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名古屋市rsms様邸

  • 『城山の家』 instagram Pinterest YouTube


    2023.01.07

    昨夏にお引渡し、お引っ越しをされたs様が冬になっての住宅の近況を送ってくださいました。

    『8月7日に引っ越しをしまして、ちょうど6ヶ月が経ちました。ごく簡単にこれまでに感じたことをお伝えいたします。

    まず、大変暮らしやすいということです。これは室温、湿度、動線のことです。夏は涼しく、冬は暖かい家というのが高レベルで実現しており驚いています。添付の最後の写真になりますが、12月でも夜に少し暖房をいれるくらいで、日中はリビングの窓は南側の2つを両方全開にして、ようやく室温が24度というくらいポカポカです。家中どこも寒いどころがなく本当に過ごしやすいです。結露は、1階勝手口のドアの取手(凹んだ部分)のみです。湿度も低く、高湿度が嫌いな私には大変過ごしやすい環境です。妻と子供は寝る部屋に加湿器をいれています。動線的にも一切違和感がなくストレスゼロで暮らしています。引っ越しして6ヶ月ですが、今も毎日のように「なんてすばらしい家なんだ」と夫婦で言っています。

    このお正月の写真です。おせちを作り、1日から5日まで毎日人が食べに来てくれるのですが、その風景です。その他の写真は季節が多少前後しますが、テラスなどで遊んでいる写真になります。

    暮らしやすいだけでなく、遊びの部分がたっぷりあり、来る人みんながオシャレな家だと言ってくれますし、性能からデザインまで全て100点の家です。ここをあーしておけば良かったというのが未だに一つもありません。最高の家です。』

    こうおっしゃっていただけると、いろいろと試行錯誤を繰り返して施工をした甲斐がありました。何よりもs様に気に入っていただけているというのが一番です。

    s様ご夫妻が料理好きという事もあり、長男aちゃんも料理に興味津々との事。そこでs様が買ってみたのがこのキッチンセットですが、なんと食洗機のメーカー『Miele(ミーレ)』公式のセットだそうです。こういう経験を経て、将来aちゃんも『ミーレの食洗機が欲しい!』となりそうですね。


    2023.09.19

    できあがった図面を元に第二期工事のお打ち合せ。その後木立の様子はどうかなと外に出てみました。この夏の暑さで芝生以外の木立もだいぶ弱っていたようですが、ヤマボウシなどは新たな新芽も出ていました。もう少しで秋がやって来てこの暑さももうしばらくの辛抱です。


    2023.09.06

    斜面の芝生はこの酷暑を乗り越えてだいぶ青々としてきました。アオダモなどの木立は暑さにやられてやや元気がない様子。もう少しでこの暑さも過ぎると思いますので何とか頑張ってほしいものです。

    本日は外構の二期工事のお打ち合わせにやって来ました。現在の斜面にもう少し緑を増やしたい、車庫まわりを充実させたい、などご希望をうかがい、外構業者に提案をしてもらおうとしています。


    2023.08.26

    s様からまた写真をいただきました。今回のバルコニーには庭に下りるための外階段があります。まだ1歳、0歳の幼い兄弟がいるため、屋内階段同様チャイルドゲートが必要でしたが屋内はともかく屋外はどのようなものが良いかを模索されていました。アメリカンフェンスという名のゲートという事ですがシンプルにしてカッコいいゲートが取り付けられました。aちゃんとkちゃんもこれで安心です。


    2023.08.23

    南側ウッドデッキのステップ台を据付にやって来ました。近年、住宅の1FL(1階の床高さ)はGL(地面)から結構高い位置にあり、ここでも60㎝はあります。ウッドデッキは部屋からほぼ段差なしで出られる高さのため、デッキと庭との高低差は依然として60㎝のままです。そのままでは庭に下りにくい、という事で一段20㎝の2段掛けのステップを作成し据え置くのみとして、いつでも移動可能なようにしました。

    据置完了。デッキも広大なため、ステップは2か所です。

    玄関周りでは手伝いに来てもらったk保木棟梁に、玄関目隠し格子の裏手に台を造ってもらっています。

    台の上に宅配ボックスが据え付けられました。当初の計画ではポーチタイルの上にコンクリートアンカーで留め付けようとしていましたが、扉が足元付近になり、出し入れの際にかがむ必要があるので、もう少し高い位置の方が良い、とのご希望でしたのでいっその事同じエステックウッドで台を作ってしまうか、となりました。この宅配ボックスの大きさを見越したかのような目隠し格子の袖壁部分の寸法。ちょうど良いところに収まりました。

    s様より、お引っ越しされて実際に生活が始まってからの状況を送っていただきました。

    『室内に木がやってきました。フィカスのアフリカンプリンスというもので、背丈は180cm、横幅130cmほどあるのですが大きすぎすフィットしています。』

    『早速何人か人がやってきました。快適さがパワーアップして長居してしまう〜と言いながら、12時前に来て21時まで居座っていました。大変幸せな時間でした。』

    『棚の最下段とその上の半分を絵本棚にしたのですが、aちゃん(s様の長男)や来た子供が座り込んで引っ張り出して楽しそうにしていました。』

    『電化製品を使い切れる家になったことも大変大きいと感じています。19時から22時は戦争のような時間帯なのですが、食事を作って与え、ミーレの食洗機が洗ってくれ、その間に子供2人をお風呂に入れて寝かしつけ、同時に、洗濯と乾太くんで乾燥まで行い、同時にルンバとブラーバが家を掃除しており、同時に私が外で植物に水やりをするというアクロバティックぷりです。この3時間で家事が全て片付きます。おかげさまで22時ごろから大人の時間取れ、私はカウンターでお酒も飲めますし、大変驚いています。』

    早速快適に過ごされているようで何よりです。お知り合いの方も9時間近く滞在されたとの事、2階LDKはパーティースペースとしての役割も果たしています。ドラマに出てきそうな空間で非常に楽しそう。s様、ありがとうございました。


    2023.08.18

    s様より洗面所のミラーキャビネットの三面鏡の開き勝手が使いづらい、という事で両サイドのミラーの交換に挑戦してみました。

    三面鏡、読んで字の如く、三枚のミラーが並び左右のミラーが内側に開き、お化粧などする際に三方向から見れるためにこのような形になります。おそらく国内いずれのメーカーもこの基本的な開き勝手は変わらないと思われます。ミラーとしてはこれで正解ですが、背面の収納キャビネットとしては非常に取り出しづらいという点も抱えています。右ミラーの裏にコンセントがありますのでドライヤーやシェーバーなどを収納しますが、今回の場合向かって右側が壁なのでなおさら取出し、コンセントを接続し、使用するというにはミラー扉が内側に開くと使いにくいと考えられます。

    ミラーをいったん取外し、スライド丁番の受金物を反対側に取付けました。筆者もこのようなケースは初めてのため一発勝負なところがあり、キャビネット側面にビスが効くのか、丁番の位置は間違えていないか、と冷や汗をかきながらの作業です。とかなんとか言いながらブログを作成するための写真を順番に撮るだけ余裕を残しているあたりすでに職業病に蝕まれているきらいがあります。

    左右のミラーを相互に入れ替えてさあ完成、と思いきや、扉が閉まる位置が違う!という事態が発覚。スライド丁番にも種類があり、左右のミラーについていたのはインセットタイプの丁番でした。今回使用したミラーキャビネットはライン照明があるために、一つのキャビネットで左右見付の形が違うという事に気づきました。※上記差金を当てている写真を参照。元々縦のライン照明のある側にインセットタイプの丁番がついていましたが、反対側の部分はそのままインセットの丁番を使うと側面の板の厚みの分反対側に扉が寄ってしまいます。

    気を取り直して、丁番自体を被せタイプ(アウトセットタイプ)に取り換えて作業完了。三面鏡としての機能は失いましたが、収納としては外側に扉が開くので非常に使いやすいキャビネットとなりました。

    洗面台メーカーの開発部の皆様、ミラーキャビネットの左右の開き勝手を選択できるようなビス下穴の設計を是非ご一考ください。


    2023.08.10

    s様が購入された防犯カメラを設置にうかがいました。カメラ設置だけでなく機体の上部にはアルミの庇を取付けました。このカメラ電池式で配線要らず、スマホで遠隔でも確認できるというスグレモノ。

    写真では分かりませんが、台風が近づいているため、麓ではそよ風でも丘の上にあるs様邸はかなりの強風。脚立の上に立って作業するのも不安定ながら、床に置いている道具が強風で動いて行ってしまう!という中での仕事です。

    屋内の時と同様、屋外階段にも横桟の間にネットを張りました。この時は少し風の勢いが増し、やはり道具や包装が飛んで行かないように気を付けながらの作業。

    風にあおられながらもなんとか作業完了。幼い兄弟の為にも安全に使用できる外階段となると共に、メタリック一辺倒の外観、鉄骨階段に柔らかい印象のアクセントになりました。

    作業中に移動販売の豆腐屋さんがやって来ました。実物を見るのは初めてですが、夕方に遠くから聞こえてくる豆腐屋のラッパはこんな形をしていたんですね。


    2023.08.08

    外構工事の植栽に水やり登板にやってきました。この暑い夏場は日の高い日中に水をやってはかえって蒸れてしまうとのことで、日の傾きかけた夕方にやってきています。

    敷地自体が広いので散水にも時間はかかります。約2時間かけて3回まわり散水してみました。だいぶたっぷりとやったので何とか秋までに根付いてくれればと思います。

    せっかくですので、先日s様にも撮影していただいた夜の外観、ライトアップされた全貌を堪能しました。

    2階のリビングにも明りが灯っている情景が撮影できました。妻壁の三角FIXから漏れ出る明りがノスタルジックな風情を醸し、小屋組みのアクロバティックさを偲ばせます。2階バルコニーからは東山の夜景がキレイに見え、ここまで重ねた苦労も癒されます。


    2023.08.04

    事は後先になりましたが、本日は住宅建築の完了検査を受けました。検査立会のため、設計士のt中さんが東京より来名。諸々のチェック後、無事に検査合格です。長きにわたり遠方より設計監理業務をこなされましたが、ひとまず完了です。残工事はまだまだありますので現場仕事は続きます。

    玄関の本鍵入刀。本鍵を入れる事によって工事時に使用していた現場用の鍵は使用できなくなるシステムです。ここまで来てやっと無事にお引渡しできた、という実感が得られる瞬間です。

    その後は建築工事時のよもやま話に花が咲き、時間が経過しました。夕方頃に外構業者が来場、本日の散水作業に入ります。この時点でほぼ18時、東京に帰り着くころにはだいぶ日も暮れているでしょう。t中さん、お疲れ様でした。ありがとうございました。


    2023.08.03

    外構の照明器具の配線、設置が完了し、s様が夜に散水に行かれる際に撮影されたライトアップの写真を送ってくださいました。アッパーライトに照らされた樹木や外壁、ポーチ目隠しが昼とは違った表情を見せています。いや素晴らしい。照明が必要なほど遅くまで現場にいた事がありませんのでこの光景は一度実際に拝見したいものです。

    本日は完成お引渡しも行いました。同時にセキュリティの業者さんもみえ、いろいろとお打合せ。工事そのものは完成を見たものの、まだまだ快適なお住まいへの作業は続いていきます。赤い上着をまとった『現場総監督』が自ら階段の上り具合をチェックします。


    2023.08.01

    今日も晴天、猛暑日が続き、カメラを構えるには非常に良い光量ですが、植えたばかりの芝生や樹木には非常に過酷な環境が続きます。s様も毎晩1時間にわたって散水を続けておられますが、今は我慢の時期です。秋ごろになり、根付いてくれれば良いのですが。もう少しの辛抱です。

    ところで外観は完成イメージ図と同じようにできていますかな。


    2023.07.21

    名古屋市の条例に基づく緑化の工事が完了しました。敷地面積が広い分、緑化をしなければならない面積も広く、そのほとんどがグランドカバーである芝生で覆われました。図らずも敷地の一部が斜面であり、半分築山のように芝生が張られました。兄弟が大きくなったら段ボールに乗ってすべり台にして遊ぶ事が想像されます。

    外構業者による植栽の水のやり方講座を受けます。この時期はできれば早朝か夜間の日の当たらない時間帯にやった方が良いそうです。s様と二人で聞き入りました。

    左・ユズの木、右・エゴノキ。小さいですが実が生っています。

    宅内ではいろんな設備を取付けました。壁に物を取付ける部分には図面に示されている部分にもれなく確実に下地が入っており、流石は設計士さんの図面、流石は棟梁、とこういう細かい作業の時に真価が分かります。

    収納の中のロードバイクハンガー。下にもう一台(おそらくは『レッドスコーピオン』)を停めるために一台分はハンガーに吊ります。

    ■筆者が勝手に命名シリーズ、こちらは明るい緑色なので『グラスホッパー』と名付けました。


    2023.07.19

    ポーチの前の目隠し塀が建てられました。目隠しする程往来の激しい通りではありませんが、幼い兄弟が玄関から真正面の道路に急に飛び出さない、という効果も期待できます。なによりこうして動線を回り込ませる事で心理的に奥行きを感じる仕掛けです。

    道路面に対する植栽の工事も完了しているようです。名古屋市の条例で敷地内緑化を義務付けられている地域です。これら緑化工事が終わったらやっと建築の完了検査を受ける事ができます。


    2023.07.14

    本日はいろいろな家具家電が宅内に搬入されました。ソファの一つは一旦ミノワの事務所でお預かりしていたものを現場監督と二人で2階のリビングまで持ち上がりました。このソファはオランダ製だそうですが、クッションがたくさんあるので二人掛け用に見えますが、実は一人掛け用という事をs様より教えていただきました。これが二人用に見えるあたり、筆者にも日本の住宅のスケール感という物が染みついていると言えるでしょう。

    続いて現場にやってきたのはダイニングテーブルの天板に使用する耳付きの板。こちらもs様にアフリカ原産の『アサメラ』という名前の木材という事を教えていただきました。なんせこの天板非常に重い!s様と家具屋さん2人、監督と筆者の5人全員で2階まで運び込みました。  ?・・・筆者も搬入を手伝っている?(中央を持っています)・・という事は誰が撮影をしているのか??・・、真夏の夜の怪奇、この文を深夜に読んでいる貴方。ほら、振り返れば貴方の後ろにもカメラを構えた見知らぬナニモノかが・・・。

    見知らぬ何者かはさておき、本日は同時に社内検査を行いました。工事中についたキズなどないか各箇所をじっくりと見て回ります。監督と筆者以外のスタッフも現場に駆け付け、いろいろとチェックします。

    テーブルは8人が掛けられる大きさ。お知り合いを招いてのホーム・パーティーも十分にできるだけの大きさです。

    続々と搬入される家具。1階の書斎にはブルーが鮮やかなソファが搬入されました。これを開口部に向けて設置。書斎で仕事を終え、ちょっと一息という時に東山の夜景を臨みながらくつろぐために景色が見える側に座れるようにこの向きになています。

    冷蔵庫や洗濯機などの家電も搬入されます。業者さんにより設置作業も行われました。比較的大きな洗濯機でしたが、反対面の壁にタオル掛けを取付けるため出入口を少しずらした仕様としており、洗濯機の前面が飛び出るのではないかとハラハラしていましたが、ピッタリと前面が揃いました。

    玄関収納のカウンターに置かれた陶器。来客の目を引くちょっとしたアクセントです。

    まだまだ搬入される家具。組み立て式のデスクの梱包を解き、六角レンチ1本でできる棚付きのデスクを組み立てました。s様ご本人が組み立てられましたが、本日は家具業者、家電業者の采配を振るい、古荷物の整理を行い、自前で家具も組み立てる。まさに獅子奮迅の働きです。

    トイレ内手洗器前のミラー取付。s浦サッシによって圧着施工で取付けられます。カウンターから天井までの寸法ピッタリ。ホテルなどの内装を思わせる空間となりました。

    アイランドキッチン前のバー・スツール。カウンター越しにも4人が掛けられます。このLDK及びセカンドリビングであるウッドデッキテラスでは、会食など行われた際、いったい何人まで参加できるのでしょうか。

    本日最後にリビングに据えるソファセットが搬入されました。一見すると梱包ごと2階に運び込まれると梱包材を持って下りなければならず手間のように感じましたが、家具屋さんによれば外で梱包を解いてしまうと非常に持ちづらくなるためだそうです。

    ソファが並べ終えられ、非常にゆったりとしたラグジュアリーな空間になりました。壁にかかる絵画も相まって、美術館の一角のような趣き。ダイニングの章でも書きましたが、いったい何人が同時に掛けられるのでしょうか。

    本日のs様のミッションとしてもう一つ、階段の手摺のネット取付作業があります。このごろ階段などの『高低差』に興味を示し始めたaちゃん。この住宅は生活のメインが2階にあります。手摺子の間から人だけでなく物も落ちないようにネットを張ります。手摺子の塗装に合わせたブラックのネットです。

    屋内階段のネット張り完了。チープな素材ながらこれはこれで趣きがあるのではないでしょうか。

    1日かけて盛りだくさんの搬入量と作業量。興味深い家具ばっかりでしたが、また完了前に落ち着いてじっくりと拝見したいものです。


    2023.07.11

    見学会には間に合っていませんでしたが、玄関のブラケットライトが取り付けられました。こちらもかのルイスポールセンのライト。玄関内がちょっとしたお洒落な空間になりました。

    s様が少し荷物を搬入されましたので少しお宅拝見。リビングの東と北の壁にはホワイトのクロスを背景として、絵画が飾られました。まだテーブルやソファが入っていないこの時期に見ると、なんだか美術館のような趣があります。

    普段はお引渡し前の家具もなにも入っていないタイミングでしか撮影できない筆者。こうして少しでもインテリアを入れてもらえますと、臨場感が演出されて非常にありがたいです。

    キッチン脇の棚にはウイスキーなどのボトルが整然と並び、お洒落なホーム・バーの趣が感じられます。こうして見るとボトルもキレイなインテリアに見えてくるから大したものです。ついつい接写してしまいました。


    2023.07.09

    この土日に完成見学会が行われました。外が梅雨の真っ只中で非常に蒸し暑い季節ですが、2階LDKのエアコンは取付けられましたので前日からフル稼働。当日は玄関開けて一歩入れば非常に涼しい中で行う事ができました。

    通常ミノワが行う設計空間とはまた違た趣きがあり、見ごたえのある見学会だったのではないでしょうか。

    s様も見学会の様子を見に来られました。引っ越し後には自分の部屋となる子供室を確認中のaちゃん。齢一歳にしてすでに一国一城(一部屋)の主。この出来栄え、気に入ってもらえるでしょうか。


    7月8日、9日(土、日)見学会のご案内はこちらから

    2023.07.03

    梅雨時のゲリラ豪雨の合間を縫って外構工事が進んでいます。今回は敷地に法面(斜面)があり、その部分の整地をしたと思った先から雨が降って少し流れていってしまうので、だいぶ難儀をしながら進めていっています。

    内部はクリーニング工事のために床養生がめくられています。シックなウォルナットの床板があらわれました。濃い色で落ち着く床の色合いです。


    2023.06.30

    ついに通電が施され、各箇所の照明器具に灯りがともりました。まだ午前中に撮影しているのでどれくらい光の恩恵を受けられるのか夜に見るのが楽しみなところです。

    s様が選択された印象的な照明器具。ルイスポールセンのものですが非常に面白い形をしています。

    各所に施された間接照明は柔らかいあかりの雰囲気を作り出しています。

    一部照明器具の位置を変えたので、壁から出される配線の位置も変えたため、補修を行いました。


    2023.06.26

    改めて据え付けられたキッチンを別角度から見てみました。無事に据え付けられているようで何よりです。ここから配管や配線の接続に入りますが、やはり設計士さんの考えられる配管経路はなかなか一筋縄ではいかない所があり、まだまだ気は抜けない状態です。

    各部屋の建具の吊り込みも終わりました。が、これら建具は表面にクリア塗装を施しますので、この後現場内で養生をしつつh屋塗装さんによって上塗りがかけられていきます。


    2023.06.23

    梅雨で雨続きの季節、着工時に草刈りをした敷地内にも再び雑草が伸びてきました。

    本日はいよいよキッチン施工。LDKが2階にあり、キッチン、対面キッチン、収納部とキャビネットが非常にたくさんあるため、また非常に重量のある天板を楊重するため、先日の鉄骨階段に続いてまたまたレッカー車の出番です。

    こういう時にレッカー車があると非常に助かります。画面でわかりにくいですが時折小雨のぱらつく天候。幸運にも吊り上げ作業の時間帯ピンポイントで上がってくれたので作業が非常にスムーズです。 運送のトラックから4人がかりで降ろしたキッチン天板。これを人力で2階に上げる可能性があったかと思うとゾッとします。

    ブツが運び込まれたLDKの様子。据え付ける場所を除いてまさに足の踏み場もないくらいキャビネットや部品であふれかえっています。

    心配していた小窓サッシ枠上と勾配天井の間に収まる吊戸棚も何とか収まったようです。

    数時間後

    筆者も組立作業を見ていきたかったですが、別件の仕事のため後ろ髪を引かれる思いで現場を後にしました。夕方になりほぼ完成くらいの時点でs様が現場に赴き写真を撮ってくださいました。木調とホワイトの空間の中に突如として現れたシックなグレーの一団。どちらかと言えばナチュラルな素材でまとめられていたLDKのアクセントとなるべきカラーリングです。

    普段のミノワの住宅の造りとは一味違う今回のs様邸、ご厚意により住宅完成見学会をさせていただけることになりました。ぜひご来場をお待ちしております。

    見学会のご案内はこちらから


    2023.06.21

    本日はあいにくの雨天ですが、昨日の時点で塗装を終えていた外部階段が外壁の色とマッチしてシックな装いとなりました。天気の良い日程で塗装できて良かったですね。

    その他内外部では各設備機器の取付真っ最中です。どれがどの部屋に取付ける設備であったか、メーカーや機種が多彩で迷いますが、図面に沿って粛々と作業が進められていきます。


    2023.06.19

    照明器具や設備機器などの取付工事に入りました。いよいよ内装が仕上の最終局面に入っていきます。もう少しで住宅として生活できるくらいまでになりそうです。

    s様も洗面台のミラーなどどのように取り付けようかと試行錯誤中です。


    2023.06.15

    外部の鉄骨階段が製作した工場から搬入され、レッカーも来場しての据え付け作業が行われました。さすがのこのド迫力の眺め、階段はグランドレベルから2階のデッキへとつながる動線上に配置されます。

    階段を固定するための作業中、微調整も人間の腕力程度ではできませんので、レッカーで絶妙に釣り上げた状態で行われます。

    階段の手摺を固定して設置作業は無事に完了しました。庭からデッキ、デッキからリビング、リビングから庭と、2兄弟の駆け回る範囲が無限に広がりましたね。

    内部の仕上げも着々と進んでいっています。養生がめくられるのが楽しみになってきました。


    2023.06.12

    梅雨時に入り屋外での作業の目途が立たない時こそ屋内での作業の進め時です。先回内部枠塗装に来てもらいました塗装のh屋さんに階段木手摺の塗装工事をしてもらっています。

    階段のササラ桁に合わせて手摺子は濃いダークブラウン、手摺は踏板に合わせたウォルナット色に塗分けられています。付近の養生を含めた匠の業。

    リビングのテレビ台も塗装。外側を塗り、内部はそのままとしていますので、塗分けが大変ですが、こちらもしっかりと養生して塗装しています。


    2023.06.05

    クロス工事が終わったので、次なる工事で設備等の据え付けに入っていきます。まずは内装製作家具を運搬、設置しました。

    家具工事に電気配線を絡めて設置するため、同時に電気業者さんにも来てもらいました。

    実際に取付けられる照明器具の大きさを見てみようという事で、現場にあった段ボールで工作。だいたいの大きさの模型を即席で作りました。頭の中ではNHKの『でき●かな』のテーマが止まりません。

    実際に模型を取付けるとこのような位置関係。玄関の照明と位置関係を合わせるための高さ設定ですが、少々干渉するようです。ここからは照明の形を変えるか、高さを変えるか検討のしどころです。


    2023.06.01

    内装クロス工事が完了しました。今回使用した品番は1種類のみ。木材の仕上げとの対比を象徴づけるべくシンプルに収められました。y本さんも部屋別に複数の品番で迷うことなく、あっという間に終えていきました。

    洗面室やロフトの床にはクッションフロアを採用。少々塗れたり汚れたりしても掃除が簡単な材料です。グレーのコンクリート柄がまたアクセントになっています。

    s様も一度ロフトに上ってみます。本日は来ていませんが、幼い兄弟の遊び場になる事間違いなしです。

    s様は普段はご家族と共に現場まで自動車で来られますが、今日はたまたまお一人でしたので、自転車で来られました。非常にメカニカルなマウンテンバイク。スタイリッシュであり、電動であるとの事です。その真っ赤なフレームから、筆者は密かに『レッドスコーピオン』という名前を付けました。


     

    2023.05.26

    バルコニーのデッキが完成していました。約12帖大の広々としたスペース。天気の良い日などはここで過ごすと気持ち良いでしょう。

    aちゃんも早速デッキの上を歩き回ります。弟と二人で駆け回る日が今から楽しみです。

    1階のデッキは棟梁によって製作中。こちらも部屋からすぐに出て歩き回る事ができます。

    内部ではクロスの下地パテ処理が行われています。今回のクロスの職人さんは…おお、またまたまたy本さん、いやあ奇遇ですねえ。何か筆者の現場担当になってきている感があります。しかし今回の現場は普段の筆者の現場の図面のように不必要に捻くっていないので『非常にやりやすい』と、お褒めの(?)言葉をもらいました。


    2023.05.22

    バルコニーのデッキ工事が始まりました。内装下地が終了したとはいえ棟梁の仕事はまだまだあります。2階に広がる広大なルーフバルコニーは防水仕上で完了ではなくその上にデッキを敷き並べる計画です。使うはおなじみエステックウッド。高温で燻し、樹液を蒸発させ以て普及しにくく虫がつきにくいという材料です。

    床から大引までの寸法が小さく、水勾配がついている事に対応するため、フリーアクセスフロアなどで使用される、高さが調節できるプラ束を使用します。


    2023.05.20

    ロフトへのハシゴも棟梁の手造り。s様の身長と比べ、この長さ。ロフト高さも極力低く造ってあります。通常、木材でできたハシゴは重いのですが、できるだけ軽く造れるように寸法などを決定しました。

    ロフトの手摺は、むき出しのトラス構造の雰囲気を損ねないように、シンプルにシナランバーの腰板を建てるのみ。aちゃん達が大きくなったら軽く乗り越えて梁に上って遊びそうです。


    2023.05.17

    m昭鉄工さんが現場調査に来ました。写真では分かりにくいですが、5月半ばというのに真夏のような気温。本日は全国でも熱中症の症状を訴える人が多発したとか。日差しを遮るもののないバルコニーの上もものすごい暑さです。屋根の上では目玉焼きが焼けるのではないかと思えるほど。熱さ嫌いの筆者にとってはイヤーな季節が近づいてきました。

    階段の手摺工事。こちらも当初m昭鉄工さんに加工してもらう予定でしたが、w辺棟梁による木工で組み立ててます。どのように固定すれば丈夫に持つか、喧々諤々の打合せが重ねられこの形になっています。

    バルコニーから東山の眺望を堪能したaちゃん。もう少し工事が進めば、このバルコニーが格好の遊び場になる事でしょう。


     

    2023.05.13

    ついに足場が解体され外観の全貌が明らかになりました。クールなダークグレーのガルバリウム鋼板角波張りの壁面に一部バルコニーの木製横張がアクセントになっています。この木横張は当初の計画には無く、都合によりつい最近施工する事が決定になりましたが、こうして見ると良いアクセントになっているように見えます。

    本日は午後から雨が降り始めましたが、足場職人さん3名の昼飯も食わずの奮闘により、降る前にすべての作業を追えていきました。『終わりましたー』と報告のある頃にポツポツと降り始め。何というタイミング。 見よ!バルコニーからのこの東山の眺望を!

    屋内では昨日打ち合わせたばかりの色を調色して、塗装のh屋さんが早速作業に入っています。この電光石火の段取り、筆者の中では『困った時のh屋さん』と非常に頼りにしている職人さんです。外部仕事の職人さんには申し訳ない事ですが、この3日間雨天の予報であったことも幸いしました。外作業ができないのでその間内部の仕事が進められます。

    先ほどの足場業者さんは大きなトラックで3名でしたが。塗装の職人さんも3名。この屈強な漢たちは駐車場事情を考慮して軽バンに寿司詰めになって現場へやってきました。

    主に建具やサッシの枠、巾木、見切、棚などを着色塗装していきます。

    h屋さんが齷齪働いているのを尻目に、s様とのお打合せまで少し時間のあった筆者は、作業のない納戸の中に即席で机をつくって少しリモートワークで事務作業。ちょっとした書斎気分を満喫していました。(傍らにネス●フェゴー●ドブレンドが淹れてあれば完璧でしたな)


    2023.05.12

    各仕上工事の色柄等のお打ち合わせに入りました。木羽目板部に施す塗装の色目を打ち合わせるべく、塗装のh屋さんに羽目板の切れ端に着色してもらい、実際に当てて確認します。

    カーテンの業者さんも現場に到着し、実際の現場を確認して使い勝手や色柄の検討をします。

    もうすぐ弟が誕生するaちゃん。だいぶ大きくなってお兄ちゃんの貫禄が出てきました。つい最近立って歩けるようになったそうです。兄弟揃って大リビングからバルコニーを駆け回る日も近いでしょう。


    2023.05.10

    大工棟梁による造作工事も大方片付いてきました。造作工事が終了次第、内装や設備の工事に入っていきます。設備を据えてからしかできない造作工事もありますので、棟梁の仕事はまだまだ続きます。

    内装工事に関してはほとんどが内装クロス貼ですが、一部天井や押入内などは羽目板張や押入ボード張りとなっており、仕様としてはメリハリが効いています。

    外部ベランダには通常のアルミ手摺に、道路面からの視線を遮るべく、目隠し板が張られています。通常このような仕様はアルミメーカーで選択できないので、状況に応じて後付けの施工となります。


    2023.05.01

    内装壁石膏ボードの施工が着々と進み、2階の室内の形が見えてきました。元々ワンルームなのでボードを張る前からある程度形にはなっていましたが・・。

    洗面所や収納の入る一角だけ仕上材を変えて特徴を持たせています。広い空間の中でひとつアクセントができていますね。

    1階も壁天井ボードが大部分張られてきました。壁ができる前は視線が向こうまで抜けていたので部屋の形が漠然としていましたが、くっきりと形になり、部屋のスケール感も分かるようになってきました。


    2023.04.20

    階段まわりの異なる高さの天井が複雑に絡み合っています。ここは仕上がってきた時にどのようになっていくのかが見ものです。

    2階の勾配天井の上部は一部ロフトとして使用。手摺下地が形づくられるといよいよ完成形の想像がついてきます。このロフトからの展望、楽しそうです。


    2023.04.11

    先日の黒いイナズマ型が階段部分に掛けられ、踏板を設置。存在感のある二本ササラ桁階段ができました。仕上材で覆われた通常の階段と違い、ストリップ階段形式ですので、視線が抜ける、採光が抜ける、通風が抜けるといった効果があり、空間に奥行きや広がりが感じられます。

    踏板は一枚ずつビス留め、樽栓埋め。樽栓を埋めた後、大まかに鋸で切り、踏板と同面になるように切れ味鋭い鑿で表面を削ります。筆者が見様見真似で日曜大工をする時は樽栓を鋸で切った後、サンドペーパーをあてるのみ。筆者が持っているようなナマクラな鑿では、とてもこのような芸当はできません。

    階段を造ってもらっている傍ら、k池“大”棟梁にはフローリングを張ってもらっていきます。今回のフロアは設計事務所t中さんのご紹介で入手したもの。普段とは規格が違うようですが、そこはそれ、この道ウン十年の手慣れた手つきで作業が進められていきます。


    2023.04.07

    現場内には突如として真っ黒なイナヅマ状の物体が出現。階段を支える骨組みにあたる材料で『ササラ桁』という部材です。いよいよ階段が掛けられ、住宅の動線がはっきりと見えてきます。それにしてもこの材料とにかく重い。設置の際は二人くらいいないと腰を痛めそうです。


    2023.04.02

    棟梁が造作材の加工に行っている間に、現場で壁天井クロスのサンプルの確認です。実際に大判のサンプルを壁に張ってみて検証。考えてみれば複数の候補をこうやって並べて眺める、という確認作業はこういう時でないとできないなと思いました。 現状施工途中で養生に隠れて見えない床板の色も並べて組み合わせを確認します。

    張る面を変えて日照の当たり具合を変えてみて確認。その日の天候、光の当たり具合、見る場所、時間帯によって見え方が変わってきます。また、小さいカットサンプルで見るよりは大面積のサンプルで見るとまた印象が違って見えます。


    2023.03.24

    外装のガルバリウム鋼板角波板が張られていきます。s様が検討に検討を重ねて選択されたクールなダークメタリックグレーの色合いが木目に映えます。外装材を加工する時は結構場所を取りますので、棟梁たちのハイエースは別駐車場に停めています。

    内装は天井下地ができてきています。同じ天井でも下地の高さに何やら段差が・・?これらも下地石膏ボードが張られてきたら徐々に形となって現れてきます。

    2階の天井は大屋根の形に沿ってパインの羽目板が張られています。ほぼ間仕切のないワンルームですので勾配天井も全体が見渡せ、一種山小屋風の内装のように見えます。

    ロフト部分での収まりの打合せ。ロフトの端はそのまま軒桁の高さとなっており、大の漢達が身をかがめながら仕事をしています。


    2023.03.16

    現場内で内部造作収まり等のお打合せを行いました。現場の材料や道具で即席のテーブルとベンチを設置。こういう時に大工さんの持っている道具は便利です。s様ご本人も次第にでき上っていく住宅の記録に余念がありません。

    大屋根のグラスウールは巨大生物のハラワタの中に居るかの如く感じましたが、下地胴縁が這わされると肋骨のようにリアルに見えます。

    外部玄関周りにはアルコーヴ部分にだけ羽目板を張ります。外部にワンポイント木羽目板を張るとアクセントになりますが、メンテナンスを考慮するとこういったあまり雨がかりにならない部分に張るのが良いかと思います。


    2023.03.14

    勾配屋根面にもグラスウールが充填されました。毎度のことながら、こうして真っ赤なグラスウールに囲まれていると、大きな生き物の腸の中にでもいるような感覚になってきます。

    断熱材の上から気密シートを張り始めます。断熱、気密をしっかりと施す事によって潜熱、顕熱いずれの熱も逃さない高気密高断熱住宅ができあがります。

    床フローリングの搬入。筆者も手伝いましたが、流石に若い時のようにはいかず、これだけで一日の体力を使い果たした気分です。


    2023.03.10

    外壁工事下地、防水紙の上に縦向きに通気胴縁を布設して、その上に横向きにさらに胴縁を這わせます。という事は仕上材は縦向きに施工される外壁材となります。こうして防水シートと仕上材の間に隙間を造って通気する事で湿気が滞留する事を防ぐ外壁構造です。

    施工するのはy江板金さん。本日は3月の初旬にして5月並みの陽気。y江さんは岐阜県白川から来てもらっていますが、『上(白川)とは全然気温が違う』と汗だくです。

    既に軒天井は施工済み。ランダムに節が入る木目のパイン材を使用しています。

    2階の床合板の上にはフローリングを布設する前に石膏ボードが敷かれます。上階の音、特に堅い物などを落としたりする時に発生する高音を下階にできるだけ響かせないようにします。

    図面をにらみながら棟梁と打合せ。常時、筆者が図面を描いた物件では、本人が現場にいさえすればある程度の詳細はその場で即決できますが、今回は一つずつ設計士さんの意図を汲み取りながらの進行になっています。


    2023.03.02

    この現場を訪れる時はナゼかいつも強風の日が多い・・・。立地条件が原因となっているのか、もう慣れたとは言え風に吹かれると非常に寒いものですが、着々と進んでいる断熱工事のおかげで室内は暖か。養生のために壁に張られていたブルーシートもサッシが取り付けられたため撤去され、開口部からは日照が射し込み、そこまで低くありません。

    2階はワンルームに近い形で間仕切も少なく、隅々まで光が届きそうです。

    断熱工事と並行して、設備の配管、配線工事も進められています。


    2023.02.27

    屋根のガルバリウム鋼板葺き工事が終了していました。実は先日の中間検査よりも前に施工済みでしたが、検査当日は雨と強風で外部まで見れませんでしたが、それより前に終わっていて雨仕舞も完璧でした。まさに『兵は神速を貴ぶ』。

    バルコニーの防水工事も終了しています。こちら側の大きなバルコニーはいつものFRP防水では面積が大きすぎるとの判断でシート防水工事としています。

    本日は東側の妻面に取付けるFIX窓が到着、メーカーからは『重量があるので4~5人くらいで待機してください。』と言われ、若手のk保木大工、h谷川大工にも来てもらい戦々恐々として待っていましたが、物は分割されて納入されるため、重い方でも二人いれば運ぶことができました。

    前面道路が狭小のため、切り返しができない運転手さんのバックを見ている間に現場内ではあっさりと取付が終了していました。(取付けるところが撮りたかった・・)

    東面の窓なので、朝日は燦燦と入りそうです。

    外壁面には順番に断熱材が入れられていきます。こういうところは普段のミノワの仕様でもありますので何となく安心します。


    2023.02.24

    本日も冷たい雨が降り寒い日となりました。現場では残りのサッシも取付けられ、外からの冷気をある程度遮る事ができています。

    本日は工事途中の中間検査が行われJIO(瑕疵保証の検査)と日本ERI(建築基準法の検査)の検査員による確認が行われました。検査に立ち会うため設計事務所のt中さんがわざわざ東京からお越しになりました。特段指摘事項もなく無事に終わり、胸を撫で下ろしたところです。

    せっかく名古屋まで足を延ばしたので、という事で設備業者にも現場に来てもらい、設備収まりの打合せも現場で行います。比較的シビアな収まりですので、無理なく収まる寸法か、確認しながら打合せを進めていきます。

    棟梁と監督は工程段取りの打合せに余念がありません。


    2023.02.21

    サッシを搬入、取付しています。久しぶりに現場で出会ったs浦サッシの親方。昔のアルミサッシ、単板ガラスと違い、サッシ1セットの重量が増してくる現代。運搬、荷揚げに一苦労です。

    来たるバルコニー防水工事に備えて下地工事に余念がありません。南側の広い部分は屋根を兼ねたルーフバルコニーになっていますので、早く防水を完了したいと気が焦ります。

    上棟3日目には来れなかったので、屋根の防水シートがしっかりと敷設されている事が確認できました。裏側は急勾配のため、作業用の屋根足場が組まれています。これで一安心です。

    上棟日よりはちょっと遅れましたが、筆者の個人的な儀式を行いました。南東に東山公園のタワー、北西にナゴヤドームを臨むことができます。少し小高い高台にある立地から麓ではそよ風でもこの現場はかなりの強風となります。少し気を抜くと体が持って行かれそうです。


    2023.02.18

    上棟後の電気配線お打合せを現場にて行いました。上棟式は現場内で行いましたが、s様は2階へ上がるのは初めて。十分に気を付けながら現場ハシゴを上がり、2階へ到達した時の大空間は壮大なものがあったかと思います。電気お打合せも少々の変更を加え、無事に終了しました。

    週末の雨天に備えて大バルコニーにはブルーシートのテントが張られています。日の光が透過して真っ青な空間が生まれました。上棟日以外にも『百発百中の~』の威力を存分に発揮しています。


    2023.02.14~15

    巷ではVdayと呼ばれる本日、気温は低いものの朝一から雲一つない好天に恵まれて上棟作業が行われました。

    本来は数日前に行われる予定でしたが、その日は雨天のため本日に順延となりました。これで昨年1年を含め直近に行われた4~5件、筆者の携わる現場全てで上棟予定日に雨が降り、その確率実に100%。その驚異的な打率から『百発百中の雨男』として限りなく汚名に近い勇名を馳せる憂き目にあい、関係者やお施主様に大変ご迷惑をおかけしました。

    気を取り直して作業開始です。現場は広いのですが、重機を据えるのにお借りしている2項道路と建物との距離が近いため、だんだん建物が建ちあがっていくにつれレッカーの運転手さんの視界が塞がれていきます。応援のs戸大工さんと無線で連絡を取り合いながら材料の楊重作業を行います。

    2階床部分の胴差や梁が組まれていきます。いつも思いますが大工さんはこのような高さ慣れてしまえばあまり怖くないのでしょうか。

    今日はたまたま道路から敷地へ下水道管を引き入れる工事ともバッティングしてしまいました。本来なら上棟は数日前でしたのでここまで混雑しなくても良かったのですが、これというのも『百発百中の(以下略)。幸いにして通過交通のない道ですので、道路工事と建て方と譲り合って作業を進めます。

    2階の床下地合板が張られました。これで2階以上の材料も置け、安全に歩き回る事ができます。

    外壁の耐力面材には強化石膏ボードを使用。普段は『モイス』や『ハイベストウッド』という物を使いますが、折からの材料不足や資材高騰を踏まえて、その時々で使えるものを選定して使っていく事になります。

    この現場一番の要衝である棟と梁の組立に入りました。普段の木造住宅では見られない特注の金物が集成梁にセットされています。これは果たして・・

    その実はs様熱望、設計士tさん肝煎りの『木造トラス構造』です。梁にセットされた金物は各材料の接点を固定するためのものです。金物の穴と梁に開けている穴を一致させておき、ドリフトピンと呼ばれる金属ピンを打ち込んで固定します。通常の接合金物では持たない力でも持たせる事ができるそうです。

    ※トラス構造とは:下の梁、左右の柱、上の柱で加工を組んでいく木造軸組み工法にも筋違(斜め材)を入れて水平方向の外力に対して抵抗させる、という構造は日本の在来木造住宅でも見られますが、トラス構造は強固な三角形の形状を連続させる事で架構そのものを大きな梁として考え、鉛直荷重、外力による曲げの力に抵抗させる構造です。もちろん水平の力にも抵抗しています。

    通常の木造住宅の架構であれば、梁の下部が無柱となるスパンは4~5mくらいが限界と思われますが、今回このトラス構造を入れる事で約7m弱のスパンを柱無しで持たせ、2階リビングに物理的な開放感をもたらす効果が得られます。

    参加した大工さん全員でああでもないこうでもないと初めて取り組み、途中、梁の自重による施工誤差にも対応し、無事に組み上げる事ができました。

    できあがったトラス構造に対して登り梁をかけていきます。こちらも通常の木造住宅の和小屋(母屋と束で構成される水平材による架構)とはせず、ある意味トラス構造を組んでいきます。

    この住宅の架構のもう一つの難所、隅棟の登り梁を入れていきます。基本的には切妻屋根としたいところですが、道路面に対しては前面道路斜線制限をクリアするために寄棟屋根としています。・・ここまではよくある話ですが、この住宅の棟は建物の幅に対して中央になく偏心しています。したがって隅棟も45度の角度にならず、屋根勾配もすべての面で違うので梁同士の接合部のプレカット加工も困難を極めたと見え、トラスと同じく自重による施工誤差もあり、なかなかすんなりとは入っていかない状態です。

    何とか無事に登り梁の組立まで終えたところで本日の作業は終了。辺りは暗くなり、眼下に広がる名古屋の夜景が疲れた体と、普段とは違う架構に知恵をひねった頭と、『百発(略)の傷心を癒やします。

    最後に上棟式が行われ、s様ご多幸、工事の無事を祈願しました。s様、本日はおめでとうございました。

     

    上棟二日目、屋根登り梁加工の細かい材料を入れていきます。棟の偏心により、裏面の屋根勾配はなんと9/10!(表は4/10)ほとんど壁のような勾配です。

    土台伏工事の時のように登り梁に対して等間隔に小梁を入れていきます。やっぱりこうして整然と並んだ架構は美しい。

    登り梁、小梁の加工の上に厚合板を敷きます。こうする事で2階の床と同じように小屋組みにも水平方向の剛性を持たせる構造計算がなされています。

    裏面の合板留め付けの状況。こうして見るとこの強烈な屋根勾配。屋根というよりは断崖絶壁に近いものを感じます。

    厚合板の上に透湿防水シートを敷き、その上に垂木を敷きます。切妻屋根の端部だけはあらかじめ工場で井桁状に組んだユニットを吊り上げて設置。屋根の端まで登り梁架構のため、母屋をはね出す事ができず、ケラバ(屋根の軒をはね出す部分)を構成する事ができません。こういう場合は垂木を屋根と平行にはね出してケラバを造ります。

    その垂木の上から更にうす合板張り、これで屋根の防水紙下地ができあがりました。

    ナゼ厚合板と薄合板の下に垂木を挟むのか?? 屋根の小屋組みにも湿気や熱気が溜まります。また、厚合板はそもそも屋根下地という役割よりは水平剛性を負担させる材料ですので、登り梁と厚合板の間にはその湿気などを通す空気層はつくる事ができません。という事で垂木を厚合板からはね出す形で敷設しておきその上に薄合板を乗せる事で、軒を造り、その軒から垂木の間へ自然給気し、湿気などを棟から排出させる構造になっています。

    両日とも夕方になるにつれ、住宅の立地条件も相まって屋根の上では強風に耐える作業となりました。裏側の急勾配の屋根は合板を持ったままの作業は風にあおられて危険と判断。二日目の作業はここまでで終了となりました。


     

    2023.02.09

    先日の作業に引き続き本日も土台伏工事です。構造上基礎コンクリートの上に載せる『土台』は先日伏せ終えているので、この日は1階床を支える『大引』と『小根太』を施工。

    0.91m×1.82mの厚合板をさらにこの上に伏せていくのですが、その合板に対し『日』の形に留め付ける釘がしっかりと効くように格子状に組まれていきます。整然と並んだ材料は非常にキレイに見えます。


    2023.02.04

    来週に控えた上棟に先立ち、土台伏せ工事が行われています。さらにその土台伏せに先立ち、基礎内部外周周りに水平スラブ面の断熱材が敷設されています。土中を伝って損失される熱は基礎外周周りから1mまでという理論に基づいて外周周りのみ断熱材を敷設。理論上床下空間は屋内と同等の熱環境とみなされます。

    土台を敷く前に基礎立上り天端には気密シートが敷かれ、基礎コンクリートに残る水分が土台木部に浸透する事を防ぎます。

    断熱材の敷設からかかっていますので本日は土台まで。明日以降床束や大引、床合板の敷設に入ります。もちろん養生は行いますが、上棟まで雨が降らないことを祈るのみです。


    2023.01.25

    本日は内外装のお打合せのため、この住宅を設計した設計士さんがはるばる東京からお越しになりました。新名古屋駅まで迎えに行き、そのまま現場へ直行。基礎工事の仕上がりや周囲の状況を改めて確認しました。

    数年に一度という寒波が襲来した本日ですが、気温が低い以外は雪の影響などもなく無事に新幹線が走ったようで安心しました。

    その後江南営業所へ移動し、s様と合流。仕上げ材実物のサンプルを交えて完成後のイメージ。なかなか小さいカットサンプルだけでは仕上がりの全体像を想像するのは難しいですが、お互いに意見を交わし、設計士さんや我々は過去の施工例を踏まえて、s様にご説明を加えます。


    2022.12.29

    玄関部分、ポーチ部分の下打ちコンクリートが打設されています。地盤面から1階に上がるために階段状になる部分で、仕上げの段階1歩手前の高さまでコンクリートでかさ上げをしておきます。年内のコンクリート工事はひとまず終了です。


    2022.12.19

    型枠養生期間が終わり、一斉に撤去されました。年内は玄関土間の下打ちなどを行い終了になりそうです。


    2022.12.07

    礎の立上りコンクリートが打設終わりました。しばらくは型枠を存置したままコンクリートが所定の強度に達するまで養生期間を置いた後、型枠を外します。この後年末年始が絡みますのでょうど良い養生期間となります。

    ベースの部分はすでに型枠が外され、打ち終わった壁面が現れています。


    2022.11.28

    時折小雨の降る中、鉄筋の間に給排水『可とう管』を設置する作業を行っています。今回は申請そのものはしていませんが長期優良住宅仕様に求められる配管の可変、メンテナンス性を保つため、可とう管の中を配管します。いざという時に配管を交換できるようにするため、完全にコンクリート内に埋め込ませないようにするための配管です。言ってみれば『配管のための配管』です。


    2022.11.25

    基礎配筋工事があらかた終わり、配筋検査にやってきました。普段の現場で敷設される配筋に負けず劣らずの鉄筋量。

    そして縦横に走る地中梁。知らない人が見たら『マンションでも建つのか?』と間違えられる事も頻発です。


    2022.11.21

    防湿シート敷設の上、捨てコンクリートが打設されました。遺跡の発掘現場のような光景です。捨てコンは強度に影響するものではなく、地面に直線の墨を出したいために出せするもので、その墨を目印に鉄筋を組んでいきます。


    2022.11.15

    深い基礎部分の養生期間を終え、内側の土を埋戻しに掛かります。ここで基礎工事の第一段階は終了。この後上段部分の整地、配筋工事が始まります。高低差のある敷地の工事はまずこのように段差解消をどのような工程で行うか、検討を要します。


    2022.11.07

    外装のカラーをご検討されるお打合せを行いました。無数の組み合わせの中からサンプルとイメージだけで決定するのは非常に至難の業ですが、直感を信じてご選択されます。同じサンプルでも屋内で見るのと外光で見るのと、画面越しで見るのとではいずれもかなり印象が違います。建物全体に施工された際にはどのように見えるのでしょうか。

    遠方にいる設計士さんともZOOMを介してお打合せを進めました。今回は名古屋市の風致地区に建つ住宅という事もあり、申請上、どのような色で外観が形成されるか、というところも重要な要素です。


    2022.11.03

    まずは下部のベース部分のコンクリート打設が行われました。人の背丈ほどの深さの部分の仕事ですので、道具を持っての上り下りなど非常に大変であったと思います。


    2022.10.31

    深基礎部分の配筋が施工されましたので配筋検査に訪れました。擁壁のように立ち上がる基礎にコンクリートを打設して固まったら周囲の土を埋め、その上の部分の配筋工事が行われます。下の段に表示板やスタッフ(目盛りが付いた物差し)を持って降りるのも一苦労です。


    2022.10.28

    キッチンのカラーを確認しにT社のショールームへやってきました。設計士さんとのお打合せである程度のカラーイメージはついていたとの事ですが、実物をご覧になって大いに迷われます。ショールームで体感すると実際の大きさや質感もわかり、選択肢もよりどりですので、確かに迷いが生じて不思議ではありません。

    ベビーカーの中で泰然と行方を俯瞰するaちゃん。

    実際の最終決定はもう数か月後ですが、それまでいろいろと試行錯誤が続けられます。


    2022.10.21

    こうして人の背丈よりも高い型枠を見るとかなり大掛かりな現場に見えます。敷地に2.0m近い高低差があるため、その部分にかかる基礎は必然的にこれくらいの高さとなります。これだけ物々しい型枠は筆者も自分の現場では初めてです。


    2022.10.18

    昨日とはうって変わって晴天で作業も非常にやり易い天候です。丁張り作業によって出した位置、高さを元に基礎打設のための土の掘削作業に入っています。急斜面の上部からショベルカーで伸びるいっぱいにアームを伸ばして斜面下の土を掘っていきます。

    結構な量の土が出ます。


    2022.10.17

    基礎工事が開始されました。あいにくの雨天ですが、職人さんたちは慣れたものです。手際よく杭や貫を打ち付けていきます。

    急勾配の高低差がある土地ですので水平垂直を見る測定機器も何度か位置を変えながら測定しています。

    たまたま散歩中のご近所の方も、一体何が始まるのか?と興味津々の様子です。


    2022.09.29

    この夏の間に伸び切ってしまった雑草を伐採しにやってきました。と言っても筆者は別件で到着が遅れ、その間にo本君とk保木棟梁の若手コンビがほとんど刈り取ってくれました。

    すっきりとした敷地全景。その代わりにトン袋(画面に写っている茶色の袋)に4袋ほどの雑草が詰め込まれるというかなりの重労働が強いられたようです。斜面から引き上げるのも一苦労。

    『ヌスビトハギ』と呼ばれる繊維に引っ付いて取れない雑草がわんさかと生い茂っていました。その中に身を投じようものならたちまち衣服は草だらけ。全部落とすのに1時間くらいかかっています。


    2022.08.21

    名古屋市の東山公園にほど近く、坂道の多い住宅街で高低差のある敷地でご検討のs様邸の建築が始まります。

    今回はs様のお知り合いの設計事務所の設計による住宅です。さすがは手練れの設計士さんの図面で、緻密に描かれた図面を読解する事から始めて、積算にもかなり時間がかかってしまいましたが、いよいよ工事スタートです。