KAMISHIKI－幸田の家北棟

田園地帯に建つ超高性能木造平屋建て住宅
快適空間を作り上げる方法を突き詰めたZEH住宅

幸田町を南北に貫く国道を少し入ると長閑な田園地域になります。そんな景色の中に建つシンプルな外観の平屋建て住宅が二棟。y様はご実家である広大な敷地内に、ご両親と共に生活するべく、平屋建て住宅をご両親とご自身家族のために一棟ずつ同時に二棟建築する計画をされました。

田園地帯の建築事情特有の『実家の広い敷地に子世代の住宅を新築して家族で一緒に暮らす』と言った、ほのぼのとした内容とは裏腹に、これら二棟の住宅は極めて高性能に仕上がっています。

屋内の間取りは生活、家事がしやすくまとめられ、隠れ家的ロフト空間ではお父様が映画を楽しまれるとか。南棟とは対照的に外壁は神長先生肝煎りのジョリパットで仕上げられています。

延床面積	69.57㎡（約21.05坪）
工法	木造軸組工法
断熱	基礎内:高性能フェノールフォーム80㎜ 外壁内:高性能グラスウール105㎜ 外壁外:高性能グラスウール105㎜ 屋根:高性能吹込みグラスウール300㎜
換気	第1種機械換気（熱交換換気扇）
屋根・外壁	屋根:ガルバリウム鋼板葺き 外壁:ジョリパッド仕上げ
開口部	樹脂サッシ
内装	床:桧材・塩ビフロアタイル 内壁:漆喰塗り 天井:漆喰塗り
UA値 – / ηA値 – / C値 0.2(完成時) / ZEH住宅 / [耐震等級]3相当 / [耐風等級]2相当 / 制振ダンパー 設計監理：Raphael設計　栃木県宇都宮市

建築後記

この現場をお父様抜きに語る事なかれ。

元々はご自身も建築に係るお仕事に従事、現在はご自宅隣の畑を耕しつつマルチタスクに作業をされています。お人柄に触れ工事現場の職人たちともすぐに打ち解け、いろいろと良くしていただきました。長期間現場に通った棟梁の作業が終わる際には『今日で終わるのは寂しいなあ。』ともおっしゃっていただきました。お引渡し後も別件でお訪ねするたびににこやかに迎えてくださいます。何より神長先生設計、また、敷地条件から営業・申請に腐心した末に完成した快適住宅を喜んでいただけて感無量の思いです。異常な暑さであったこの2024年の夏、室内はエアコン1台26℃設定で少し肌寒く感じるくらいとのご感想、『室内が快適すぎて畑仕事に出たくなくなる～』と嬉しい悲鳴もお聞かせくださいました。