緊急のメンテナンスのご相談は24時間お電話ください!

本社/〒509-1431 岐阜県加茂郡白川町黒川2478-6 江南営業所/〒483-8043 愛知県江南市江森町南152

家づくりブログ

24/07/29

愛西市 dkyk様邸 構造見学会 ご来場ありがとうございました

家づくりブログ

  • 一昨日と昨日の2日間、とんでもなく暑い日に構造見学会を開催いたしました。『不要不急の外出は控えましょう』と言われている中、命がけで見学会にご参加いただきました皆様、ありがとうございました。私達も命がけで開催した甲斐がありました👍(笑)

    とは言うものの、東西と北側は、k棟梁が鰻を食べて頑張ってくださったお陰で付加断熱が施され、屋根はk嶋屋さんも命がけで1階部分をほぼ瓦を葺き終えてくださっていましたので、現地の玄関扉を開けると中は涼しく、ビックリ👍夏の日差しを遮る庇や、足場のシートもあるおかげで、ご案内中も皆様「思ったほど暑くないね」とおっしゃっていました。

    外部の付加断熱(文字通り:断熱を付け加える)を入れる為、下地を施している様子です。柱が縦方向に入っているので、下地を直交させることによって、断熱材が柱を覆う事になるので、最近はこちらのやり方にしています。省エネ基準の申請の際には、計算でこういったところまで数値としては出ませんが、『新住協』の温熱環境計算システム『QPEX』では縦張りと横張りでは数値が変わって出てくるようになっています。

    内部の充填断熱は、高性能グラスウールを採用しています。高性能グラスウールは、ガラス繊維が細く密で、空気をとどめておく空間が小さくなり、空気が動きにくくなる為、通常のグラスウールよりも断熱性能が高いです。また、結構弾力性があるので、地震の揺れによって柱との隙間が生じる事もなく、経年劣化で痩せる事もなく、耐火性も良い事、施工性も良くコストパフォーマンスが高いという事もあり、標準仕様にしています。

    真壁(和室などの構造の柱が見える壁)は、断熱材の厚みを確保できない事から、厚みが薄くてもグラスウールの壁と同じ性能を発揮してくれる断熱材を使用しています。(ちょっとお値段は高いです)

    右が付加断熱の後に外部に張る『透湿防水シート』左は充填断熱の後に内部に張る『可変性調湿気密シート』です。今年の様に35度超えで、地域の特性か湿気が多い愛知県。夏型結露がおきてもおかしくない状況になりつつあります💦万が一と保険として選んでいた『可変性調湿気密シート』は今後は必須かも知れません。

    入って直ぐに目を引く大きな柱。k様邸はリビングから入る和室があり、そこの3枚引き戸の納まりもよく、建物中心に近いところに設ける事が出来ていますので、まさに大黒柱です👍ミノワにはまだ在庫にありますので、比較的お値打ちに採用していただけます。若い方にはそれほど~かなぁ・・・💦けれど、太いのでたわみにくく(座屈しにくく)、折れにくい(塑性変形能力が高い)んです。

    構造は、許容応力度計算による耐震等級3を標準としています。今までは品確法の壁量計算による耐震等級3で、安全側で太くしていた梁や柱は、計算によって、せいを低くしたり細くすることが可能になりました。と言っても、柱は変わらず120角を標準とし、外壁の断熱層の厚みを確保しています。k様邸は、2階部分が小さい和風住宅。2階の外壁面が1階の外壁面と合わない部分があり、2階外壁面が載る梁には荷重が多くかかるので、集成材の梁が採用されています。

    『パリオリンピック開会式』『大相撲名古屋場所千秋楽』を観てる場合ではなかったわ~と思われた方も参考にしていただけたでしょうか?現地では、珍しいクロサギとシロサギが飛んでいるところも見れました。(写真が良くないですね💦)『名古屋場所の白鷺の姉御と黒鷺の姉御、ヒバリ姉さん、若鮎姉さん、稚鮎姉さん』を発見したときくらいの喜びでした👍またの機会には是非、ご参加ください。