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地鎮祭 Q&A

暦の上では「立冬(りっとう)」。木々が色づき、吹く風にも少しずつ冷たさが混じり始める季節です。
私の住んでいる白川町でも、先日は雪虫も舞い、冬の気配を感じるようになりました。

この週末は、11月6日に愛知県一宮市で、翌7日の立冬の日には岐阜市でと、二日続けてお客様の地鎮祭に参加させていただきました。

一宮市で開催した地鎮祭の祭壇と神主さん

一宮市の地鎮祭では、早朝降っていた雨が、午前11時の開式の頃にはすっきりと上がりました。敷地の片隅には立派なミカンの木があり、ミカンが実っていました。たわわに実った果実を見ると、なぜか嬉しくなります。暖かく、まだ蚊が飛んでいる陽気の中、お施主様のお父様が地面をご覧になって「雨降って地固まるだね」とおっしゃってみえたのが、とても印象的でした。

岐阜市の地鎮祭で神主さんがお祓いしている

一転して、翌日の岐阜市での地鎮祭は、青空ながらも強い風が吹く午後となりました。まさしく「立冬」の名の通り、季節がひとつ前へ進んだことを肌で感じる風でした。お施主様ご家族は、午前中にお子様の運動会へ参加されてから現地へ駆けつけてくださり、ご家族にとって忘れられない、賑やかで大切な一日になったことと思います。


家づくりは、多くの方にとって一生に一度の経験です。ですから、その最初の節目となる「地鎮祭(じちんさい)」についても、「そもそもどうすればいいのか分からない」と戸惑われるのは当然のことです。

打ち合わせの中でも、お施主様から地鎮祭について似たようなご質問をいただくことがよくあります。これから家づくりを迎えられる方の参考になるよう、普段お伝えしていることを、いくつかまとめておこうと思います。


地鎮祭でよくいただくご質問

Q1. 地鎮祭は必ず行わなければいけませんか?

法律上の決まりがあるわけではありませんので、行わなくても家を建てることはできます。最近の全国的なアンケートなどでは、「地鎮祭を行わない人が3〜4割ほどいる」というデータもあるようです。

私たち株式会社ミノワでお手伝いするお客様の場合、9割以上の方が地鎮祭を実施されています。もちろん全員ではなく、実施されない方もみえます。

私たちが無理にお勧めしているわけではありませんが、「せっかくの一生に一度の家づくりだから、家族の節目としてきちんとお祈りしておきたい」と望まれる方が多いのだと思います。更地の状態にご家族みんなで立ち、これからここに家が建つのだと実感する時間は、一生の思い出になります。

Q2. 費用(初穂料)はいくらくらいで、封筒には何と記入すればいいですか?

神主さんへお渡しする謝礼である「初穂料(はつほりょう・玉串料)」は、お願いする神社によって金額が異なりますが、一般的には2万円〜5万円ほどが相場です。

お客様ご自身で地元の神社などへ直接ご依頼される場合は、予約の際に神社へ「初穂料はおいくら包めばよろしいでしょうか」と直接尋ねていただいて失礼にはあたりません。なお、私たちミノワから神社をご紹介する場合は、初穂料は「3万円〜3万5千円」となっております。

また、「包む封筒には何と書けばいいですか?」というご質問もよくいただきます。神式(神社)の場合は、以下のようにお支度ください。

  • 封筒(のし袋)の種類:紅白の「蝶結び」の水引がついた祝儀袋、または白無地の封筒
  • 表書き(上段):「御初穂料」または「御玉串料」(簡単に「お礼」でも問題ありません)
  • 表書き(下段):お施主様のフルネーム(または苗字)

Q3. お供え物など、施主側で準備するものは何がありますか?

これも「どの神社にお願いするか」によって変わります。

ミノワがご紹介する神社にお願いする場合は、お供え物(お米、お酒、塩、野菜や果物など)や祭壇、四方の竹などの設営まで一式手配いたしますので、お施主様にご準備いただくのは「初穂料(のし袋)」のみで大丈夫です。

お施主様がご自身で神社へ依頼される場合は、お供え物を施主側で買い揃える必要がある神社もあります。準備する必要のあるものは頼まれる神社によって異なりますので、神社へご確認ください。竹や縄等を神社さんで用意しない場合は、工務店側で用意させていただきます。

Q4. 神社(神式)以外でも地鎮祭はできますか?

はい、可能です。厳密に言うと「地鎮祭」という言葉は神道(神式)の呼び方にあたりますが、ご家族が信仰されている宗教や宗派に合わせて、仏式(お寺)、キリスト教、天理教、その他の宗教でも、着工前の安全祈願(起工式や地鎮法要など)をお願いできる場合があります。

実際にこれまでのお手伝いの中でも、ご家族でお世話になっているお寺の住職様や、教会の神父様、天理教の先生などをお招きして式を執り行ったことがございます。

神式以外で行う場合は、祭壇のしつらえやお供え物の内容、また謝礼の封筒の表書き(仏式なら「御布施」、キリスト教なら「記念献金」や「御礼」など)もそれぞれの作法に合わせて変わりますので、ご希望の際は遠慮なく事前にお知らせください。

Q5. 当日はどんな服装で行けばいいですか?時間はどれくらいかかりますか?

地鎮祭の所要時間は、およそ30分〜40分程度です。記念撮影やご近所へのご挨拶を含めても、1時間ほどで終わることがほとんどです。

服装に厳格な決まりはありませんが、神様をお迎えする神事ですので、少しきれいめな平服で参列される方が多いです。もちろんスーツでも構いません。

ひとつだけ気をつけていただきたいのは「靴」です。建築前の敷地は土や砂利になっており、今回の一宮市の現場のように、前日の雨で地面が柔らかくなっていることもあります。ヒールのある靴や革底の靴は避け、歩きやすく、多少土がついても気にならない靴を選ばれることをお勧めします。

Q6. 「玉串(たまぐし)」のお供えなど、当日の作法は?

神事の中で、お施主様ご自身に行っていただく大切な所作に「玉串奉奠(たまぐしほうてん)」があります。榊(さかき)の枝を神様にお供えする儀式ですが、初めてだと「どう動けばいいのか」と戸惑われる方も少なくありません。

基本の流れは、次の3つだけです。

  1. 神主さんから玉串を受け取る
  2. 祭壇の前に進み、玉串を時計回りに回して「根元」を神様の方(奥)へ向けて机の上に置く
  3. 一歩下がって「二礼・二拍手・一礼」(2回お辞儀をして、2回手を叩き、最後に1回お辞儀)をする

言葉で読むと少し難しそうに感じるかもしれませんが、当日は式の前やその場で神主さんがやり方を教えてくれます。もし間違えてしまっても、気持ちを込めてお祈りすれば何の問題もありませんので、どうぞリラックスして臨んでくださいね。

Q7. 雨の日や、日取り(大安以外)はどうすればいいですか?

日取りについては、大安や友引、一粒万倍日などの吉日を選ばれる方が多いですが、ご家族皆様のお休みが合うことを最優先にしていただいて構いません。

また、当日の天気を心配される方も多いのですが、神事の世界では、地鎮祭の雨は「土地が清められ、地盤がしっかりと固まる」として、むしろ縁起が良いものとされています。まさに一宮市のお父様がおっしゃった「雨降って地固まる」という言葉の通りです。テントも用意いたしますので、ご安心ください。


地鎮祭は、ご家族にとっても、私たち造り手にとっても、「いよいよここから家づくりが始まる」と心をひとつにする大切な時間です。

事故等が無く順調に工事が進むよう、私たちも身を引き締めて工事に当たりたいと思います。

執筆者
代表
藤井拓巳

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玄関の扉を開けると広がるのは、「大きな土間」。 室内へ足を踏み入れると、無垢の木のやさしい香りとともに、勾配天井からロフトへ、そして庭の「タイルデッキ」へと視線
開催期間
11月27日㈮~30日㈪
場所
一宮市時之島的場
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