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OB様お宅訪問記

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最初から最後まで
棟梁一人で丁寧に建てた家

  • ミノワとは家族のような長いお付き合いを続けてきたK様ご夫婦。
    当時では珍しい高気密・高断熱の家が完成して、早15年が経ちます。当時の思い出や現在についてお伺いしました。

    森

    《 家族のような関係性 》

    K様ご夫婦との出会いは今から30年ほど前。弊社社長の藤井と山へワラビ取りに一緒に行ったそうです。当時お付き合いのあるお客様は、ご飯を呼んだり呼ばれたりと、お客様というより“家族”のようでした。そうやってコミュニケーションをとるなか、「人間は万能ではないから、信頼できる人の知恵を借りて進んでいこう」という信念をもったご主人に、平成9年ごろに家づくりをお願いされました。「まず家を建てるときに話したのが、当時では珍しい高気密・高断熱の家。どんなことをするのか想像もつかず、そんないいことばかりではないだろうと半信半疑でした。けれど実際に住んでみて、冷暖房の効きが良いということが分かりました。日中は暖房なしで大丈夫でして、とても快適な暮らしが楽しめています」。

    《 快適な老後の住まいに 》

    元々はずっとご商売をしていたK様。以前は店の裏と2階に住んでいたのですが、ご主人が病気を患ったこともあり老後の住みやすい家を建てようと決めたそうです。「昔の家は上がったり下がったりの継ぎ足しの家でしたからね。隣に7階建ての建物もあったので、日中お日様がでているのかも分かりませんでした。商売をやめたあと快適に生活できるようにと、そして将来車いすになることも考えてバリアフリーの家を建てようと思いました」。今でも元気いっぱいのご主人ですが、車いすになることを意識して天井を高く作りました。使用頻度が多いトイレは車いすでもスッと入れるよう大きく、玄関には段差を考えスロープを設置しました。「以前の家で母が倒れた時は、車いすの生活がとても大変でした。ほんの数センチでも上げ下げのパワーが入りましたね」。K様のそういった経験があったからこそ、家づくりに大いに活かすことができました。

    《 信頼のおける棟梁の仕事ぶり 》

    完成して今年で15年目。とにかく日当たりがよく暖かいと喜んでもらっています。当時も現在も変わらず、家を建てるのは基本的に大工一人。大勢の人手が必要な時は臨機応変に対応していますが、棟梁が最初から最後まで丁寧に仕上げます。「大工さんの仕事はとても順調で、滞ることは一切ありませんでした。昔街中で商売をしていた時内装をしてもらったことがあったんですが、ミノワさんはやり方が全然違ってとても丁寧で。寸法を測るというのはどこも同じだと思いますが、細かいところにまで気を使ってくれているのがよく分かりました」。建築中は毎日のように現場へ足を運んでくれたK様。工事の最中もさまざまな相談をして一緒に作り上げました。

    《 大勢が集まる家 》

    K様邸で特徴的なのは、とても広い居間。普通のアパートなら4つに仕切った部屋だと言われるほどの大きさです。そのおかげで人が集まってものんびりすることができるそうです。「こんなに広くても暖かい。息子夫妻が遊びに来た時は、嫁が『私も高気密の家にする!』と大変気に入ってくれました」。ずっと続けられてきたご商売をやめてからのお引っ越し。完成後に大きな荷物以外はお二人で運ばれたそうです。「引っ越した当初は、それはそれは気持ちよかったですね。それまではどうしても店を大きくとりたかったので家は狭くなっていました。本当に快適です」。

    《 いつでも相談できる関係 》

    家づくりをまかせるというには、なかなかの一大決心。信頼してまかせてもらえたことをとてもうれしく思います。「人をそう簡単には見極めることは難しいと思いますが、自分なりにお任せできる人に頼めて良かったです。そして建てた後もメンテナンスをとても親身にやってくれます。丁寧で早いんですよ。建てて時間が立てばあちらこちら痛みます。だからこそ、スピーディーなアフターフォローには本当に助かっています」。形あるものはどうしても壊れるのでメンテナンスは欠かせません。毎年年末近くに、「どこか悪いところはないですか?」とお伺いしています。「商売をしている時だと何らかのときに相談できる人は常にいたけれど、引退するとそうもいかない。そういう点で、毎年必ず状態を見に来てくれるのはとても助かります」とご主人。これからもずっとお伺いさせていただきます!