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岐阜市mt様邸

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    2024.08.13

    本日はt様にお願いして、新たなお客様をOB宅見学にうかがいました。連日の猛暑が続く中、t様邸は吹抜上部に取り付けた6帖用のエアコン一台稼働しているのみですが、一歩屋内に入ると非常に涼やか。澄家のリモコンは外気温39℃に対して室温26℃を指しています。これにはお客様も驚愕の様子。外壁、サッシを断熱強化した効果がこれでもかと発揮されています。

    断熱気密、熱環境に関わらず、建築にあたって考えた事、感想などをいろいろと教えてくださいました。お客様も大変気に入られたご様子。文字通り百聞は一見に如かず、これほど説得力のある説明はありますまい。t様本日はありがとうございました。


    2024.07.31

    一部床下のチェックに入りました。相変わらず閉所恐怖症を発症しそうな圧迫感ですが、点検口から近い位置ならある程度平気になってきました。

    t様に現在の屋内の環境について教えていただきました。吹抜を介して2階ホールに取付けてあるエアコンは25℃冷房設定、1階の半床埋めエアコンは送風モードにしてある状態でスイッチポッドの温度は26℃、相対湿度が55%。だいぶ涼しくサラッと快適な環境です。洗濯室に置いてある温湿度計はドラム式洗濯機がいくらか熱を発するためか27.5℃・53%でした。(洗濯室の方が湿度が低い)断熱気密とエアコンの設置計画が功を奏しているという結果になっています。1か月ほど前、梅雨時には2階を26℃冷房、床下を28℃暖房にして使われていたそうで、それでも夜間には少し肌寒く感じられるほど、との事です。床下エアコンで再熱除湿機能を働かせるため梅雨の湿度もかなり排出でき、洗濯物がカラッと乾くという事でした。


    2024.04.25

    メーカーで欠品しており、お引渡し後もなお約1か月貼れなかった玄関タイルがやっと納品、施工できました。(長かった・・)これでやっと住宅建築として完成を見た思いです。お打合せ当初からご検討されていましたが、今回はt様のご希望で玄関土間と1階床高さが段差なし同面です。結構珍しい収まりです。

    外構工事はt様の学生時代のご友人の方が主宰する業者さんで行われました。外観に合わせていたってシンプルイズベストでクールな印象で施工されています。

    玄関内のタイルが貼れたので、玄関の一角に設えられたエアコンボックス内の穴埋め材を採寸して切り出しました。可能な限り穴からの漏れがない形とし、器具のアールによってできる隙間は戸当りなどに使われるテープ付きのスポンジで埋める予定です。


    2024.04.15

    洗出しの養生期間も過ぎたので玄関ドアの戸当たりを取付けにうかがいました。ドアには一応クローザーもついているのですが、強風にあおられた時などドアが開ききって壁にあたらないように戸当りがあると安心です。


    2024.04.01

    見学会、完成お引渡し時点ではできていなかったポーチ階段の洗出し仕上ができました。ポーチ最上段の手摺の入荷施工待ちをしていた事と、入ったら入ったで狙ったかのような春の長雨。待ちに待った仕上がやっとでき上って一安心です。

    手摺形状はいたってシンプルイズベターなすっきりとしたデザイン。t様もここまで待った甲斐があったようです。


    2024.03.16

    完成見学会も終了し、見学会後に施工する各工事が終わり、t様へのお引渡しが近づいてきました。少しだけ残工事が残るものの、いつでも生活できる状態になった『現場』はお引渡しと共に『住空間』に変わります。

    各部チェックをして、完成写真も撮影。いざt様へのお引渡しの時を待ちます。


    2024.03.13

    吹抜上部、キャットウォーク部分の窓に設けられた電動ロールスクリーン。手動では開け閉めのたびに2階に上がる必要がありますが、これならば1階から操作できますので手間いらずです。


    2024.03.11

    見学会と相前後して各箇所にミラーが取り付けられました。洗面や1階2階クローゼット、玄関に見出しを整えるための大きな鏡面が設えられます。

    ミノワの工事ではありませんが、t様が手配された太陽光設備も稼働し始めました。省エネの観点だけでなく、今年元日に発生した地震も記憶に新しいところ、停電時の不便さを身近に感じると、こういったテクノロジーのありがたみが分かります。


    3月9、10日(土、日)とt様のご厚意により見学会を開催させていただけることになりました。予約制でありますがまだ空きがありますので、ご興味のある方はお誘いあわせの上是非ご来場ください。

    見学会の情報はこちらから


    2024.03.08

    本日は完成後の気密測定を行いました。今回は工程中間の気密工事の完了時と本日の2回行われます。おなじみのマシンをセッティング、各箇所の換気口などを塞いでいざスイッチオン。

    結果は先回と同じく0.3c㎡/㎡でした。一般的には中間時よりも完成時の方が気密性は落ちるそうです。中間時には配管スリーブ等はテーピングで塞ぐのですが、完成時にはスリーブにエアコンの配管などが通っているため、なかなか完璧に塞ぐのは難しいので、以外にも完成時の方が成績が落ちるとの事です。 それを踏まえても中間時と同じ値というのは評価して良いのではないでしょうか。


    2024.03.06

    クリーニング業者さんが入り、キレイに掃除をしていってもらいました。これまで養生で隠れていた床板も現れ、木材のカラーとクロスの白のコントラストが鮮やかな空間が出現しました。

    上棟式の時に奉った棟札、幣束、籠を小屋裏に安置。末永くt様ご家族にご多幸がありますよう。

    t様ご支給のタオル掛けや荷物掛けなどの金物を取付けて回ります。こういう時に道具を持ち歩いていると大変便利です。

    ダイニングのブラケット+ペンダントライト取付。既製品では条件に合うものが見つかりませんでしたので、棟梁に杉の腕木を加工してもらい、鉄工所に取付金具を製作してもらい、電気業者さんに取付けてもらう形としました。杉の腕木の中にダクトレールを埋めこみ、前後の移動はできるようにしておきます。

    取付元は金具で固定、腕木本体の自重で下がらないように手摺からワイヤーで吊り下げます。トラス構造の勉強をした事がある方ならご存じでしょう。ワイヤーを張る力が引っ張り力、腕木にかかる力が圧縮力です。 これまたt様ご支給のルイスポールセンのペンダントライトをちょうど食卓の中央に来るあたりの位置に吊下げて完成。なまじ既製品を使うよりも室内の趣にマッチしているようです。

    アトリウムの中でひときわ存在感を放つ仕上がりとなりました。


     

    2024.03.01

    外部電源引込から通電され、住宅内に明かりが灯りました。各箇所t様のこだわりが見られる照明器具が散見されます。何となく工程で照明が灯ると安心感が得られます。

    床下エアコンの配管も無事に終わっていますので、壁際の処理をしに床下に潜ります。だいぶ慣れましたが点検口から地下に潜り、匍匐前進の体勢で数mも進むと閉所恐怖症の発作が襲ってきます。『今この状況で地震が起こって生き埋めになったらどうしよう』などと余計な事を考えてしまうと軽いパニック症状を引き起こします。特に配管をかき分けて進み、簡単には戻れない場所まで行った時にその傾向は顕著です。 作業を完成させるため、何とか怖気を振るって頑張っていますが、そんな状況下で匍匐前進、配管が邪魔をしている時は全身の力を使って乗り越えたりしますので、地上に出てきた時は疲労困憊の状態になります。

    配管をかき分け乗り越え一番突き当りにあるユニットバスの下に進入したところ。決して大袈裟でなくここまで来ると何とか正気を保っているので精一杯です。 とかなんとか言いながらブログ用の写真はちゃっかり撮ってきているあたりがすでに職業病の気があります。


    2024.02.29

    そういえば今日はうるう年で2月が一日増える日です。筆者は年男なのですが、同級生に一人誕生日が2月29日のヤツがいて、6年生の時など『実は今3歳~』などと言うのが鉄板のネタになっていました。

    本日は検査機関の完了検査を受審しました。t様邸は大きな変更計画もなく、無事に検査を合格で終えました。『木材をふんだんに使っていて良い家だねぇ』との感想をもらいました。t様邸はむしろ若干木材の露出を抑えめにして壁や天井とのコントラストを活かしているというイメージですが、数多の現場を渡っている検査員からすると、それでも多い方なのかもしれません。

    半床下エアコンの設置工事。今回の現場の空調計画の肝となる設備の投入です。エアコン背面外部に室外機が置けないので、冷媒管と水抜きドレンを別面の外壁まで配管延長する必要があります。プランニングの段階で室内外の設備機器の関係性をしっかりと練っておかないと仕上げ段階で結構大変な思いをする、という事が今回身に染みました。


    2024.02.27

    仕上工事が続々と進んでいきます。本日は不在ですが、棟梁による後付けの造作材や電気業者さんによるスイッチコンセント類、照明器具取付もできてきています。

    本日は内外仕上や器具取付工程を進めるために、左官、水道、空調、太陽光、建具の各業者さんが現場に入り乱れています。左官業者さんはテラスのタイル貼工事の真っ最中。1枚が60㎝角という大判のタイルを貼っていきますので面積の割には仕事が早いです。洗面化粧台上にはモザイクタイルが貼られます。外部に比べより精密な割付が必要となってきます。

    空調の業者さんによるエアコン取付工事。夏用エアコンは勾配天井の空間の高い位置に取付けます。

    建具の吊り込み、建て合せ工事。ダイニングに面する大開口に対しては毎度おなじみの吉村障子を三本引込で取り付けました。鴨居と敷居には三本の障子を閉める際に各々定位置で止まるように『突き止め』加工をしています。『引込』障子ですので最後の一本が建て込めないのでは?・・・ 造作工事中に棟梁にお願いしてひと工夫してもらいました。

    障子以外の建具は引手部分をチーク材で造り、シナのフラッシュで製作された本体とのコントラストがはっきりとしたカラーリングです。引手寸法や、表示錠、可動方式に至るまでt様の細かなこだわりが見られます。


    2024.02.20

    f二木工所さんの努力の結晶、製作家具の据え付けが終了しました。収まりの複雑さもさることながら量もたくさんあったので2日間にわたって据付工事が行われました。

    本日はキッチンの据え付け工事も行われています。●カラスタンダードの職人さんがホーローキッチンパネル貼りからスタート。キッチン脇だけでなく洗面台脇も貼ってもらいます。


    2024.02.18

    内部のクロスやフロアタイルがほぼ貼り終わりました。クロスもフロアタイルも選りすぐりの一品番ずつ。クロスの職人もフロアタイルの職人も非常にやりやすく、またシンプルイズベストの空間ができあがります。空間にアクセントを添えるのはアクセントクロスではなくあくまでも表面に現れる無垢の木材の色柄のみ、という事になります。

    製作家具の搬入、取付作業をしています。下地を設置する間、家具は脇に置いており、腰壁などを回り込んだりして作業をする必要があるため現場内は非常に混沌としています。取付けるまでの間の辛抱です。

    製作家具は先に箱を取付けます。箱は重量自体はありませんが、取付けるまでは非常に不安定かつ大きいので二人がかりで持ち上げて設置。キッチン背面は無事に取り付けられて作業のための通路も確保されました。

    クロスの職人さんは一部残った2階部分のクロス貼りを行っていますが、そんな中職人さんの秘密兵器を発見。糊付けしたクロスを一度に大量に運ぶための仕切りの入った運搬袋です。別の職人さんは大きめのビニールなどでくるんで運んでいますが、この袋なら大量に整然としたまま運べます。


     

    2024.02.12

    w辺棟梁の造作工事も終わり、(と言っても今日も棚だけ吊りに来ていますが)工程は内装仕上げ工事に入っています。クロス下地のパテ処理では2階から屋根まで続く勾配天井があるため、高い場所に届かない吹抜部分は内部で足場を組んでの作業になっています。棟梁の仕事の時にも足場があった方が良かったのでは?  とも思われますが、扱う材料の長さの分だけ足場があるとかえって邪魔になりもするので棟梁は自作で足場を組んで作業をしていました。

    キッチンカウンターの天板の塗装も同時に入ります。天板は着色したいため塗装のh屋さんに入ってもらい調色したカラーで塗装します。クロスのパテの処理の粉が飛ばないか心配ですが、職人さんは他の部屋から進めてくれました。

    現場での天板の塗装工事も無事完了。家具業者さんの工場にある家具の天板もこれから塗装しに行ってもらいます。濃い色と天板のメリハリのきいた色合いです。


    2024.02.02

    キッチンカウンターは造作工事です。対面型やアイランド型にキッチンを配置する場合にその形をした専用のキッチンを採用する場合もあります。それに対し、本来壁付け型キッチンを対面、アイランド型に配置してカウンター部分を造作で行うと棚板等が自由に計画できます。

    可動棚用のレールを取付けて棚を載せ、棟梁の仕事もあと少しを残すばかりとなりました。


    2024.01.25

    大工造作工事もいよいよ大詰めです。棟梁は各収納棚の制作、取付にかかっています。まずは大枠の箱を造り、その後工場にこもって内部の可動棚を大量に造って現場に持って帰ってきます。

    昨日今日と岐阜市内にもどっさりと雪が積もった模様。棟梁によればミノワ本社のある白川町よりも岐阜市内の方が積もっているとか。


    2024.01.17

    足場の必要な工事が終わりましたので、仮設足場が撤去され、住宅の外観が露わになってきました。クールなブラックのガルバリウム鋼板にワンポイントで杉板の外壁が見えるメリハリのある外観となりました。

    足場が解体されたため、南側の大開口サッシから見える外部もだいぶ開放感があります。特に1階から吹抜を介して2階の窓を見ると空だけが見えるため、その開放感も一段と高まります。

    棟梁は階段手摺工事の最中です。昨年中からいろいろと打ち合わせており、少し普段とは違ったサイズ、収まりをしていますが、その組立の一環を拝見すると、いかにして接合部を見せないか、という事に砕身しています。さすがはw辺棟梁。

    その他各部の収まりも普段はしないような形をとっている部分が多く、作図した筆者本人が一体どんな空間になるのかと、できあがりを一番楽しみにしています。


    2024.01.12

    2階大屋根の上に太陽光パネルが取り付けられました。この太陽光の発電効率を少しでも上げるために屋根勾配を少し緩くし、受電しやすいようにしています。

    造作工事もいよいよ佳境を迎えています。w辺棟梁にもうひと踏ん張り頑張ってもらいたいと思います。


    2023.12.26

    外壁のガルバリウム鋼板敷設が終わりました。最近比較的よく使われるブラックの角波板です。クールな印象が与えられるカラーです。足場の上ではt電気さんがスリーブに外部フードを取付けています。

    以前からあこがれていて使ってみたいと思っていたタニタハウジングウエアのアイアン半丸雨樋。外壁以上にクールな丸みがアクセントとなっています。

    しばらく現場に来れない間に内部の造作工事がかなりの速さで進んでいました。造作間仕切壁ができてくると屋内で光が射して明るい場所、温熱環境のためにサッシの数を減らしている事により光が射さず暗い場所、強烈なコントラストが住宅の中に生まれています。

    毎度の事ですがこれだけ快晴の日差しが入ると熱源が無いものの室内は非常に暖かです。


    2023.12.14

    造作工事と並行して各所配管工事も進んでいます。給排水配管、電気配管、熱交換器ダクト、換気ダクト、どれがどれやら分からなくなりそうですが、これらの大動脈が高気密高断熱住宅の性能を支えています。仕上工事を終えるとすべて見えなくなってしまう部分です。


    2023.12.12

    天井を見上げた部分の合板(2階の床)に取り付く鳥の巣箱のような物体。これは一体何する物か。仕上がった際には天井裏に隠れてしまいますが、熱交換器の排気経路を2階の床から取るための取付口です。

    キャットウォークと2階ホール、吹抜に面した部分の手摺作成中です。キャットウォークの方は実はこれで完成。窓の掃除などに行くためだけの場所ですので、日射の貫入を優先して開放性の高い手摺としています。


    2023.12.08

    吹抜南面の大開口前のキャットウォークが組み始められました。キャットウォークは通気性を持たせるためにスノコ状としていますが、壁際には何やら芸の細かい細工が施されています。

    冬至の近い12月の初旬、一番太陽高度が低くなり、快晴の日には吹抜を通じて1階の奥の方まで日射が射し込みます。暖かい屋内のキッチン(になる予定の場所)でw辺棟梁はお昼休憩中です。

    『昼も終わったし、もう一仕事するかぁ』の図。日差しが非常に良く入るので南向きにレンズを構えると漏れなく逆光になります。


    2023.12.07

    階段を掛けるために吹抜に掛けられていた作業床が取り払われました。一気に増す解放感と開口部からの光量。階段はハシゴのような形のストリップ階段を採用していますので、向こう側に視線が抜け、極力圧迫感を与えない形状としています。

    階段が掛け終えられ、作業中に2階に上がるのが楽になりました。


    2023.12.01

    勾配天井の羽目板が張られました。普段は社内で『鉄杉』(てっすぎ)と呼んでいる材料です。柾目でキレイな色をしています。t様のご希望により羽目板同士の『目』が出ないようにw辺棟梁に少し削ってもらいました。


    2023.11.25

    現場で家具詳細のお打ち合わせをしました。本日は晴れているとは言え、天気予報では寒気がやってくるとの事。しかし屋内は断熱材の威力が発揮されているためか非常に『暑い』状態です。t様も筆者も上着を一枚脱ごうかという勢いでした。

    各箇所に使いたいタイルのサンプルも合わせてご検討。タイルの場合割り付け寸法がありますので、下地の寸法には気を遣うところです。

    お打合せの合間を縫って、現場の進み具合を確認。2階は壁下地のせっこうボードがほとんど貼り終えられています。

    2階の大開口FIXからは燦燦と日射が入っています。吹抜の作業床が取り払われれば1階まで明るい日差しが入ります。


    2023.11.21

    本日は気密測定を行います。測定に先立ち、怪しき所をテーピングで塞ぐ作業を行っています。測定の際には換気扇等を接続するスリーブも仮に塞いで行われます。

    1回目の気密測定を行いました。通常は測定は完成時に行っていますが、t様のご希望により、気密工事の完成時にも行う事にしました。作業手順は完成時と同じ、排気ファンをセッティングしてスイッチオン。バズーカ砲のようなファンが静かに回り始めます。

    気密工事完了時の隙間相当面積C値は0.3c㎡/㎡を記録しました。まずまずの結果ではないでしょうか。測定する業者さんに聞くところによれば、住宅完成時よりは工事途中(気密工事完了時)の方が良い結果が出る傾向にあるそうです。完成時にはエアコンなど設備も取付けられているので外部へ出す配管などの隙間が少々増えるためだそうです。

    w辺棟梁の弟子、k保木大工さんが床フローリング張を手伝ってくれています。まもなく彼自身の新築現場もスタートしますが、期間的には1階の床張までは手伝ってもらえそうです。


    2023.11.18

    玄関周りの杉羽目板にはウッドロングエコという塗料が浸潤されており、そのカラーイメージと木目玄関ドアがマッチしています。周囲の外壁がまだ施工されていないためか、玄関周りだけキレイにでき上っていると何やら異空間への入口に見えてきます。

    1階天井には熱交換換気扇のダクト配管が這わされています。階高を抑え、天井懐寸法が限られた高さ関係のため、ダクト配管計画も慎重を極めています。

    ユニットバス据え付け工事が終了しています。最近のお客様に見られる傾向ですが、浴室やトイレに窓は要らない、という方が多いです。その室を使用する目的、頻度、時間帯から考えるとなるほどそこまで明るくなくても良い部屋だな、という点、また熱環境的には屋内の熱が逃げていく開口部をわざわざ設ける必要もない、といった合理的な観点からこういったケースが増えていると考えられます。


    2023.11.13

    屋根断熱のセルロースファイバー吹込み工事が行われています。古紙を細かく断裁したような綿のような形状の断熱材を機械から圧送して、ホースを通じて断熱層に充填していく工法です。断熱性能と共に、遮音性能にも優れた断熱材です。

    ホースを挿入した孔はきれいにテーピングを行っていきます。


    2023.11.10

    晴れ間続きの中の秋雨が一日中降り続いています。屋根を伝って足場ではねた雨水がポーチを濡らすため、職人さんの靴を玄関の中に避難させています。??靴は玄関の中で脱げば良いのでは??・・そんな疑問も当然でしょう。今回は玄関土間を乾式で行い、さらに1階床と土間タイルの天端高さは同じ、という仕様です。したがって普段は職人さんはポーチで靴を脱いで上履きに履き替えているのです。

    先日は入っていなかった重量のあるFIX窓のトリプルガラスが据え付けられていました。特に2階の窓は足場を伝って搬入しなければならずかなりのご苦労があった模様です。大の男4人がかかりで持ち上げたとの事です。

    1階のFIX窓には養生テープで目印が付けられ、空いていると気付かずに激突する、というコントのような事態が起きないように注意しています。

    外壁に張る杉板が搬入されています。杉にしては少しくすんだ色合いですが、t様ご希望の『ウッドロングエコ』という塗料を塗っています。『塗っています』というよりはこの板専用の水槽を造り、塗料で満たして漬け込む、といういわゆる『ドボ漬け』という方法で塗布されています。

    電気業者のtさんと換気扇の打合せ。浴室脱衣室周りには普段あまり馴染みの無いシステムで換気(?)を行うのでそれに対する配管経路や電気回路を入念に下調べをしておきます。

    2階では屋根断熱セルロースファイバーを吹き込む前段階での内張りシート敷設を行っています。小屋水平構面上での作業は軒先に行くに従いどんどんと狭くなっていきます。職人さんも匍匐前進をしながらの作業。

    棟梁も2階の一角で造作材の組立中。上空では断熱の職人さんがシート張り、下では棟梁の作業。お互いに場所を譲り合いながら進めていきます。

    シート張り作業もだいたい終了に差し掛かってきました。セルロースファイバー自体が比較的重量があるためか、シートにはこれでもかという量のタッカーが打たれています。


    2023.11.08

    本社に全体会議に来たついでに工場で造作材を加工していたw棟梁と各部詳細の打合せを行いました。工場内なので店を広げるための場所や台には事欠きません。 議論は白熱し、気付けば完全に日も沈み工場の灯りだけが煌々と灯っていました。11月の初旬、いつの間にやら秋の装いでは寒い季節になってきました。


    2023.11.07

    各所サッシが取り付けられています。一部は大開口サッシのトリプルガラス(しかも2階)としているのでガラス単体で大変な重量になります。足場伝いに大人数で運搬する必要があり、ひとまず枠を先行して取付けています。

    内部では各所電気配線中。その中でも外壁を貫通する部材はそこで断熱欠損になったり、気密漏洩(機密ではない)になったりしないように専用の材料を駆使してピッタリと塞いでいきます。


    2023.10.30

    まもなくサッシが取り付けられますが、下地まわりの防水シートなどの取付に余念がありません。今回は使用している防水シートのメーカに角コーナー用の透明の部材がありました。普段は真っ黒なシートを張っていますので、向こう側の下地が透けて見えるのは何か不思議な感じがします。

    応援のk保木大工は天井点検口の下地取付に取り掛かっています。外部の下地も着々とできてきています。軒や外壁は機を見て一気に仕上がっていきそうです。初秋の晴天が多い時期で外部作業としては非常に助かっています。


     

    2023.10.28

    外部下地や内部下地が着々と進んできています。今回はw辺棟梁の内弟子のk保木君が次の現場が始まるまでの間応援に来てくれていますので、現場作業の進み具合が早くなっています。

    現場の進行に追いつくべく、t様と各部詳細を含めたお打ち合わせも進めています。本日は電気配線打合せ。照明器具やスイッチ、コンセントの平面上での位置を検討しますが、中には棚や製作家具の寸法の兼ね合いから、各々の縮尺の大きい詳細図を先につくり、それらと見比べて微細な位置関係を検討しながら進めていきます。


    2023.10.25

    玄関ドアが納品され、取付にかかろうとしています。今回は高断熱の木製ドアを使用しますが、このドア、アルミ製に比べて重いのなんの。

    取り付けてしまうと後で施工できない部分には先にモルタル詰めをしておき、下地材の水平と垂直を確認。いざ枠の取付を行います。

    木製玄関サッシですのでアルミの玄関と違い、欄間部分の窓も別梱で搬入、現場で組立取付という形になっています。


    2023.10.21

    外壁の透湿防水シート張り。付加断熱の上から張っています。あまり普段見慣れない仕様のシートです。こちらもt様が情報収集をして『このシートにしたい』と選択されたものです。

    w辺棟梁は玄関前の下地造りに取り掛かっています。玄関ドアも普段とは違うメーカーの物を使用するため、外壁との取り合いの収まりがああでもないこうでもないと打合せをしてきました。

    屋内の外壁面の断熱材も徐々に敷設されてきています。2階はほぼ気密シートまで張られています。


    2023.10.19

    外部下地の間にさっそく高性能グラスウールが敷設されていきます。内部充填断熱で同じく高性能グラスウールを120㎜、外部で105㎜、外壁で合計225㎜の断熱材が敷設されます。


    2023.10.17

    JIOの中間検査を受けました。岐阜市は行政による建築基準法上の中間検査がありませんので、この時点で検査するのはJIOの金物検査、外部防水検査となります。

    外部の付加断熱の下地材も着々と取付けられていきます。今回は厚み105㎜のグラスウールを敷設予定。下地もいつになくゴツイものとなっています。

    内部の筋違耐力壁もバッチリと取付。少しだけですが間取りが朧げに見えてきています。


    2023.10.12

    永く感じられた夏がようやく終わった感があり、秋をすっ飛ばして寒くなったかと思えば過ごしやすくなったりまた暑くなったりと、まさに『季節の変わり目』真っ只中の本日t様邸の上棟が予定通り行われました。t様のご親戚が隣にお住まいでしたので駐車場として空地を貸していただき大変助かりました。

    また、本日は中学校の職業体験の一環としてミノワ本社の地域にある中学校の生徒y君が現場に来てくれました。家は代々続く黒川の大工さんの家系。y君も将来は大工さんを志すのでしょうか。職人不足の今日この頃、いずれはぜひミノワに。

    とは言え危険がいっぱいの現場内にはしばらく入る事はせず、もっぱら工事の進行具合の写真撮影を体験してもらいました。『全体の進み具合や気になるところを撮ってみよう。』とテーマを決めて撮影してもらいました写真です。

    2階の床合板が敷設され、1階がある程度安全と判断して内部に入ったり、外部の足場の2階部分からも撮影してもらいました。

    職業体験は午前まで、y君お疲れ様でした。最後までは見れませんでしたが、この続きはいつか晴れて大工さんとなった時にまた現場で一緒にやりましょう。

    お昼休みには棟木が上がったところ(上棟)までは見学して行く事ができました。

    今回は付加断熱があるため、上棟の時点で後で入れない部分は先に外断熱を施しておきます。

    今回は大屋根の南北、下屋の南北で各々の理由で全て屋根勾配が違いますが、どの材料がどの場所なのか、事前に材料に記載されていますのでスムーズに進んでいきます。

    屋根の防水シートはいつも使っている物とは違う製品。t様がSNS等で情報収集し、『これを使ってみたい』という肝煎りのシートです。

    シート敷設後、タッカーの跡にテーピングをして上棟作業はほぼ完了。日が暮れるのも早くなってきましたので、ちょうど良い夕暮れ時に終える事ができました。

    最後に1階で上棟式。最近の若い施主様に顕著な住宅性能に対する深い興味と勉強量。t様も例に漏れず、多彩な知識をお持ちです。これからそれらを駆使して、十二分にお打合せし、良い住宅をつくっていければと思います。t様、本日はおめでとうございました。


    2023.10.06

    朝夕がだんだんと涼しくなってきて過ごしやすくなってきた今日この頃、現場では土台伏工事が行われました。基礎工事をしていた頃はまだまだ暑く、お隣の建物によって日影になる頃やっと涼しい風が吹く、といった状況でしたが、今はどうでしょうか。気温は下がった物の日向で作業をしているとまだ暑そうに見えますが。

    土台と、1階の構造用合板を伏せた後、ブルーシートでバッチリと雨養生。ホールダウンアンカーボルトからも雨水が侵入しないようにピッタリと目張り。水も漏らさぬ体制で蟻の子一匹出入りできないようにラッピングします。


    2023.10.03

    基礎の脱型も終わり、外部階段などの制作に入ります。今回は道路と敷地の高低差があり、玄関と1階床ラインの段差もほとんどないため、段差を上る階段が6段ほどになります。玄関ポーチ前に外部階段のためのコンクリート下地を造るため、まずは型枠組、配筋を行っていきます。


    2023.09.29

    基礎コンクリートの養生期間が終わり、型枠が解体されました。基礎立上りの内外に断熱材を挟んでの打設。現場では非常にボリュームがあるように見えます。9月も終わるというのに日向はまだまだ灼熱地獄です。

    基礎内外の断熱材をコンクリート天端に合わせてカット。膝くらいの高さのものを加工するのは地味に腰に来る作業です。現場でt様と少し打ち合わせている間に、西側のお隣様の建物によって陽射しが遮られて影になりました。真夏日に作業するにはありがたい日影です。


    2023.09.22

    鋼製型枠と基礎内外断熱材が組み立てられました。道路側は高低差があり、型枠も背高の物を使用しています。コンクリート打設時に圧力によって壊れないようにガッチガチに固定されています。いよいよ立上りコンクリートの打設が始まります。


    2023.09.20

    スラブ(水平面の底盤)のコンクリートが打設されました。こうして見ると奥に長いこの土地の最奥にコンクリートを打ち込むのにポンプ車の威力が十分に発揮されています。


    2023.09.17

    2度目の正直で翌日に配筋検査にやって来ました。本日も気温は高めながら、日影に吹く風が秋の到来を感じさせます。

    基礎の図面に沿って、基礎配筋の各部をチェック。図面通りに鉄筋が配筋されているか、各部の形は寸法通りかを検査していきます。

    無事にチェックは完了。毎度の事ですが、建物が立ち上がってからとは違い、直線の引けない地面の上でよくこれだけ正確な配筋工事ができるものだと感心します。


    2023.09.16

    残暑の厳しい昨日今日、基礎の配筋工事が行われています。職人さんは空調服を着て作業していますが、まさに焼け石に水。熱中症にならないように気を付けてください。本来は本日配筋検査の予定でしたが、だいぶこの暑さで手間がかかり、明日に延期となりました。

    道路と敷地に高低差があるので北側の一部分の基礎は深基礎となります。

    現場の工事看板を設置しました。今回の住宅は温熱環境に重きを置いており、太陽光発電も搭載したZEH住宅です。住宅の性能を知ってもらおうと建てている看板ですが、これだけでは道行く人にすべてを説明しきれないのが何とももどかしいところです。


    2023.09.14

    先日の堀方の形に、敷地全体を覆うように防湿シートが敷設されました。土中の湿気がコンクリートまで上がってこないようにする措置です。コンクリート自体は湿気ってもどうという事はありませんが、コンクリート中の鉄筋に湿気が到達する可能性を減らすためのシートです。

    地中梁が配置される溝部分に捨てコンクリートが打設されました。構造的には何ら関係のないコンクリートですが、地面に直線を墨付けする際に必要な平らに均されたコンクリートです。

    材料を運ぶために島から島へ橋が掛けられました。型枠組も開始。同時に基礎断熱材も打込みます。


    2023.09.08

    基礎の地中梁に合わせたハンチの堀方、整地、砕石敷を行っています。整然と整地された様子は遺跡の発掘現場のように見えます。砕石の転圧もしっかりと行い、鉄筋の組立時に重量によってスペーサーが沈下していかないようになっています。


    2023.09.04

    敷地の堀方の工事から開始されました。元々は道路から敷地の高いところで60㎝くらいの高低差がありましたが、できるだけ差を少なくするために土出しを行います。

    古くは元々高低差を付けるために埋め立てられた土地なのか、比較的大きめの石も出てきました。これらを残土引き取りの業者に取ってもらうべく、仕分けしていきます。


    2023.08.06

    元々は駐車場としてアスファルトが敷設されていました。表面のアスファルトのみ撤去され、その下の砕石の層がどれくらいの厚みがあるかを確認します。普段であれば砕石が表層に敷設されていると、ぬかるまないのでかえってありがたいのですが。敷地全体の高低差を少なくするべく、すき取り撤去の検討をしています。


    2023.07.27

    猛暑の中、現場を確認に来ました。元々は駐車場として使用されていた敷地で、数日前にアスファルトをめくる工事が行われました。真夏、アスファルト、と聞いているだけで汗が噴き出てくる単語が並びます。屋外で仕事をされる方は本当にご苦労様です。


    2023.07.09

    水回り設備の検討に次なるショールームへやって来ました。今回は奥様とご来場されました。設備仕様はいろいろと目移りしてしまうのが常ですが、t様流石に決断が速い。

    キッチンの他にユニットバスも見て回ります。住宅の工程上、キッチンや洗面台よりもユニットバスをいの一番に設置します。こちらの仕様を取り急ぎ固めておきたいところです。


     

    2023.06.24

    岐阜市の割合に街中に建築を計画されるt様。最近の若い方らしく、情報収集は主としてSNSで、大変研究熱心に調べられます。毎回思いますが、我々業者も舌を巻くほどの探求心。今まで知り得なかった材料や商品も逆に教えてもらっています。また、こういった新たな部材を使ってみる好機をもらえたと、創作意欲も湧こうというものです。