家づくりブログ

20/02/19

現場訪問記  -配線部分の気密の取り方- 

  • こんにちは。たがわです。

    建築中の現場にふらっと訪問し、職人さんに邪魔!と怒られない程度にお話を聞いたり、現場の状況を紹介していくブログです。

    今回、完成したら見えなくなってしまう断熱施工のご紹介です。
    丁度、壁・天井の断熱材を見ることができる江南市の現場へお邪魔しました。

    ☆☆ この現場の仕様 ☆☆
    天井・屋根/高性能グラスウール16K t=155 2段積み
    内壁(大壁の場合)/高性能グラスウール16K t=120
    内壁(真壁の場合)/フェノールフォームt=80
    (壁厚が取れないため、薄くても断熱性能の高いものを使用します。)
    外壁/付加断熱として高性能グラスウール16K t=105
    基礎外周部/ポリスチレンフォームt=75
    基礎内周部(立ち上がり、底部1m含む)/t=50
    ※単位Kは断熱材密度、tは厚みです。
    サッシは樹脂サッシを取り入れています。

    内部のもう少し細かいお話をしていきます。
    コンセントボックス埋込部にも気密カバー取付の上、気密テープを施工します。

     

    ダウンライトなどの埋込照明がある場合は合板などで箱型を作りはめ込みます。
    隙間はほどんどありませんが、念のため入隅になっているところにコーキングまたは気密シート巻き込みます。

     

    金物からの熱橋を防ぐための断熱施工や、サッシ枠の隙間の断熱施工はもちろんですが、細部の施工をしてはじめて高断熱・高気密が出来上がります。

    断熱材はどんなにきれいに仕上げても施工が進むと見えなくなってしまいます。
    でも、家の性能を上げるには見えない場所がとても大事なのです。

    ミノワは、現場に携わる従業員、大工さん、業者さんも出席し、さらに住みよいお家を作るため、勉強会を定期的に行い、日々知識を深めています。