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江南市ti様邸リフォーム
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2023.01.18
今回の大リフォーム最後の仕事、浴室工事に伴う外壁の大きさ変更のための塗装工事を行いました。年始に珍しく雨が降った合間を狙っての塗装工事となりました。
計画段階から含めると約半年にわたって行われたリフォーム工事も無事完了です。
新築工事とは違った難しさを見せる住宅改修工事。しかも住みながらの工事とあって、工程計画も困難を極めましたが、終わってみると新築工事では味わえない達成感もあるものです。
2023.01.16
年末に行われた大リフォーム、少し残った作業を行います。個室の出窓部分は約30㎝の奥行きを持った空間ですが、特に飾っておいたりするものが無いため、この部分も本棚とします。非常にたくさんの本をお持ちのi様、これだけあってもまだまだ要るようです。
浴室のリフォームで既設のサッシを撤去するために外壁を解体した部分。大幅に窓を小さくしたので、余った部分にモルタルを塗っておきました。冬季という事で乾燥期間を長く置いておきたいため、新たな外壁塗装工事は年明けとしていました。まずは下地塗から入ります。
2022.12.22
設備の大リフォームは終わりましたが、細かい仕事が残っています。室内ドアのラッチが、長年の仕様やドア本体の反りによってピタリとはまらなくなりました。ラッチ受金具を少し外側に彫り直して対応します。こういう時に道具を持っていると大変便利です。
別の部屋ではレバーハンドルのバックセット金物がこれまた経年劣化によってスムーズに回らなくなったとの事。比較的特殊な寸法の部品のため、取り寄せになりこちらの取替は後日となりそうです。
2022.12.21
キッチンの電気、ガス、水道の接続も終了。今晩から使用できます。昨日はユニットバスも無事に使用できたようで何よりです。これで今回のリフォームの9割方の作業が終了しました。
キッチンの吊戸棚にはダウンウォールや上下する水切棚などの仕掛けがあり、高所に収納する動きが楽にできるようになっています。
2022.12.20
キッチンの施工が開始されました。これで今回の水回りリフォームの設備機器がすべて現場に納められるので、段取りとしては一安心です。
昨夜遅くまで設置工事をしてもらっていたユニットバスも本日電気、水道の配線配管を接続しました。これでやっと暖かい湯船に浸かっていただく事ができます。
脱衣室にはルームヒーターを取付けます。冬場に入浴、脱衣前に室内を予備暖房しておかれるとヒートショックが防がれると思います。涼風にも切り替えられるタイプですので夏場は湯上りに涼む事もできます。
給水給湯配管の接続が終わり、試験運転を行います。在来浴槽を解体してから10日余りたち、その間i様には凍える思いをさせてしまいましたが、小雪がちらつくような極寒の季節、こうやって配管が接続されて給湯されると感慨もひとしおです。
キッチンの据え付けも無事完了。現代では台所と食堂、居間が一体の部屋(LDK)とするのは間取りプランニングのセオリーですが、当時は台所と居間はまだ分離されていた頃。こうして居間とつながる空間にしたいというのが今回のリフォームのご希望です。
2022.12.19
ユニットバス設置工事開始。旧くは在来工法で造られていたある程度自由設計の浴室であったため、現行のユニットバスの規格サイズではどれも収まらない寸法でした。今回は某T社のユニットバスで完全サイズオーダーのユニットバスを製作してもらい据え付ける事にしています。
同時進行でキッチンのクロス貼工事も開始。相変わらず限られたスペースに数人の業者さんが入り乱れるため、譲り合って作業をしてもらいます。
小雪もちらつく寒いこの季節。早く接続して暖かい湯船に浸かっていただきたいものです。
脱衣室の洗面化粧台も同時に据え付けています。昔の洗面化粧台はナゼか現行のものより5㎜ほど小さく、元の収納棚をそのままにしては収まりませんでしたのでいっその事、洗面脇の収納棚も作り直してしまえと、位置を変えて新たに設置しています。
2022.12.17
k池棟梁の下地を引き継いで、今度はk保木棟梁に来てもらいました。(k池棟梁は5回目のワクチンのため交代です)いろいろと寸法、収まりについて臨機応変に試行錯誤してきましたが、いよいよ部屋の形ができてきました。
狭い空間で造作工事と同時進行になりますが、電気や水道の各業者さんの配線、配管工事も行われます。お互い顔見知りの間柄、場所を譲り合っての施工です。
2022.12.16
キッチン内の下地を造り始めた『大棟梁』k池さん。以前はモルタル下地タイル貼でしたのである程度厚み調整ができる仕上でしたが、今回は木材での下地。古材の寸法などによる微妙な段差、設備配管が下地より飛び出している事の調整などを行います。この下地調整作業に意外と手間暇がかかります。
設置する設備の寸法の都合上、わずか4㎜のクリアランスを確保したいために仕上材を薄いベニヤにしています。新築であれば比較的自由にできるので石膏ボードを使用しますが、リフォームでは臨機応変に材料の厚みを調整する必要があります。
通常仕上には使う事の無いラワンベニヤですが、こうして見るとこんな荒々しいテクスチャもアリかなと思えてしまうから不思議です。
i様邸食堂に掲げられた人生訓。確か私の祖父母の家にも同じような物が掲げてあったような記憶があります。
2022.12.15
解体に際して撤去したサッシの部分に改めてモルタルを塗るべくy口“サウスポー”技建さんに来てもらいました。急に寒くなった昨日今日、y口さんの自宅付近では昨夜に雪が降ったとか。
キッチンではフローリング張工事が始まっています。床点検口の位置からフローリングの一枚目を貼りだす位置を決め、点検口の蓋にちょうど良い位置から張り始めます。
同時進行で脱衣室のクロス貼替工事です。既設のクロスと床のクッションフロアの撤去ですが、35年たったものを剥がすのは、柔軟性もなくなっており非常に困難を極めました。そんな難儀な仕事をしてくれるのは毎度おなじみy本さん。
苦労してクロス、クッションフロアを貼ってもらった後に洗濯機を元に戻そうとしたところ不測の事態が発生。こちらも35年経った洗濯水栓を再取付したところ、水栓金具が劣化により漏水。たまたま新品の水栓を持っていたJKSのA野さん。ナイスプレーと思いきや、今度はその水栓が当たり洗濯機を防水パンの上に置けません。ならばとA野さん、エルボ金物で水栓高さを調整。応急手当ではありますが明朝の洗濯は問題なくできるように復旧してもらいました。
壁天井をめくってみるまで何が起きるのか全く分からないのがリフォームの恐ろしさ。夢にも思わない不測の事態にも臨機応変に対応してくれる職人さんたちに感謝です。
2022.12.14
本日からキッチンの内装下地工事に入ります。先週まで来てもらっていたh谷川棟梁に変わってk池『大』棟梁にお願いしています。若手のh谷川棟梁たちの大師匠筋にあたる棟梁で、その仕事は丁寧かつ速い。また、手を動かしながらでも軽妙なトークが展開される実に多彩な方です。現在でこそ好々爺然としていますが、その昔は『鬼の棟梁』として勇名を馳せ、筆者のような未熟者がおいそれと近寄れるような存在ではありませんでした。
そんなk池棟梁、築35年のこのi様邸の上棟に参加した覚えがあるな~、とそのキャリアの長さをうかがわせる事をボソッと。
元々は外壁側を向いていたキッチンを、今回はリビング側に向け、リビングとの間に開口を取りたいというご希望。元々背面収納が据え付けてあった壁を打ち抜き、開口の下地を組んでいきます。比較的気軽に間取りを変える事ができるのが木造住宅の良いところ。
床下にも断熱材を布設。本来は住宅を上下左右すべて囲う様に敷設されていないと意味のない断熱気密ですが、せめて今回リフォームする部分だけでも底冷えのしないようにと充填していきます。
2022.12.13
キッチンの解体を始めました。今回のリフォームは水回り設備を一気に変えてしまおうという計画で、かつ、i様が生活しながらの工事となりますので、どのような順番でどこの範囲までを進めるか、新築とは違った難しさがあります。
ついさっきまで使用されていたキッチンが見る間に解体されていきます。作る時は苦労した設備がものの30分で・・・、諸行無常の響き有り。
一部リビングとつなげるため、間仕切りに塗られた土壁を撤去。他の部屋へ土埃が行かないように締め切って解体されます。という事は室内の3人は視界も眩む土煙の真っ只中。解体業者さんというのも大変な仕事です。筆者は外から窓に手を突っ込んで撮影しています。
今や貴重な土壁。これらを塗る左官業者さんも時代と共に減ってきています。
2022.12.10
1日半かかった解体工事もようやく終わり、浴室周りは次の工程に入れます。旧い湿式の在来浴室においては、脱衣室にお湯が逆流しないようにタイルの床は一段下げています。それに伴い外壁に取付けるサッシも通常のユニットバスよりは低い位置に取付けられています。新たにユニットバスの浴槽を入れようとすると外壁とサッシも取り換えて一つ小さいサイズのものを入れる必要があります。
解体工事終了を待ってましたと言わんばかりに1坪半に満たないスペースにひしめき合う大工、電気、水道の各職人。今や日本一人口密度の高い現場と言って過言ではありません。(過言かもしれません)
30数年前の現場らしく、断熱材の代わりに壁には土壁が塗られています。サッシをサイズダウンした部分にはもれなく断熱材を充填。旧い浴室の天井裏にも昔の断熱材が敷かれていましたが、解体時に処分したので新たにグラスウールを布設していきます。
2022.12.08
浴室の解体工事に入りました。たまたま窓外が駐車場という位置関係のため、廃材を窓から搬出できるというラッキーな展開。
それにしても30数年前のミノワの住宅。堅すぎるくらいに堅い仕事をしていますので解体する方も一苦労です。普段であれば一日で終わるような工事が残りを明日に持ち越しになってしまいました。
隣の洗面所も同時に解体。早速床を一部めくって新たな配管工事を行います。
各室の本棚の工事もまもなく終了。造作には手抜かりのなさすぎるほど手抜かりのない『カミソリのタケ』の仕事。30数年前から堅すぎるミノワの棟梁の仕事は連綿と受け継がれているようです。リフォームを担当する現場監督としてはありがたいやら、工程表と時計を見て冷や汗をかくやら。
2022.12.06
各部屋の棚板を組み始めました。本日はh谷川大工さんの盟友、k保木大工さんも応援に駆けつけてくれました。リフォーム物件の棚と言えども、むしろ経年変化で壁や床もまっすぐでないリフォーム物件の棚だからこそ難しい収まりですが、そこはそれ、隙間なくピッタリと収めないと気が済まない、人呼んで『カミソリのタケ』の仕事。彼の通った後にはカミソリの刃一枚も入らないような精度の棚の列ができ上っていくとかいかないとか。→①、②
h谷川大工さんと並んで若手のk保木大工さん。現在は親方のw辺棟梁のところへ応援に行っていますが、こちらのリフォームのため数日間レンタルしました。こちらもw辺棟梁仕込みの腕前。負けず劣らずピタリとした精度でカミソリの刃一枚入らない仕事です。
廊下には雨天の時用の洗濯物干を取付けました。邪魔な時は取り外して保管しておける物干し掛け、川●技建『ホスクリーン』です。
2022.12.05
リフォーム工事開始。まずは畳の6帖間をフロアに変えるべく下地工事を始めます。畳6枚を剥がして処分。畳をめくると堀こたつが現れました。昔はこの中の電熱器で暖をとれたと思いますが、その都度畳を1枚外して保管しておかなければいけないという手間がかかるので年々使わなくなり、不要なものを仕舞っておく収納と化してしまう例が多いと思います。
合板で下地を造り、その上からフローリングを張っていきます。住みながらのリフォームですので作業できるスペースはそれほど大きくありません。カーポートの屋根の下を間借りして作業場としています。
2022.11.30
来週から開始される改修工事を前に、不要になった物の整理にうかがいました。長年使用して傷んでしまった棚など、この機会にまとめて処分されます。
不用品の中にはこんな物もあります。歳をとってからピアノなど楽器をやってみたいなーとは思うものの、難しそうだなーという気持ちの方が勝ってしまいます。
まだまだ現役で動くのでもったいない気もして、ひとまず保管してみました。
不要品は産廃の土場に持ち込みました。だいたいの物は引き取ってくれるので助かります。
現場に戻って回収する部分の家具の移動。タンスを洋間から和室のタンス置場へと移動しました。その昔このタンスを設置するために設計された和室のタンス置場、当時何か事情が変わったのでしょうか、洋間に置かれていましたが、今回のリフォームを機に元あるべき和室に移動されました。さすがにその寸法に合わせて設計されたタンス置場なだけに寸法ピッタリです。
2022.10.24
このリフォーム計画では住宅内のカーテンもすべて交換する予定です。小牧市のi社ショールームを訪ね、実物を確認しました。サンプル帳でも確認はできるのですが、やはり実物大のサンプルを見ると実際のイメージが確認できます。
2022.10.21
リフォーム工事には住宅設備機器交換工事も含まれていますので、新しい設備の機能を確認しにT社のショールームを訪ねました。約30年前に設置されていた設備もT社のもの。新旧の設備昨日の比較を見るのも興味深いものがあります。
2022.10.07
先日の床貼替工事に続き、設備機器の経年劣化や、その他生活スタイルの変化による各部分のリフォームをご検討されていますのでお打ち合わせにやってきました。30数年前にミノワで建てられた住宅です。年と共にあちこちに手を入れるべく綿密なお打合せを展開しています。
2022.09.12
早速に畳を撤去。大昔の畳と違い、30数年前とは言え新製法で造られた畳のため比較的軽くできています。とは言え結構な重さ。6畳分トラックへ運ぶだけですでに汗だくです。
畳をめくって下から現れた床下地は経過年数の割にはかなりしっかりと残っています。床下換気ができて湿気がこもっていなかったためと思われます。
畳の厚みは55㎜、新たに張るフローリングの厚みは12㎜、差し引き43㎜の段差を調整するため、下地板の上にさらに下地材を並べます。
この種の工事で一番難しいのは既設の敷居や壁面にまっすぐなフローリングを合わせる事です。経年によって微妙に曲がったりしている敷居や部屋の壁に対してカンナで微調整しながら削り合わせていきます。洋室でこのような作業をする場合はある程度調整した後、上から見切材を打つ事ができるので少しは融通が利くのですが、和室の場合はそうはいきません。
この見事な調整ぶり。どうにも合わない場合は目地シールなどを埋めて仕上げる事もあるのですが、このh典棟梁、カミソリ一枚の隙間もなくピッタリと収めてくれました。
日が暮れるのが早くなり、だんだんと暗くなってきましたが、そこまで焦る事なく、無事に6帖間と2帖分の縁側の床板が張り終わりました。
2022.09.08
今を遡る事30数年前、まだスタートしたばかりのミノワで建築していただきましたi様邸。事務所から近い事からこれまでもいろいろとお世話になっておりましたが、この度『畳の部屋をフローリングに改装したい』というご用命を受け、早速現地調査に来ました。
寝室として布団ではなくベッドで就寝されるという事。また、縁側との間に段差があるのでこちらも同一高さにしたいという事です。