社長ブログ

21/05/07

家造りと林業

  • 風が吹けば桶屋が儲かるということわざがあります。それほど遠い因果関係では無いのですが、今住宅業界ではCOVID-19を端緒とする木材の供給不足に陥っています。

    直接の原因は、COVID-19対策のために世界各国の長期金利が歴史的な水準まで下がったことです。これにより米国を中心に住宅バブルが発生し、日本への供給が絶たれました。今まで輸入材に頼っていた大手メーカーが国内産木材を求め、内地材の品不足と高騰が続いている状況で、弊社も大変苦労しています。
    日本の山林資源は豊富なのですが、山元の供給は一足飛びには増えません。それでも現在、供給を増やすべく努力しているようです。日本の林業は数十年不遇の時代が続いていますが、最近は林業をやりたいという若者もいて、少しは光が見えてきたのかもしれません。