大雪と柊鰯(ヒイラギイワシ)
こんにちは、株式会社ミノワの藤井です。
連日、ニュースでは北海道や日本海側を中心とした大雪の様子が報じられています。
ホワイトアウトした道路や、除雪が追いつかないほど高く積もった雪。 雪国で暮らす方々の連日の苦労を思うと、本当に頭が下がる思いです。
私の住むここ白川町は、豪雪で有名な岐阜県白川村とは違い、実はそれほど多くの雪は降りません。
けれどその分、放射冷却で冷え込む朝の空気は、肌を刺すような鋭さがあります。雪は空気を含むことで一定の断熱効果があります(イグルー効果)。前回もお話ししましたが、空気の層というのは例え雪のような冷たい物の中だとしても、断熱効果があります。
白川町の冬は、雪に覆われないからこそ地面や草木が直接凍てつく、そんな乾いた寒さです。
さて、カレンダーに目を移せば、来週はもう節分です。
厳しい寒さの中にも、暦の上では春の足音が近づいてきました。
昨年末、仕事で春日井市のお客様のところへお邪魔した際、玄関先に「柊鰯(ひいらぎいわし)」が飾られているのを見かけました。
鬼が嫌う「イワシの頭」と、「トゲのあるヒイラギの葉」を組み合わせた魔除けです。

最近は見かける事も少なくなった風習ですが、実は私の家でも毎年飾っています。
思いがけず同じ風習をされている方に出会い、なんだか仲間を見つけたような気持ちになりました。
このヒイラギという植物、面白い特徴があります。
庭木として植えられている事も多いヒイラギですが、よく見ると、すべての葉がトゲトゲしているわけではありません。
若い木の葉や、低い位置にある葉は、動物に食べられないように鋭いトゲで武装しています。
しかし、樹高が高くなり、もう敵が届かない位置まで成長した葉や、年老いた木の葉は、トゲがなくなり、丸くなっていくのです。自然の仕組みは本当に面白いですが、節分の鬼を追い払うには、鋭いトゲが必要ですね。
節分と鬼といえば、私の地元には「鬼札取り」という風習もあります。
この風習も興味深いので、次回はこの風習について、紹介したいと思います。
