高断熱・高気密、そして大工の技術に惚れ込み家を建てたというH様ご家族。
実際に住んでみてからの様子や、建築当時のお話をお伺いしました。

《 ふと訪れた完成見学会 》

初めてH様ご家族と接点を持ったのは、あるお宅の完成見学会。「何かやっているから見に行こう」と、ひょっこり顔を出してくれたのがキッカケでした。当時は大工も一緒に現場におり、親切かつ丁寧な説明に「こういう人に家づくりを頼みたい」と思ってくれたようです。H様が家を建てようと決められてから、約3年。年回りや建てるのによい日取りなどを調べ、待ちに待った家づくりがスタートしました。

《 3年の準備期間を経て着工 》

「3年も待ったので、その間に知識を増やす時間は十分にあった」というご家族。木造住宅にしようと決めていたので、工務店を中心に色んな展示場などを巡ったそうです。そんな中、弊社を選んでくれた理由のひとつが「高断熱・高気密」という性能面でした。「当時は、高断熱・高気密を実現してくれる工務店がほとんどありませんでした。同じ頃家を建てた同僚がエアコン6台を家につけて、年を越した月の電気代が6万円だったとか。びっくりしましたね。ミノワさんに頼めばきっとそんなことはないだろうなと思い、お願いしました」。家が完成して10年ほど経ちますが、夏は涼しく・冬は暖かい状態が保たれています。OB宅訪問でもよくお客様をご案内させていただくのですが、こちらに来ると不安が解消される人が多いんです。特に、真夏・真冬に来るとミノワの家のことがよく分かるとよく言われます！

《 大工さんとのコミュニケーション 》

ヨーロピアン調の雰囲気にしたかったという奥さま。床の色や、建具など、一つひとつ現場で話し合いをすすめました。「建てている最中、床の色が違うということがありました。思っていたより薄くて…。せっかく持ってきてもらったのに、『これじゃない』と濃い色の床板に交換してもらったこともありました。色々わがままだったと思いますが、最終的にはミノワさんのいい家ができたと喜んでくれて私もすごくうれしかったです」。既成の製品を持ってくるのではなく、その家にあった雰囲気の床板や建具を、一つひとつ木を削って設置。そうやって出来上がった家は、H様邸の雰囲気とぴったりマッチしていました。「一番よかったのは、大工の小池さんがすごく親身になってくれたことです。熱心に長い時間話をしてくれたり、聞いたことにはすべて答えてくれたり。もう頼りっぱなしでしたね（笑）」。

《 温度が一定に保たれる快適さ 》

吹き抜けが心地よいH様邸。「吹き抜けは寒いという人が多いですが、ミノワさんの吹き抜けはまったく寒くないですよ」とご主人。断熱がしっかりしているため、しっかりと室内を温めます。そして24時間換気なので、空気の循環もばっちり。常に快適に過ごせているそうです。「普通のお家はサツマイモなどをたくさんもらうと腐らせることが多いそうですが、うちは逆に芽が出ちゃいます。それだけ暖かいんですよね。冬でも18度ほど室温を保っていますよ」。お子さまのお友達が初めて泊まりに来た時は、夏の涼しさ・冬の暖かさにびっくりされることが多いそうです。「夏はランニングだけできたら風邪をひくから、Tシャツで着てね！と言っているんですが、本当に涼しいとは思わないんでしょうね。ランニングのまま寝てしまって、本当に風邪をひかせちゃったこともありますよ」。

《 長く居たくなる家 》

引っ越してきた当時、お子さまは5歳。今では大学のセンター試験を受ける年齢になったそうです。「大学に受かれば下宿させるつもりです。外に出たらこの家の快適さが分かると思いますよ」。小さいころからずっと住んでいると気付かなかった部分も見えてきそうですね。ご主人は4年前まで単身赴任をしていたそうです。「向こうはマンションでしたけれど、やっぱりこの家が快適です。家に居たいと思える家ですね」。外にでても帰ってきたくなる、ほっと安心できる家はとてもいいものです。

《 家のよさを伝えるために 》

家を建てて10年も経つとちらほら痛みがでてくることも。そんな時はすぐに頼ってもらえるよう、一年に一度は必ず訪ねるようにしています。「いつでも電話ひとつでかけつけてくれてとても心強いです。建て終わったらさようならじゃないんだということに驚きました。高気密の家には各部屋にパイプが通っているんですが、そこにホコリがたまると機能が悪くなることがあるそうです。不安だと伝えると、すぐ調べてくれましたよ」。H様にはOB宅訪問でもすごくご協力いただいております。こちらこそいつも突然のご連絡に対応いただき、本当に感謝しております。「私たちも家を建てる前OBさんにお話を聞くことで勉強になり、決断できた部分がありました。ぜひこの家にも来てもらって、家の快適さを他の人にも分かってもらえればなと思っています」。これからもどうぞ末永いお付き合い、よろしくお願いいたします。