使えばかなりの大空間にできそうですが、今回の場合は1階にも比較的大容量の収納がありますので、小屋裏を使う必要なし、と判断されています。


    2022.09.30

    内壁の断熱材は充填が終わり、気密シートも張り巡らされました。西の世帯には勾配天井があり、今回は高性能吹込グラスウールを使用します。垂木の間に入って通気層を塞がないようにシート張りをした後、下地を組んで吹込みの予定です。

    先週までは結構雨続きで屋根や外部の外断熱は足踏み状態でしたが、今週は好天が続き、すでに外断熱は終わって防水シートが張られているため後ろに隠れています。屋根瓦は絶賛工事中。平屋建てのため屋根面もよく見えます。


    2022.09.24

    連休の間にもう一つお打合せを、という事で本日は住宅設備機器のうち、トイレ設備を確認しにT社のショールームを訪れました。近年のトイレやその他設備は如何に汚れが付きにくくするか、掃除をしやすくするかという事に各社社命を懸けて開発改良に鎬を削っています。特にT社やL社はその中でも一つ頭が抜きんでた感があります。


    2022.09.23

    やっと一つの台風が去ったと思ったら本日も車軸を流すような大雨が降っています。これでは瓦の職人さんも商売あがったりです。もちろん軒樋もまだ取り付いていないので現場内に入るには滝壺の裏側に入っていく覚悟が必要です。

    本日は電気配線のお打ち合わせにやってきました。今回の電気業者はo様のお知り合いのw辺電業さん。勝手知ったるご近所さんです。

    長屋形式につき、住戸が2つならお打ち合わせも2通りかかり、かなりの長丁場に渡って東西世帯の配線の検討が続けられました。『ひと粒で二度おいしい』という状態です。

    risaちゃんには少し長すぎたと見え、途中で疲れてしまいましたかな。広大な現場にはオモシロそうなものがいっぱい。あれも見たいこれも見たいと現場を所狭しと歩いて回ります。

    現場には祝日ながらw辺大工さんの姿が。打ち合わせに支障の内容に音の出ない断熱材布設工事を行っています。本当は外部周りを進めていきたいところですが、この大雨で内部のできるところから進めていきます。

    小屋裏には断熱用の天井点検口が据え付けられました。だいたい断熱材敷き込みと同じ高さになるように発泡スチロールの枠が立ち上がっており、この部分で熱の漏洩を防ぎます。

    小屋裏には東西世帯を隔てる界壁の片側のボードが張られています。この中にセルロースファイバーを充填し、両世帯側から三重にボードを留め付けて遮音性能の認定をとっている界壁とします。


    2022.09.22

    外部の付加断熱のための下地が取り付けられています。今回は55㎜のグラスウールを付加断熱として敷設します。柱躯体の充填断熱材が120㎜、付加断熱が55㎜合計175㎜の壁断熱材が入ります。サッシは一番外部側に取付けられますので、断熱材が厚い分、窓枠も幅広となります。普通にサッシを取付けているだけなのですが室内から見るとすべての窓が出窓のように見えてきます。

    室内は中間検査後、天井断熱を入れる工事を外部が終わるまで待っているため、比較的閑散としています。今回は桁上水平構面の上にグラスウールを敷き詰めていきます。台風が去り、急に涼しくなってきたとは言え、小屋裏での作業は熱が籠り、かなりの暑さになる事が予想されます。


    2022.09.16

    本日は住宅瑕疵保証の保健機関の中間検査を受けました。主に住宅の構造や防水の施工についてチェックを受けます。対して指定確認検査機関の中間検査は建物の配置や形状が建築確認申請の図面通り行われているか、という点を主にチェックされます。県によって、また、住宅の規模によって中間検査が省略される場合もあります。工事している方としては行われる場合と無い場合とまちまちでは間違えやすいので注意が必要です。

    検査が終われば、断熱工事や下地工事に進んでいきます。


    2022.09.10

    空模様が安定しなかった初日とはうって変わって快晴に恵まれた二日目。昨晩は夜中に大雨が降った模様ですが、養生をバッチリとしていたおかげで大した浸水もなく二日目の作業スタートです。この日は前日までに組んでいた小屋組みの上に垂木掛け、屋根下地を組んでいきます。

    それにしても東西に長いこのo様邸、端から端まで垂木をかけますが、一体どれくらいになる事やら。

    垂木をかける前に後には体が入りにくくなる軒先の天井断熱材を先に仕込んでおきます。快晴に恵まれたのは良いものの、秋もすぐそこまで来ているというのにこの日はかなりの気温。下の気密シートからの照り返しもあり、屋根の上はかなりの暑さ。時折吹く秋風がせめてもの涼です。

    一心不乱に垂木を留め付けていきます。

    屋根面積が広大なため、垂木の本数も気の遠くなるような量。基礎配筋の時にも感じますが格子状に整然と並ぶこれらの材料は非常に美しく見えます。仕上げてしまうと見えなくなってしまう部分ですが、こういった材料が住宅の重量を支えているのです。と、汗水たらして働く棟梁たちを傍目に呑気な事を考えている筆者。

    垂木の量が膨大ならばその上に伏せる構造用合板の量もまた膨大。構造用合板は瓦の重量を支えるのと同時に、地震や暴風などの水平力に耐える屋根構面ともなります。・・と、汗水たらして働く棟梁たちを傍目に呑気な事を考えている筆者。

    垂木と構造用合板の量が膨大ならばその上に伏せるアスファルトルーフィングの量もまた膨大。(以下同文) 誰が言ったか、『ルーフィング1本で端から端まで張れなかった現場は初めてだ。』 このアスファルトルーフィングは1本20m巻のロールです。という事は屋根の端から端までは20m以上。

    屋根の工事も無事終了。この二日目は屋根工事中心に一日かかりました。初日は雨、二日目は気温と過酷な状況の中、皆さんお疲れ様でした。

    そして作業後に上棟式が催されました。o様、関係者様のご健勝、工事の安全を祈願します。地鎮祭の時と同様、お父様は率先して動きたいタイプ。設営もお手伝いしてもらってしまいました。

    o様本日はおめでとうございます。


    2022.09.09

    空模様が心配されていますが、本日からo様邸の上棟作業がスタートします。ここのところ台風の影響などで雨続き、しかも土砂降りになるならまだしも屋外の作業を決行しようかどうしようかと迷うような天気予報が続きます。本日の未明にも降っていた模様。床版の上に張ったシートに溜まった雨水を掃出すところから作業スタートです。

    全員でお神酒をいただいた後に柱建てから開始。西側に見える不穏な黒い雲の影に慄きながら作業は進みます。

    開始しばらくしてついに雨が降ってきました。上記の通り、作業中止する程でない程度の雨量。逆に生殺しのような状態です。

    そんな中でも棟梁たちは慣れたものです。アメニモマケズ、作業は順調に進んでいきます。

    見習監督o本君は集塵機で雨水の排水に余念がありません。そうこうしているうちにだんだんと小雨になってきてやっと雨が止んできました。

    時を同じくしてちょっと休憩。この後は晴れると良いのですが。

    その後雨が降る事なく小屋組、水平構面まで順調に作業が進みました。今回は二世帯住宅で平屋建ての長屋形式のため、一軒の住宅に二軒分の作業量がかかっているようなもの。本日の作業はここくらいで終了し、明日2日目作業に突入します。

    と、油断していたところへ再び降雨。通り雨と見え、ひと時はかなりの量降りましたがすぐに止み、東側の空には半円形の虹が出現しました。


    2022.09.03

    いつ降り出してもおかしくない曇天の下、土台伏せ工事が行われています。なにせ平屋の二世帯住宅なので基礎の面積も大きく、土台の本数もいつもの2倍。本日は応援の大工さんにも来てもらい、大勢で一気に仕上げる作戦に出ました。9月に入ったもののまだまだ蒸し暑い日が続き、汗がダラダラと流れていきます。熱中症にはくれぐれもお気を付けください。


    2022.08.30

    雨天の中でしたが土台2本、柱1本だけの建方が行われました。 お父様としては年回り、暦の都合上8月中に『上棟』したいという事なのでしたが、天候や工程的には少し間に合わない。そこで柱1本建てて木工事を開始したと『見做す』工事です。 本物の上棟はこの数日後に行われますが、日に日にウェザーニュースが不穏な台風情報や長雨の予報をもたらしていますので要注意です。


    2022.08.23

    型枠脱型、清掃後内側の断熱材を敷設していきます。この時期やはり急な雨が降る事があります。排水してはまた雨が降り・・の繰り返しです。早く上棟して雨仕舞ができれば良いのですが。

    相変わらずの水密性。同時に水が自然にはけない理由でもあります。


    2022.08.20

    キッチンの仕様を今一度確認するべく今回は名古屋の某P社のショールームにやってきました。先回見た仕様を再確認。展示数も豊富なこのショールームでだいたいの希望は決まりました。

    名古屋ショールームには照明器具の実物も展示されています。提案プランに準じて見学し、照明の色(灯りには電球色、温白色、昼白色の3通りあります)などを確認していきます。


    2022.08.19

    立上りのコンクリートも固まり、脱型しました。整然と積まれた鋼製型枠が1か所に集められています。・・と簡単に言っていますが、こんな重たい物、しかも炎天下で焼けている物をコンクリートから取り外して一か所に集めるだけでもかなりの重労働であった事が想像できます。先日外周部を外しているのでこれでも約半分・・・。これをまたトラックに積み込んで倉庫で下すまで作業があります。何かこれだけ大きな基礎伏図を描いた事に罪悪感を覚えます。

    脱型後外周部立上りコンクリートを挟み込んでいる断熱材を基礎天端と同じ高さになるようにカットしていきます。


    2022.08.18

    お盆休み前に立上り基礎コンクリートも打設され、お盆期間中が良い養生期間になりました。何しろ大面積の基礎なので型枠の解体も一苦労。すでに外周は外されていますが、それだけでトラックはいっぱいになり、本日は改めて内周部分の型枠解体に掛かります。それにしても最近のゲリラ豪雨にはだいぶ頭を悩まされます。


    2022.08.12

    土間コンクリート打設後、立上り型枠の組立を行います。屋外の作業時にはえてして降ってほしくない時に限って雨が降るものです。そんな緊急事態を何とか回避しながらコンクリートの打設を行いました。曇天とは言え気温35度を超える猛暑日です。鋼製型枠を扱う重労働に加え、コンクリートが蓄熱した輻射熱も下から攻めてきます。熱中症にはくれぐれもお気を付けください。


    2022.08.05

    昨日は雨天のため、配筋検査はJIOの検査員の方のみ行いました。検査員にとっては土砂降りの中、ある種拷問のようなひと時ではありましたが・・。『過去見た中で一番大きい面積の基礎ですね~』と言われていましたがウラを返せば、何もこんな土砂降りの時に・・というニュアンスが含まれていたように思われます。

    本日は雨も上がっているので悠々と自主検査ができました。

    毎度おなじみ工事看板。あまり人通りのない細い道に接道していますので、そこまで人目に触れる事はありませんが、筆者独自の儀礼のようなものです。最初の頃よりストックの工事写真も増えてきているので写真看板を少し増やしてみたりして。


    2022.08.04

    基礎コンクリートの配筋検査を行いました。日本住宅保証検査機構(JIO)の検査員のチェックを受けています。普段は自主検査員の資格を持つ者が行いますが今回は一戸建ての住宅ではなく長屋なので検査員に依頼しています。

    平屋建ての二世帯住宅で広大な面積、かつ画面では分かりにくいですが土砂降りの雨が降っています。よりによってこんな時に・・。


    2020.07.26

    日中35℃を超える炎天下の中、丁張り作業を行いました。平屋の二世帯住宅につき、基礎の面積もかなり広大になり、丁張りも普段の倍くらいの時間がかかりました。ところどころ農業重機に踏み固められ表装が硬すぎて木杭が入っていかない部分があり、そんな部分はお父様が自前の重機で掘ってくれました。基礎のt広さんがお願いすると嬉しそうな表情で作業してくださいました。基本的にこういう作業は血が騒ぐのかもしれません。

    隣地境界線に対して比較的きわどいところもありましたが無事に丁張り終了。これから基礎形状に合わせて土の掘削作業に入ります。


    2022.07.09

    先回訪れたT社の設備以外にいろんなキッチンを見てみたい、という事で本日は岐阜市にあるP社のショールームを訪れました。アドバイザーの方から製品の特長を説明してもらうにつけ、こちらの設備の特徴、長所もわかり、いろいろと迷いが生じます。

    すぐ近くにあるL社のショールームもハシゴして見学。選択肢を増やしていく毎に各社の良いところが分かってきてさらに迷います。特に何に主眼を置いて考えるべきか。これからじっくりとご検討していただきましょう。住宅計画の一番苦しくて一番楽しい時間帯です。


    2022.07.05

     

    基礎コンクリートが土中に埋設される分の余分な残土が撤去されました。土中からかつての主屋の床束の下に据えられていたと思しき大きな玉石が出土しました。こんな大きな石をほぼ人力で埋設していたと思うと当時の労力が偲ばれます。現在でもそうですが当時はなお、『普請』というのは大事業であったのだと感じられます。


    2022.07.02

     

    江南営業所で外壁やサッシの色決めのお打合せを行いました。(キッズコーナーから打合せを楽しそうに見つめる顔が・・・)事務所には色見本サンプルがたくさんあり、屋内だけでなく実際に太陽光で見た場合どういった色に見えるかのイメージをつかむことができます。暑いのでできるだけ屋内で話したいところですが。

     

    パースモニターも見れるCADでカラーシミュレーション。選んだ材料の色柄のイメージをその場で確認でき、わかりやすくお打ち合わせができます。営業所のお打合せコーナーには実際によく使用する材料が仕上材として張ってありますので、実物を確認してもらいながら進めていきます。


    2022.06.30

     

    建築確認申請作業中、確認済証の発行を待つ間、先に敷地の土出し作業を進めておきます。 基礎コンクリートのスラブ面は半分以上が土に埋まります。その分だけ土を場外に処分する必要があり、ショベルカーで掘り出してダンプに積み、別の土地へ持って行きますが、土は掘り返すと空隙の分だけ体積が増え、見た目よりも大量に運搬しなければなりません。


    2022.06.24

     

    先日のショールーム訪問に引き続き本日も同じところまでやってまいりました。二世帯住宅につき、設備機器もすべて2セットあります。東西の世帯で別日を設定し、各々じっくりとお打合せの時間をとります。

     

    関係者一同、総出で色見本と見比べイメージを思い浮かべます。見本もたくさんあるので目移りして迷ってしまうところです。


    2022.06.19

     

    住宅設備の仕様確認のためショールームに見学に訪れました。タカラスタンダードの特徴は何といってもホーロー板。汚れに対しては徹底的に落としやすく、アドバイザーによって解説されています。

     

    キッチンにおいては油汚れ、ユニットバスでは皮脂汚れを模した油性マジックで書いた汚れも水洗いや台所洗剤できれいさっぱり洗い流せてしまいます。


    2022.06.13

     

    すっかり整地された敷地に建物の位置を示す地縄を張りました。広大な敷地目いっぱいに二世帯住宅を計画し、建築物の角が敷地境界ぎりぎりに迫る勢いで、いっそ清々しい程の建蔽率の使い方です。実際に地縄を張ってみるまでは冷や汗ものでしたが、狙い通りピタリと収まり一安心です。

     

    本日はまた地鎮祭も執り行われます。すぐそこに梅雨の足音が迫っている本日、天候に恵まれ、良い地鎮祭日和となりました。現場監督s水と二人で準備に取り掛かると、こういう催事を前にするとご自身も身体を動かさずにはいられないお父様にも手伝っていただきました。

     

    今回はお父様と縁のある地元の神主さんであるため、普段お目にかかれないようなしきたりの中行われました。敷地の四隅に竹を建て、荒縄を巡らせるところは一緒ですが、その荒縄には何やら下がり物が。ところ変われば品変わる。これもこの神主さんのしきたりなのでしょう。

     

    ご両親やs水監督は神主さんの事を『ジンカンさん』と呼ばれていました。どういう字を充てて読むのかな?と調べてみると、(正確にはわからず、厳密には違うと思いますが)『神官』の事ではないかという結果でした。そういえば他現場でいつも見る地鎮祭での神主さんのいでたちとは違い、烏帽子は被られず、どこか山伏のような装束。祝詞奏上もどこか読経のようなもので『羯諦羯諦、波羅羯諦・・・』というお経の一節も聞かれました。

     

    鍬入れの儀式も執り行われ、玉串奉奠、二礼二拍手一礼、『今回の地鎮祭のジンカンさんはお寺?それとも神社?』、神仏祭事に無知な筆者の頭に疑問を置き去りにしたまま、つつがなく地鎮祭は終了しました。

    式典後、ご家族が空を見上げているのでよく見ると、太陽の周りを虹の輪が囲むような現象が。ネットで調べてみると『ハロ(halo)』『日暈(ひがさ、にちうん)』という名前の気象現象だそうです。この後天候が下り坂に差し掛かる際に見られる現象で、梅雨前のこの時期ならさもありなん、と納得しました。そうとは知らず撮影時は『この現場は何か良い事があるかもしれない』と比較的呑気に構えておりました。


    2022.06.07

     

    解体工事完了。あれだけの大きな屋敷がキレイサッパリ解体されました。これから地縄張り、地盤調査、地鎮祭へと着工前の準備が進んでいきます。


    2022.06.03

     

    9割方作業も終了した模様です。黄昏時の残光の中、荒涼とした敷地の片隅に浴室のコンクリートブロック部分が廃墟のように残り、何ともノスタルジック(?)な情景に見えます。


    2022.05.31

     

    屋根瓦を下ろし、建具を外し、畳を撤去し、電気配線や給水管を撤去した後、古家が木と土だけの状態になったら重機を投入して盛大に解体が始まります。在る日の面影が跡形もなく消えていくのは時代の流れとは言え寂しいやらもったいないやら、これから建てる住宅には少しでも永く建っていてもらいたいと思うばかりです。


    2022.05.31

     

    解体工事がスタートしています。

    解体作業のため家財道具などがすべて撤去され、がらんとした屋内。古い時代のいわゆる『田の字型』住居です。襖や障子をすべて取り払えば30人くらいの寄り集まりができそうな大空間に変貌し、往時の賑やかさが偲ばれるだけに、これらの立派な建物が解体されてしまうことに何とも言えない寂寥感が漂います。

     

    古民家を解体し、古材が廃棄されるたび『どこかで再利用してもらえればな・・』と、今ではなかなか手に入らない梁材などに一種後ろ髪を引かれる思いです。


     

    農業を営まれるo様の築90年ほどになろうかという旧家を建て替える工事の計画がスタートしました。元々立派な住宅が建っている土地であり、農産物の仕分けなど行う建物も併設されています。今回は息子さん夫婦もこの土地に住もうという計画ですが、2世帯住宅ではなく各々の生活を独立させようというご希望のため、言ってみれば『完全二世帯』の長屋住宅を着工する事になりました。