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ただいま建築中
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愛知県犬山市hm様邸リフォーム
2017.05.12
内部の造作も仕上り、m様のお引越し日も近づいてきました。
内装は新旧の材料による色彩のコントラストが絶妙な具合におさまって、レトロな古民家然とした雰囲気を醸し出しています。
2017.04.19
クロス工事と並行して照明器具取付工事を行っていきます。
玄関には行灯のような形をした照明器具が。
洗面室は天窓をつけていますので照明がなくても明るそうです。
リフォーム工事もあと少しです。
2017.04.10
大工さんの造作工事も今日でほぼ完了。ラストスパートです。
玄関には御影石が貼り込まれています。このあとポーチ部分も貼られる予定です。
2017.04.05
二間の四本引違戸であった開口部を三本引込み戸に改装するプランです。
引違戸に使われていた差鴨居をそのまま残し、溝を一本追加することによって差鴨居を活かす造作をしてもらいました。
こちらは引違の開口部を一本引込み戸に変更。片方の溝を活かします。
二間の四本引違戸の開口を一間半の二本引込み戸に改装した部分。
2017.03.30
床の間や仏間が造作されていきます。用途に応じて鴨居や落し掛けの高さが違います。
2017.03.23
庭の一部に土間コンクリートを打設しています。
このコンクリートの上にウッドデッキが据えられる予定です。
ウッドデッキを施工してしまうと、その下に雑草など生えても刈ったりできないのでコンクリートを打っておけばその心配もいらないでしょう。
西側の庭の方にも塀の基礎ができています。
柱に残された古い仕口はデザインとしてそのまま表されます。
※仕口(しくち):柱と梁、梁と梁などが直行方向に接続される部分に施される加工の事を指します。写真では柱の正面に古い鴨居が取り付けられていた跡が見て取れます。
仕口に対して材料をその直線方向に繋ぐ加工を継手(つぎて)と呼びます。
2017.03.17
建物西側の庭。少し高低差があるので、ブロックとフェンスを積む下準備中です。
縁側の床板張工事。日差しが差すと暖かそうです。これから作業中には汗ばむ季節、冬にこれだけ日当たりが良いと十分です。
内部造作。古材の黒っぽい色と石膏ボード表面の黄色い紙とのコントラストがレトロな雰囲気を醸し出しています。
2017.03.11
暗くて分かりづらいのですが、既に足場は外されています。
各室の床材が張り込まれています。天井と差鴨居の低さも相まって、だいぶ落ち着いた空間になることが感じられます。
2017.02.21
少し残っていた東側の外壁ができあがってきました。
こちら側は西面と違って屋根のケラバの出がありません。
昔の長屋にはよくあることですが、隣り合う壁を共有している、あるいは柱を2本建ててその間を境として、上部の屋根は高さを変えて互い違いに隣へ出している、という建て方でした。そのため外壁の外面ギリギリが境界線となってしまい、現在では屋根のケラバを外壁面と同じくらいにしないと越境してしまうのです。
内装下地工事が一部できあがってきています。先日のガラスブロックが勝手口引戸の脇に設置されました。
写真では分かりづらいのですが、非常に柔らかい光が入ってきています。
2017.02.16
外壁も大部分が張れてきました。
内部では造作工事が進んでいますが、古い材料は真っ直ぐになっていないので新しい材料との取合せが大変なようです。
天井断熱材敷設状況。
2017.02.08
外壁工事が進んでいます。
今回はガルバリウム鋼板角波板を採用しています。未施工部分の白い防水シートとのコントラストが街灯に照らされてくっきりと表れています。
2017.02.03
天井下地が組み始められています。天井裏の一部に断熱材が渦巻く『竜の巣』みたいな一角がありますが・・・
天窓へと続く筒状の部分です。
今回は天井面に断熱材を施しますので、屋根面へ上る壁の部分に上記写真のような断熱材の一角ができます。
天井下地を取り付ける大工さん。そして窓の外には霊が・・・・? いやいや外部でサッシ業者さんが窓シャッターの取り付けを行っているのです。
今回は電動のスリットシャッターを採用しています。
2017.01.26
換気扇の排気先を検討中。なるべくダクトを見せないで屋根より外側に排気するにはどのような経路が良いものか・・・。
キッチンの換気扇の排気先の検討です。
ガラスブロック一列。壁に部分的に嵌め込んで使用される予定です。
2017.01.24
外壁下地作業中。晴天ですが、この冬一番の寒さで、北側で作業していると寒いのなんの。
寒風がしのげるだけでも室内は暖かです。
2017.01.18
外壁下地の作業中。
先週の土日にかけて、この地方も寒波に見舞われましたが、今日は非常に暖かく雪もほとんど溶けてしまいました。
暖かい内に外部作業が終わると後は室内で仕事できるのですが・・・
2017.01.11
天窓を上部から見たところ。室内にはどんな明かりが入っていくのでしょうか。
玄関サッシ搬入。
今回は有効開口を大きく取るため、3枚引戸としています。
2017.01.07
新年、気持ちも新たに(?)現場も動き出しています。
床下地の一部ができあがってきました。
2016.12.25
内部では床組の工事が始まっています。
新しく葺き替える屋根の材料はガルバリウム鋼板。耐震改修の際、屋根の材料が重い瓦よりも、軽い鋼板の方が構造耐力的に有利に働きます。
2016.12.20
外壁に防水シートが巻かれました。最近はそんなに雨は降っていませんが、これでひとまず雨仕舞はできあがりました。
サッシの取付も完了。吹きすさぶ寒風に耐えながら仕事をしてきた大工さんも一安心です。
と言いたいところですが、まだまだ外部の仕事はあるのです。
電動開閉式トップライト取付。建物の中央にある小部屋は立地の都合上、採光の取れる窓が取り付きませんので、天窓を取り付けています。
今回の現場のお隣様も解体工事を開始しました。ここしばらくは空家だった模様です。
この界隈は古くからの民家が多いのですが、空家率もまた多く、建物自体の老朽化が問題です。
瓦が落ちたりして危険な建物もあり、市も対策を求められるところであるかもしれません。
犬山市の場合、本町通りのシャッターストリートをなんとかしたいところだと思いますが。
2016.12.16
北面にも断熱材が施工されてきました。今日も風の強い日です。現場が高台にあるため、風の寒さもひとしおです。
あとはサッシが入ればだいぶ作業もしやすくなります。
2016.12.14
外壁の断熱工事。構造用面材の外側に下地を組んで、ボード状の断熱材を取り付けています。
厚み45㎜の高性能フェノールフォーム系断熱材。今まで土壁しかなかった事を思うと、断熱性、密閉性は格段に上がります。
しかし相変わらずキワどい停め方ですな。
既にユニットバスは施工済み。傷などがつかないようにガッチリガードしています。
2016.12.09
北側にも面材を張りました。これで更に寒風をブロック!
ボード状の断熱材を壁の内側に張っています。
今回は長屋となっており、お隣さんが柱一本隔ててすぐ隣に建っていますので、東面は内側からの作業となります。
闇夜に浮かぶ構造体あらわしの現場。こうして見るとキレイです。
こんな情景を見られるのも仕上げ前のみです。
2016.12.08
耐震改修工事につき、構造用耐力面材を張りました。
現場が高台にあるため、冬の冷たい風が容赦なく吹き付けていましたが、これで少しはブロックできます。
2016.12.06
構造体の水平、垂直を直す間、がらんどうだった家に屋根下地がかかりました。
これで小雨などは気にせず作業ができます。
新旧色の違う構造材が一辺に見渡せますと、コントラストが綺麗に見えます。
もはや屋根伏せをした時の恒例行事。棟に上って街を見渡してみました。
遮るものがなく、非常に見晴らし良好です。
現場近くのお堂の脇に立つ大イチョウの樹。12月に入りましたが見事な紅葉(黄葉?)を見せています。
道路もすっかり真っ黄色です。
2016.11.25
小屋組の工事が進んでいます。古材の補強をしつつ屋根下地を組んでいきます。
今日も三久棟梁、現場をチェックします。
m様邸は少し高台にあり、街を一望することができます。
反対側から見たところ。それにしても大工さんの車両の絶妙な駐車の仕方よ。
2016.11.21
少し小雨がぱらついてきたので、ブルーシートで即席の屋根をつくり、作業をしています。
2016.11.17
床下防湿コンクリートが打設されています。床下の土からの湿気が上がってくるのを防ぎます。
元々の建物には耐力壁など水平力に耐える構造がなかったため、いろんなところが傾いていました。
工事を始める際にまずその部分の水平垂直を少しずつ直していきます。
柱の根元が腐食したりして継ぎ足した跡でしょうか。
2016.10.18
解体工事終了。床も土台も撤去され、スケルトン構造があらわになっています。
束石の上に直に土台を置いて骨組みを構築する手法。
床下の換気は良好であったと見え、(ほとんどがあらわしであったと思います)土台もそこまで傷んでいる様子はなさそうですが・・・。
2016.10.10
瓦、屋根土、野地、垂木が取り払われました。10月の秋晴れの空が見えて、何ともスッキリしています。
床下には当時の生活を物語る多数の遺物が転がっています。
酒瓶のようなものが出てきました。まだ製造技術が未熟な年代に造られたものと見え、硝子の中に気泡が見られます。
2016.09.29
解体中の内部。柱と差鴨居で構造が持っているようなものです。耐力壁がなく非常に不安定に感じます。
民族資料館に展示されていそうな物が。
鑑定団に出てきそうな皿が。
構造をどう補強するか・・・検討、試行錯誤は尽きません。
2016.09.26
本日よりいよいよ解体開始です。
2016.08.23
今回ご用命いただきましたm様邸のリフォーム。
平屋建ての年季の入った建物です。外部の建具も全て木製建具に一枚ガラスのみといった住宅です。
内部もまさに『古民家』然とした佇まい。
お母様の話によれば、住宅ごと岐阜の美濃市から移設してきたとの事、平屋建ての小さな住宅とは言え当時の大変さが偲ばれます。
個人的な思いですが、こういう住宅を腰を据えて改修工事して残してみたいなぁと思っていました。
内部は典型的な『田の字』型の間取り。
ご親戚一同またはご近所さんが寄り集まった時は建具を外して大広間として使用でき、重宝したことと思います。
反面、外壁を含め、耐力壁が極端に少ないため、現時点でも少し柱も傾いています。
これらを補修しつつ、耐震、断熱の改修を行っていきます。
小屋裏の様子。
丸太の梁も入っているのですが、重い瓦屋根を支えるには少々貧弱です。
今回は屋根も小屋組みも架け替え、軽い材料で葺き直します。
また、架構のあちこちから外の光が漏れてきていて、断熱性能も極端に弱いものと考えられます。
しかし、外周に塗られた土壁は蓄熱体として利用できそうです。
良いものは残し、変えるべきものは変えていき、建物を生きながらえさせていく。
これがリフォームの妙味といったところでしょうか。